すべって転んで、今は幸せ

いつだって、今が一番でいたい! 気分はいつも二十代。みずみずしい感性を持ちたいね。

運命のシャンプー

2009年02月26日 | 美容・コスメ・おしゃれ
ちょっと大袈裟ではありますが、苦節ン十年、あまたのシャンプーを渡り歩き、ついに「これだっ!」という運命のシャンプーにたどりつきました。その名は、ケラスターゼ・パンエイジリチャージ。これ本当にいいんです シャンプー中もすすぎの時も髪が全然からまない。リンスもトリートメントもいらないくらい手触りしっとりなのです。洗い上がり、ドライヤーをかけ終わっても、髪はサラサラで表面はツヤツヤ。今まで傷みのせいかピンピン跳ね上がっていた毛先も、納まりがいいこと!香りも、ほんのりグリーンフローラルでとっても素敵。

ケラスターゼはサロンでのカウンセリング使用が原則で、髪質や頭皮の状態、使用感、などに合わせてナンと20種類近くの異なるシャンプーがあります。ネットで評判が良くても、通販で買って使ってみたら全然自分には合わなかったこともありました
それが先月、いつぞやご紹介したヘアサロンTURにいつものようにカラーリングに行った折、石渡さんから「ケラスターゼのエイジリチャージがリニューアルされて、とても良くなりましたよ」と伺い、即決で購入。もれ聞くところによれば、このシャンプーには髪のタンパク細胞とほぼ近いナンチャラ(難しく覚えられない名前です)という新成分が入っていて、髪の傷んだ部分に入り込んで修復してくれるそうな。であるからして、シャンプー後2-3分はそのまま放置してから洗い流した方がよろしい、とのこと。そして、長期間使えば使うほど、髪が健康になっていくとのこと。
Yes!、3週間経過して、それ実感してますビバ、ケラスターゼ

もともと私は髪が細くて乾燥気味、その上ほぼ月一度のペースでカラーリング(というと聞こえはいいけれど実のところは白髪染め)、年に何回かはパーマもかけたりするので、髪のダメージが激しいのです。カラーリングした時は、ついでにサロンでトリートメントも必ずしてもらうのですが、それでも1-2週間もすると毛先の痛みが気になり出します。それが、このシャンプーを使うようになって髪のハリというかコシも徐々に戻ってきて、毛先の納まりが良くてスタイリングが楽になりました。ウレシッ

今のところ、このパンエイジリチャージの後は、リンスもトリートメントも無しでタオルドライして、それからこれまた巷で「良いワ」と評判のソワン・オレオを毛先につけるだけ。これでドライヤーで乾かせばパーフェクト。コシのあるツヤツヤ、ふんわりの髪になります。


唯一の問題は、お値段。250mlで3,000円。1ℓで7,600円。う~ん、お財布に痛い。毎日ずっと使い続けるのは無理なので、髪の調子も良くなってきたことだし今後は週に2回くらいにしようかな。しかし、思い返せば20年前、アミノ酸シャンプーの草分け「レラ」を使っていたけれど、あの頃で既に「レラ」は1リットルで8,000円してたもんなぁ…. 良いものは高いってことですかね。でもでも、これは、本当に良いです。特に、髪が傷んでいる方、年齢とともに髪の悩みが増えてきた方にはお薦めです

映画「ベンジャミン・バトン」

2009年02月23日 | 読んで、観て
ベンジャミン・バトンを観て来ました。「数奇な人生」という副題の通り、普通の人とは全く逆に、80歳の老人の姿で生まれ、成長と共にだんだんと若返っていく数奇な人生を描いた物語です。3時間近くの長編でありながら、その長さを感じさせず、物語に引き込んでいく説得力のある良い作品でした。アカデミー賞に最多13部門だかノミネートされたというのも分かる気がします。

映画では、ブラッドピット演じるベンジャミンとケイト・ブランシェッド演じるディジーの恋愛を中心に、物語が進みます。作品中、度々出てくる「先のことは誰にも分からない」という言葉、そしてだからこそ今ある一度きりの人生を大切に生きようとうメッセージ。映画を観ながら、私の心の中で湧き上がってきたのは、「一期一会」という日本の茶道の言葉そのものでした。私達日本人は、この映画で改めて問われるまでも無く、人生の無常を常に感じて生きてきたのではないでしょうか。これまた作品中何度も言われる言葉「永遠なものなど何も無い」ことを知った上で、絶対的なのは人は一人で生まれ死んでいくことだけ、という摂理も分かった上で、淡々と生きていると思うのです。この映画のキャッチコピーのように、「人生は素晴らしい!」なんて大仰に叫ぶこともなく。
そういえば、ハミングバードが天に向かって飛ぶ姿が象徴的に出てきますが、あれを見てフォレスト・ガンプの映画の冒頭と最後の場面で出てくる、風に流される鳥の羽を思い出した人も多いのではないでしょうか?


