チビのおしゃべり日記

お星さまになったチビへ
どんぐり母ちゃんが語りかけます。
ねえ、チビ・・・聞こえる?

今日のお話は、ぜ~んぜん面白くもおかしくも有りません

2015年11月19日 | 日記
まったくもうッ『ブツブツブツ…ブツブツ…』
みなさん、分かります? あたしの気持ち…

爪切り! これは小鳥にとって、かなりストレスが掛ります。
中には、大人しくしている小鳥もいるでしょうが……

あたしは違います!!大人しくなんて出来ません!!暴れまわります!!噛みつきます!!

今までは、父ちゃんと母ちゃん二人係で、か弱いあたしを無理やり押さえつけ、
あたしの爪を切ってましたが、慣れと言うのは恐ろしいものです。

今では、母ちゃん一人でも、あたしの爪を切れるようになりました。

まず、この一声にいつもだまされます。母ちゃんの優しい猫なで声が聞こえます。

『チビちゃ~ん、抱っこして上げるからいらっしゃ~い』

…っと、だまされたと思った時は、もう遅い
グローブのような手で、むんずと鷲づかみにされます。

そして、後ろに隠し持っていたニッパーをもろに見せつけます。

これってだまし討ち見たいでしょ?

この時はあたしも怒り心頭しています。

でも、母ちゃんの太い指が、あたしのか弱い首根っこを押さえつけ
離そうとしません。


そして、心の準備が出来ないまま爪を切られます。



だから、あたしは母ちゃんに言ったのです。

かあちゃんッ!あたしだって心の準備が必要です!
『不意打ちをかけるなんて卑怯でしょッ!』
『母ちゃんには、武士の情けって言うのが無いのッ!』

分かりました。母ちゃんにも武士の情けはあります。
では、チビちゃんも、日頃から心の準備をしておいてね。

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それからと言うものは……

わざとらしく、いつもあたしの目につく所に、この爪切りを置いてます。


こんな物、目の前に置かれたら今日か明日かと、
毎日が不安で眠れないでしょッ! 心臓に悪いわよッ!
こんなことなら、ハッキリと『今日切る』って言ってもらった方が気が楽かも…

ホント?? じゃあ、善は急げ! すぐに切りますよ~

『………』言わなきゃ良かった




続編 どんぐり母ちゃんは、こんな人 2

2015年11月11日 | 日記
皆さん、こんにちは~♪
あっという間に一週間が過ぎてしまいました。


正直、あの記事を書いた後は、どなたも寄り付かず閑古鳥の鳴くブログになって
しまうのでは…っと、思っておりましたが、何と皆さん根気よく見て下さってます。
感謝の気持ちでいっぱいです!!

文鳥としてタマゴから『ぴーッぴーッ』と孵って丸3年!! 
鳥生の中でこれほど嬉しい事はありません。ありがとうございます!!

母ちゃんも、自分の赤っ恥を暴露された事など、すっかり忘れ喜んでおります。
かなり分かりやすい性格です。

あたしも嬉しいと気分に乗ります!!とても素直な性格です。 
書く意欲が湧いてきました。
それでは『どんぐり母ちゃんは、こんな人2』に進めていきたいと思います。
最後までお読みいただければとても嬉しいです
   
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今日も、寒空の中、母ちゃんは公園へ出かけて行きました。

グレーの帽子に、これまたグレーのジャケット、そして黒のズボンに白のスニーカー。
(何も持ってなければ、後ろ姿はその辺のおじさんソックリです)

手には、おばあちゃんのおさがりで、色が分からなくなってしまったきんちゃく袋。 
(袋の中身は、スズメちゃんの大好きな粒エサです)

背中にしょっているのは、いつ買ったのか分からないほど、年季の入ったリュックサック。

買い物の、ネギと大根を長いまま入れられるので、丁度良いといつも肩に背負ってます。
(まるで女を忘れてしまってるかのような、見方によっては戦後の買い出しのようです)

