突然入院した私のために、
多忙な仕事の合間を縫って見舞いに来てくれた息子。
その後、出張地の尾道市にしばらく滞在していた間も、
私へのエールのつもりなのでしょう、
空いた時間に散策し、スマホのカメラを向けた写真を何枚も撮って送ってくれてきました。
でも、今日の午後、
本来の持ち場へ帰るそうです。
おつかれさま。
ありがとう。
気を付けて。
…… いまはただ、ありふれた感謝の言葉しか掛けられないことを、歯痒く思います。
親バカを晒して言えば、
息子が撮った写真を見ると、
お互い素人同士とはいえ、
目を止めた風景、光景、物を捉える、大げさに言えばカメラアイが、
ボクと似ていることを知ったのは意外な発見でしたし、
正直言って、嬉しさにもなりました。
病は、
今まで気付かなかったいろいろなことを
改めて教えてくれる機会になっています。
息子殿、
気をつけて帰ってください。
君の帰りを首を長くして待つ留守宅の家族にも、よろしく。
神仏を祀ろうと発願するきっかけは、必ずしも喜ばしいものではないかもしれませんが、地域の方の心豊かさを感じます。
人口がそれほど多い町でもなさそうなのに、地蔵の数はそれだけ目立ったのでしょう。
でも、それぞれ地元の人々に大切に扱われているらしい雰囲気を、好ましく思えました。