ブラッド・ピットが一人で演じる80歳から20歳までのベンジャミンの顔の変化に興味がありましたが、さすがハリウッドのメイクは素晴らしい。顔は特殊メイクで何とかするとして、年老いて背が曲がり小さくなってしまった身体はどう表現するのだろうと思ったら、ウィキペディアによれば、「全く異なる人間同士を一人の人間として合成出来る画期的なコンツアーなるシステムを世界で初めて導入」したとのこと。本編では老化したブラッドピットの顔だけを切り取り、別の役者の胴体と繋ぎ合わせているのだそうです。画面を見ただけでは合成とは全く判らないほどの精巧さでした。

時々、今現在の知識と経験をそのまま持って、10歳の頃に逆戻りできないだろうか、なんぞと空想する事のある私には、なかなかよく出来た作品に思えました。

MOGAの受注会

2009年02月19日 | 美容・コスメ・おしゃれ
先日、伊勢丹に入っているMOGAの受注会にお招き頂いたので行ってきました。MOGAと言っても、大正時代に流行ったモガ(古っる~いぃ)じゃぁありませんよ~。ファッションブランドの一つです。

昨年の流行語・アラフォーよりもチョイ上の年代の私にとっては、日々の通勤服は悩みの種。

ちょと改まったスーツなんかだと「お受験」か怪しい「開運印鑑売り」のセールスレディみたいになってしまうし、かといってファッション誌に載ってるような若造りではあまりにイタイ。女性は年齢とともに、微妙に(いや大幅にかな?)体型が変化してくる訳でして、Theoryなんか着たくても、ジャケットの腕ぐりのきついこと。これがTheory Leuxになると、今度はサイズが大きすぎて合わないのです
上着だけで軽く15万円以上もするプレタポルテブランドじゃぁ、お財布丸ごと叩いても買えないくらいのお値段だし....

そんな私にとってはMOGAブランドは救世主デス。何よりも、MOGAのパターンというかカットが大好き。肩からウエストにかけてのくびれたラインは女性らしくて美しい。チビの上に、上半身9号、下半身5号という私のアンバランスな身体でも、別々にセットアップが可能だし。お値段は、安いとは決して言えませんが、それなりに納得の範囲(でも、もう少しお財布に優しいと嬉しいけど)。かくて伊勢丹MOGAは私のワードローブの主な調達先となり(あとはアン・クラインと小さいサイズのストロベリーくらいかなぁ)、販売員の皆さんとも仲良しに。そして受注会に呼んでいただくようになりました。

年に何回か開催される受注会に参加したのは、今回が初めてでした。
新宿・伊勢丹7階のレストランフロアの奥の特設会場に、MOGAの春の新作がズラ~ッと並べられて、試着し放題です。  
お隣の部屋では、アン・クラインの受注会が行われていました。

受注会とは言っても、必ずしても注文をしなければならないわけではなく、試着した上で気に入った物があれば、それが入荷した時点でとりあえず取り置きしてもらえる上、連絡もくれるということらしいデス。
お茶とケーキもご馳走になって、気兼ねなくアレもコレもと試着させてもらいました。おしゃれを楽しむためというよりも、なんだかストレス解消のために立ち寄ったみたい

この日Getしたのは、スプリングコート。まだ寒い日が続いているので、これが着られるのはもっと先になりそうです。

鰍嘉で、とらふぐ

2009年02月16日 | 美味しいもの、おいしい場所
先週末は2月だというのに、まるで春のような暖かさでしたね。ぐずぐずしてると「ふぐ」のシーズンが終わってしまいそうなので、久しぶりに有楽町線の千川にある「鰍嘉」まで出かけました。フグというと、高級な感じがしますが、この「鰍嘉」では、実にリーズナブルなお値段で、ふぐの王様「活とらふぐ」を頂くことができます。都内の繁華街であれば5千円からする活とらふぐの刺身が、今なら鰍嘉では一人前2,300円で頂けます。最初の写真は、これで一人前。二人でシェアしても十分OK。もちろん、味は最高!!淡白でありながら、ほのかな甘みと奥行きのある味わいでした。

