チビのおしゃべり日記

お星さまになったチビへ
どんぐり母ちゃんが語りかけます。
ねえ、チビ・・・聞こえる?

それぞれの役割

2023年05月18日 | 日記
 当時、田舎では犬やネコを飼っている農家が多くありました。
どんぐりの実家でも数匹のネコと一匹の犬、そしてニワトリを飼っていました。
 それぞれに、きちんとした役割が有り、犬は番犬として、ネコはネズミ捕りのお仕事を、
そしてニワトリは家族の栄養源となる卵を毎日せっせと生んでおりました。

 今回は、当時、実家で飼っていた飼い犬(コロ)の事について少し書いていきたいと思います。
コロの家は、玄関の横に別宅(通称犬小屋)として建てられており、入り口には『コロ』と
明記された表札が取り付けられていました。
 冬になれば防寒用として、家族の匂いがタップリ染みついた古毛布を何枚も入れてもらい、
嬉しそうに、フガフガ言いながら古毛布に鼻を押しつけていました。
 夏は、やぶ蚊が多く出る為、庭先に缶入りの蚊取り線香を焚いてもらい、煙が立ち込めても
気にするでもなく、夜風にあたりながら涼しそうに外で寝ていました。
とは言っても、そこは番犬、一度、物音の気配を感じると、夜中だろうがなんだろうが
迫力ある声で侵入者を威嚇し家族に異変を知らせていました。
 時折、家族からは『うるさいよ!!』っと怒鳴られても、めげるでもなく、いじけるでもなく、
ただひたすら番犬としての忠義を貫いておりました。
 昔の犬は、ペットと言う感覚はなく、あくまでも家を守る番犬として飼われていたと思います。

 その後も、番犬として何代も続いておりましたが、どんぐりが実家を離れた頃には
ペットして家の中で大切に飼われるようになり、食事も缶詰やドックフードに変わっていきました。
 コロの時代は、家族の残り物に味噌汁をかけただけの粗末なご飯でしたが、喜んで食べていました。
その分、色々な病気にかかる割合も多かったと思います。
 昔と違い、現代はペット用のご飯も多く販売されており、また犬猫病院が増えたことで、
病気の早期発見で健康寿命も長くなりました。
 それに伴い寿命が長くなった分、痴ほうと言う病気にもなりやすくなった気がします。
                                               
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  次回は、同じように実家で飼われていたネコについて書いてみたいと思います。


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