でも、公園の中では自然と周りに溶け込みます。そして何故かとても良く似合ってます。

母ちゃんが言うのには、このスタイルはスズメちゃん達にとても好評だと言います。

ホントかな?スズメちゃん達に好評なのは、色あせたきんちゃく袋の中身だと
思うのですが、もちろん母ちゃんにはそんな事言いません。

スズメちゃん達も、今では母ちゃんの来るのを待ちきれない様に、
途中まで迎えに来てくれるそうです。

母ちゃんが歩道橋の階段を下りる時、わずか30センチの距離まで近づき、
階段の手すりを滑るようにして一緒に下りてくると言うのです。

まるで『ねえ、早く早く来て!みんな待ってるから…』と、せかすように母ちゃんの
顔を見上げると言うのです。
(皆さん信じられますか?ふつうは中々信じて頂けないと思います)

もし、母ちゃんが野鳥観察と称してカメラを向けていれば、この様に
スズメちゃんの方から近づいてくることなど殆んど無いと思います。

持っているのが、粒エサの入ったよれよれのきんちゃく袋。
光もしなければ、音も無し。鳴るのはエサの混ざる音だけ…

手を伸ばせば触れそうな、わずか30センチのこの距離間を、母ちゃんは
いつまでも大切にしたいと言ってます。

そんな中、ある出来事が有りました。
前にも書きましたように、母ちゃんは殆んど化粧をしていません。
でも、クリームぐらいは少し付けます。
ある日クリームが無くなったため、近所の化粧品店へ出かけて行きました。

化粧っ気無しのおばさんが、ネギはしょってませんが、カモのごとく
リュックをしょって店に入った瞬間、店員さんは喜んで出迎えてくれたそうです。

クリームだけを買うはずが、いつの間にか鏡の前に座らされ化粧をされる羽目に…

元々、肌の手入れなど一切した事がない、コッペパンのような肌に、
いきなりファンデーションなど塗っても綺麗に馴染むはずなどありません。

いつしか店員さんの口から軽いため息が漏れてきたと言います。

何とか作り上げた自分の力作に『どうです。10歳若返りましたでしょ?』っと満足そうに
母ちゃんに同意を求めたというのです。
(でも、鏡に映った母ちゃんの顔は、まるで旅芸人のような顔だったと言います)

クリームだけを買うはずが結局ファンデーションと、ほお紅まで買うことに……

帰り際、いつものように公園のスズメちゃん達に粒エサをあげようとしましたが、
何故か、スズメちゃん達は遠巻きにして近づいてこなかったそうです。

そして、夏に巣だったばかりのヒナを木の根元に隠すようにしたと言うのです。
(まるで、ここに隠れていなさいね……と言うように)
ヒナは親スズメに言われた通り、木の根元で背を低くしてじーっとしていたそうです。

鳥が色を識別できるかどうか母ちゃんには知る由もないですが、
シッカリと描かれた眉毛に恐怖を覚えたのかも知れませんね。

そして、洗顔後の自分の顔を見て、母ちゃんは唖然としたと言います。

中途半端に、カットされた眉毛は、まるで公家のように『まろは…』の世界に
なってたと言います。

母ちゃんはあまりのショックで涙目になったそうです。

それから、眉毛が伸びるまで、帽子を深々と被って出かける日々が続きました。

それ以来、母ちゃんは二度と化粧品店には行かなくなりました。
母ちゃんが言うには、その辺のコンビニかスーパーのクリームで十分だと言ってます。

あたしも、コッペパンのようなお顏の母ちゃんの方が安心です。





どんぐり母ちゃんは、こんな人 1

2015年11月03日 | 日記
皆さん、こんにちは~♪ どんぐりチビです。
いつも、ブログを見て頂きありがとうございます。
あたしも、3歳になり少しは、おしとやかなレディになりました。

今日は、あたしの母ちゃんの事を色々書いてみたいと思います。
母ちゃんとしては、恥をさらすようで内心ヒヤヒヤしてると思いますが、
そんなこと、あたしには知ったこっちゃないです。
父ちゃんは、散々恥をさらしてきたので今度は母ちゃんの番です!!