以前にもこのブログでご紹介しましたが、なんといっても鰍嘉の魅力は、魯山人の星岡茶寮で修業したご主人の丁寧な仕事と味です。冷たいものは冷たくと、全てのお刺身類の器は、注文が入って器が決まったら盛りつけまでに氷で冷やされます。逆に暖かいお料理には、器が蒸器で温められて(しかも、暖め過ぎず適度な温度で)から盛りつけられます。料亭や高級店ならいざ知らず、今時ここまで手をかけてくれる和食のお店はそうありません。刺身の切り口を見ただけで、包丁が良く切れるのも分かります。

久しぶりの訪問だったので、ふぐだけでなく、鰍嘉の美しく上品なお料理を何種類か頂きたくて、コースではなく、アラカルトで色々いただきました。

先ずは、目にも楽しい手作りのお通し3品。


そして、お目当ての、活とらふぐの刺身(最初の写真です)。関西ではこれを「てっさ」と呼ぶのだそうですね。

お次は、ふぐの白子焼。これがあぁた、とっても大きくて美味!! クリーミィで上品な味。臭みなど全くありません。つい最近まで「しらこ」や「うに」って見た目が苦手で食べなかったことを激しく後悔しています。


更にお刺身をもう一品、「ほうぼう」のお刺身です。初めてホウボウっていうお魚を頂きました。白身で、ふぐとはまたちょっと違った旨みのあるお魚で、おいしゅうございました。

もちろん、ふぐの唐揚げも。言うまでもなく、これまた美味!! (このおいしさを説明する言葉がなくて、困ってしまう...)


ぶ厚く切ったさわらの西京漬けの焼き物も頂きました。これがまた、まぁこれだけ厚みがありながらとても上手に焼けていて、いつもならお魚の皮の部分は残してしまいうのに、今回はパリパリと香ばしくて皮まで完食!


まだまだ続きます。これまた好物の生牡蠣もペロリ。


呑んべぇの連合いは、ハマグリの塩焼きも所望。食材も、もう春って感じです


更に牛肉・ごぼうとお豆腐の煮付け、そして締めにすっぽんの雑炊と、自分でも驚くくらい平らげてしまいました。あ~、おいしかった!!

一流の店で修業した職人が作る、まっとうで美味しい和食をリーズナブルな価格で召し上がりたい方には是非お薦めです。
「四季の料理 鰍嘉」東京都豊島区要町3-2-13  有楽町線千川駅3番出口、出てから池袋方面に50歩、ガソリンスタンドの先の角を右折してすぐ、コンビニの隣です。
03-3959-5118
こうした、きちんとした和食を当たり前に出してくれるお店は、もっともっと繁盛してほしいです。

AYURA・ビカッサプレート

2009年02月14日 | 美容・コスメ・おしゃれ
久々のコスメ・ネタです。遅ればせながら、AYURAのビカッサプレートと美容液、ついにGetしました~。 
コスメ好きの間では、昨年秋の発売と同時に話題騒然となったマッサージプレートで、すぐに「あれほしーな」と思っていた、いとしの君です。相乗効果が期待できるという、ビカッサフォースセラムというマッサージ美容液も同時購入しました。

陶器で出来ている独特のやさしいフォルム。ちょっと重めでつるんとした表面。丸い角と曲線を使って、やさしくお顔の上をクルクルします。皆さんのブログや口コミなどを参考にすると、店頭のカウンターでBAさんに実際に顔の片側だけマッサージしてもらって、その引き上げ効果を実感してる様子。でも、私はメイクを落として店頭でマッサージしてもらうのが面倒だったので、説明を聞いただけで帰ってきちゃいました。
ズボラな私としては、美容液であるが故にマッサージの後、ふき取らなくていいのと、プレートを使うことで自分のテクニック不足が補えそう、というお手軽さに引かれちゃったのです。

数年前から、美容の世界では「引き上げ」ブーム。佐伯チズさんから始まり、3-4年前の田中宥久子さんの「創顔マッサージ」がそれに拍車をかけて、一気に「顔やせ」「たるみ解消」「引き上げ」が一般女性の注目を浴びるようになった感じです。
 (この本の中と付属のDVDに「7年前の顔になる造顔マッサージ」が収録されてマス)

