なんだ坂こんな坂、なんだ坂こんな坂、なんだ坂こんな坂 ……
…と書いても、「なんのこっちゃ?」 と思う世代が、鉄道マニアを除けばいまは多いのでしょうか。
蒸気機関車が坂道を登る時、“がんばってます感” 満載で出す蒸気や煙の排気音、
つまりシュッシュッ・ポッポ、シュッシュッ・ポッポの登り坂バージョンですよね。
そんな蒸気機関車が発するがんばり感を、
私のような昔世代人間は、
登り坂 = 困難に立ち向かう際の励ましととらえ、
好ましく思っていました。
出張中の息子がまだ瀬戸内に居ると聞き、
「実はボク、坂道が好きなんだよな」 と呟いてみたら、
「こんな程度の坂道なら」 とスマホ写真を送ってくれました。
うん、いいじゃん、いいじゃん。
しかも、道端の花を添え、
地面すれすれのローアングルで構図するなんて、ニクイね。
拙ブログのメーンカメラマンの座を狙っているかのような息子の連日の写真投稿に
オヤジは、それもまた良しと、相変わらずの親バカぶりでニンマリしています。
ボクの闘病も
主治医よれば 「抗がん剤治療でいまは白血球が最も少なく、感染症にかかりやすい正念場」 だそうです。
つまり、坂道の一番下?
そうならばボクも
「なんだ坂こんな坂、なんだ坂こんな坂」 と
焦り過ぎず、スローテンポでも、がんばりますから。