うちの母ちゃんは、ほとんどお化粧をしていません。
朝起きて、お顔を洗った後はクリームをちょちょっと塗って、ハイッ完成!!
ものの1分とかかりません。

今どき、どこのネコちゃんだって、もう少し時間をかけてお顔のお手入れをするのに、
うちの母ちゃんはネコちゃんよりも劣ると思います。
ネコちゃんには『一緒に比較するなッ!』って、怒られるかもしれませんが…

勿論、母ちゃんは口紅も付けません。口紅もある事は有ります。
引き出しの隅っこに長年鎮座しています。

昔は、指輪も、ネックレスも付けていたようですが、
今は、肌が痒くなると言い付けていません。

きっと付けたりするのが面倒なだけだと思います。

お隣の80歳になるおばあちゃんの方が、きちんとお化粧してよっぽど綺麗にしています。

他にもまだあります。

父ちゃんも、母ちゃんも、着る物には無頓着! 
お顔と手足が出ればどんな服でも喜んで着ています。

多少のサイズ違いも、ごまかして着ます。
見ていて何の違和感も無いのが、これまた不思議なんです。何故だろう??

ふたりとも、戦後の貧しい時代に生まれたので、
着古しのおさがりは当たり前。手直しは得意になったと聞いてます。

そして、母ちゃんはとても地味な色が好きです。

白、黒、茶、グレー、時々青、 一年中この色で通しています。
これでは、その辺のネコちゃんやワンちゃんと同じ色だと思います。

『こらーッ!その辺とは何だッ!その辺とはッ

あッ!間違ったッ、×その辺じゃなくて⇒○飼われているに訂正します。

でも、ふたりには、こだわっている事が二つあります。

一つは、服は縫製のしっかりしている日本製の服だけを買うそうです。
(型崩れが無く、丈夫で長持ちするからと言ってます。)

その点、多少高くても目をつぶるようです。涙目になる事も有るけど……

二つ目は、母ちゃんも父ちゃんも、月に一度は美容室で髪のカットをする事です。
理由はシャンプーが楽だから、ただそれだけです。

そして最大の難点は、ふたりとも寝癖がひどい事です。どんなに姿勢良く寝ても
翌日の朝になると、オウムのキバタンのような頭になっている事がよく有ります。
ハシビロコウ君の頭にも見えます。


父ちゃんは、お酒に酔うと、時々思い出したように昔の話をします。

若い頃の母ちゃんは、髪が長くそれなりに見られた顔をしていたようです。
父ちゃんは、母ちゃんの美しい黒髪に魅かれ、めでたく結婚の運びとなったそうな…

でも、それは見事に裏切られたそうです。

式が終わって一週間も経たないうちに、母ちゃんは美容室へ行き自慢の長い髪を、
いとも簡単にバッサリと切ってしまったと言うのです。

ビックリした父ちゃんが訳を聞いたら『お風呂を洗うのに、髪が邪魔だったから』と、
たったそれだけの理由で……

さすがの父ちゃんも、結婚詐欺に有ったような気持ちになり2~3日眠れなかったそうです。

そして、能天気な母ちゃんの言った一言!
『髪は生きてる限り又伸びるから大丈夫!』っと、スッキリした頭を撫でながら、
満足そうな顔をしてたと言うのです。

確かに母ちゃんが言うように、髪はその後も伸び始めましたが、
父ちゃんの願いもむなしく、

母ちゃんは、まるで伝書鳩のように月に一度は美容室へ行き、髪が伸びる度にカット。
長かった髪の事など、すっかり忘れてしまったようだったと言います。


その話を聞いた時、あたしはふと思いました。

母ちゃんのクセ毛も髪が長かったから、綺麗なウェーブが出て
素敵に見えたのかも知れない。

それを何も考えずにバッサリと切ったせいで、寝癖のような頭になって
しまったのだろう。

今日も、ふたりは寝癖を直そうと四苦八苦しています。

気にするだけ、少しは洒落っ気が残ってるのでしょうね。

でも、キバタンやハシビロコウ君の頭はそう簡単には直りません。
外に出れば、ひらひらと風になびきます。
    

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あたしは、ここまで書くのに多少の勇気が要りました。

今まで、このブログを見て下さってた方々が、一人、二人と去っていくのでは……
そして二度と戻っては来ては下さらないかも……っと。

少し不安です。なので続きはまだまだありますが、今日はここまでにさせて頂きます。

母ちゃんが泣きそうな顔をしてるので……