さて、何回か使ってみた感触は、残念ながら皆さんが口コミで絶賛しているような劇的な効果は見られずトホホ。でも、気持ちよいことは確かです。プレートを顔の上でクルクル動かしているうちに、美容液成分が肌に浸透していっちゃうのも心地よし。
マッサージの方法も、Webで確認できます。
美活沙マッサージ手順

プレートだけなら2,000円。コストパフォーマンスは良いのではないでしょうかネ。

えんめい茶

2009年02月11日 | アンチエージング・健康
最近凝っているものに、「えんめい茶」があります。
人口添加物を一切使わず、自然の深山に群生繁茂するクマザサ、ハト麦、ハブ草、クコ葉、延命草など、昔からお茶代わりに飲み継がれてきた山野草を配合して、おいしく仕上げたお茶です。

製造しているのは、黒姫和漢薬研究所という黒姫山のふもとで無添加の自然の野草茶などを造っている会社で、ネット上では「えんめい茶本舗」というショップも展開しています。


黒姫といえば、環境問題に早くから取り組んでいる作家、C.Wニコルさんが住んでいる場所。そのニコルさんとの交流から、昨年イギリスのチャールズ皇太子が来日の折には、このえんめい茶本舗をご訪問されたのだそうです。


さて、肝心のえんめい茶、これを飲むようになってから4ヶ月になりますが、胃腸の調子が良くなって、便秘知らず。更に、新陳代謝も良くなってお肌もつるつるなのです!。何より味がさっぱりしていて、おいしくって飽きがきません。お休みの日など、やかん2杯くらいはラクラク飲んでしまいます。カフェインが入っていないので安心だし、利尿作用があるので、おしっこが沢山出てデトックスにもいいみたい。

もともと、緑茶や中国茶など、お茶一般が大好きなんですが、今はこのえんめい茶にゾッコンです。(でもあたしゃ、えんめい茶のまわし者じゃぁないですよっ!)

ちなみちに、普通のえんめい茶も良いですが、私はプラスαの機能性のある金印えんめい茶と婦人用えんめい茶ってのを交互に飲んでいます。それぞれ、霊芝とか紅花など、特別な成分が入って、これまたおいしいです。
今のところ、私のイチ押しです

フードプロセッサ!

2009年02月08日 | 日々是好日
最近、なぜだか「手作り」に目覚めてしまいました。
そして、ついに買ってしまいましたフードプロセッサ!
うれしいな、ランランラン
簡単おいしい料理の元祖のような平野レミさんのレシピ本などを見ると、やたらと、「これと、あれをフードプロセッサに入れて後はガーッと」という手順が出てくるので、以前から欲しいなぁと思ってたんです。

さっそく、定番の餃子を作ってみました。

ひき肉を作るのも、キャベツのみじん切りもアッという間にできちゃいます。でも、餃子の皮までは手作りしませんでした。調子に乗って中身を沢山作ってしまい、せっせと皮に包んでいったら、結局全部で86個も出来ました。65は冷凍しました。不恰好ながら、お味は結構イケましたよ

それにしても、日本の家電製品って、本当に「痒いところに手が届く」ような優秀なものが多いです。クイジナートのにしようかPanasonicのにしようか迷ったのですが、大根おろしや、スライス、超細切りから更にパンの生地コネまでできるカッターや機能がついているPanasonicの方にしました。重宝してます
 

映画・マンマミーア

2009年02月04日 | 読んで、観て
お次は、「マンマミーア」。世界各国の舞台で大ヒットしたミュージカルの映画版。名曲ダンシングクーン始め、懐かしのABBAの楽曲で構成されています。エーゲ海に浮かぶギリシャの小島で、シングルマザーの営む小さなホテルを手伝っている娘ソフィーは結婚式を間近に控え、まだ会った事のない父とバージンロードを歩くことを夢見ています。母の昔の日記を見つけ、父の可能性がある3人に一度に招待状を送ってしまうソフィ、そしてそこからテンヤワンヤの物語が始まります。

なんたってこの映画のキモはABBAのノリの良い曲の数々。今から30年も前の楽曲とは思えないほど素晴らしい!そして、ふつーに撮っただけでも十分美しいギリシャの小島とその周りの海の風景にうっとり。女性達が船着き場の桟橋の上でダンシグクーンを歌い踊りまくるシーンは圧巻でした。

まぁ、ネットでは評判が悪いですが、私は十分に楽しめました。確かにちょっと母親の友人のオバハン達はキモイところもあるし、ピアーズ・ブロスナンの歌はうまいとは言えなかったですが…..。でも、思うにあのミュージカルを見て「酷い」とか「楽しめない」とか批判するのは、まだまだ若い証拠なのだよ、君。だってあの映画の主人公は花嫁ソフィイではなく、その母親なんだから。「娘が20歳の設定だと母親役のメリルストリープが57歳って年寄りすぎる」だって?いいじゃないの。今時37歳で子供を産む人だっていっぱいいるし。なにより、大女優メリルが歌い、踊り、そして飛び跳ねて、画面いっぱい弾けているのを見てるだけで、こちらも心が浮き立ってきます。
そう、これは年齢なんかに関係なく、いくつになっても「今ある人生を楽しみましょう!」と我々中高年に元気をくれる映画なのです
また、下手は下手なりに、精一杯歌っているブロスナンの歌声は、私の胸には熱く迫ってきました。(吹き替えが多いミュージカル映画にあって、本人が歌っているというのに逆に驚きましたよ~

映画が終わった後に、メリル達昔のイケイケ女友達3人組と父親役3人組の「歌謡ショウ」がノリノリで出てきます。あの時に観客に向かって「あんた達まだ帰らないの?ん、じゃぁもう一曲行くわよぉ!」と挑発する画面のメリルに、本場アメリカだったら総立ちで「イェイ!」って観客は叫んだんだろうなぁ、きっと。

I have a dremで始まり、Thank you for the musicで終わるミュージカル。改めてABBAっていいなぁと、思った映画でした。

映画・感染列島

2009年02月02日 | 読んで、観て
昨日と一昨日は、連日映画を観て過ごしました。5-6年前に自宅から車で15分くらいの場所にシネコンが出来たおかげで、ここ数年は気軽に見に行けるようになったのが嬉しいです。
先ずは、感染列島から。

新型ウイルスのパンデミック(感染爆発)を題材とした、一種のパニック映画です。言わずと知れた、今ノリに乗ってる妻夫木さんが主演。 どうしても、ハリウッド映画の「アウトブレイク」と比べてしまいますが、アメリカ的にヒーローの奮闘を描くというよりも、東京近郊で感染が広がった場合、現場の医療関係者の頑張りをシュミレーション的に、そして日本的に描いていると思います。

アウトブレイクと比べなくても、ネット上では辛口批評が多いみたいですね。ちょっと緊迫感が足りないのではないかとか、無理に恋愛と絡めるストーリー展開が必要なのか、などなど。確かに、つっこみたくなる個所が満載なのですが、新型の鳥インフルエンザで死亡している人が中国では出てきているし、日本で現在流行しているAソ連型のインフルエンザではタミフルが効かないらしいし、という現状なので、見ておいても良い映画かなと思います。
私個人的には、爆笑問題の田中さんもカンニング竹山さんも、結構いい味出してると思います。演技力をウンヌン言う声もありますが、お笑いが本業のこの二人よりも、ずっとずっと演技力のないダイコン役者が、TVドラマなんかにゴマンと出てるじゃありませんか。少なくとも、田中のお父さん役と子役のけなげな女の子との併せ技で、あたしゃ泣かされてしまいました

これは映画ですから、役者さん達は小奇麗にしていますが、実際にパンデミックとなったら、医療関係者は不眠不休で疲れきって髪の手入れなんかできずにボサボサ、メイクなんてしてる時間もないでしょう。数千人単位で人が死んでしまったら、普段当たり前のように使っている水道の管理をする人もいなくなるし、電力や電話の供給維持もできなくなるのですから、そうしたライフラインがまず壊滅してしまい、病院での治療さえ難しくなるでしょう。ある意味、地震などの一時的な大災害よりも、怖いことかも知れません。なにしろ、抗体の発見、ウイルスに対するワクチンの開発までには半年以上もかかり、それまでは人が死に続ける訳で、ライフラインは復旧よりも、反対に真綿で首を絞められるようにじわじわと壊滅していくのですから

映画の中で出てくる(出典はドイツの哲学者らしいけど)「明日地球が滅びるとも、君はリンゴの木を植える」という言葉を重く受け止めました。
愛する人達を次々と失う中で、私達一人一人が自分に出来ること、成すべきことを成す勇気をもつ覚悟があるかと、問いかけているように感じました。

それにしても、最近の映画やTVって、コミックが原作というのが多いですね。 これも原作はビッグコミック・スぺオール誌に連載だそうです。