すべって転んで、今は幸せ

いつだって、今が一番でいたい! 気分はいつも二十代。みずみずしい感性を持ちたいね。

映画・Wanted

2008年09月29日 | 読んで、観て
Wanted観ました。CGもすごい、アクションシーンもすごい。でも、なんだか面白くない映画でした。単に私の好みと合わなかっただけかも知れませんが、プロットが陳腐・つまらない上に、暴力シーンが多く、やたら血を流して人が死んでいくのです。まぁ、暗殺者が主人公の映画ですから、仕方ないといえばそれまでですが.......

グラフィックノベルが原作ということですが、最終的にパワーというか暴力や殺戮で解決するのが好きな、いかにもアメリカ的なストーリ。映像は「マトリックス」を彷彿させます。

それにしても、「暗殺者集団」という割に、どうしてあぁもハデに人殺ししてしまうのでしょう?ゴルゴ13みたいに、静かに誰にも悟られないようにという職人的な技こそプロと思っていたのに。確かにカーアクションとかCGはすごいけれど、かえってそれがチャチく見えてしまったのでした。

唯一、アンジェリーナ・ジョリーだけは超カッコ良かったです
テレビCMの予告編にあった、走る車から半身を乗り出して銃を撃つシーンは、スタントなしだそうです。しかも、このとき彼女は妊娠中だったとのこと
引き締まった裸の背中もセクシーでした~。

アンピール ゾーンセラピー

2008年09月26日 | アンチエージング・健康
ここのところ何となくイマイチ調子がよろしくないので、何日か前に自由が丘にある「アンピール」というサロンでゾーンセラピーなるものを受けてきました。
ゾーンセラピーとは、「足裏と体はゾーン毎につながっている」という西洋リフレクソロジーを基にしながら、日本人の体質に合わせた独自の経験臨床セラピーなのだそうです。反射療法、経絡・リンパマッサージ、セルライトケアを融合させ、「第二の心臓」と呼ばれる足裏の反射区を刺激することで、体の本来持っている自然治癒力を高めるお手伝い、とのこと。

なぜこちらを知ったかといえば、8月に宿泊した箱根の宿で、とても気持ちのいいリラクゼーションマッサージをしてくれたのが、こちらのサロンの支店だったからです。
自由が丘に行くのは、実に15年ぶりくらい。駅を降りてからアンピールへ続く道の周りは、おしゃれなお店ばかり。時間があったら、ウンドゥショッピングをしてみたい街並みです

アンピールはイタリアをイメージしたような、これまたおしゃれな一角にありました。あいにく小雨が降っていて、写真も暗いのですが、晴れていればこの橋の向こう側にベニスのようなゴンドラが浮いているのだそうです。

さて、アンピールで今回施術してもらったのは、股関節から下の半身全てを100分間じっくりトリートメントして、サイズダウンさえ可能にする「シェイプアップコース」と80分のフェイシャルリフト。すべて人の手による贅沢なトリートメントでした

まずは、シャワールームでシャワーを浴び、ガウンに着替えたらフットバスに15分ほど浸かります。もちろん、この時間は施術の時間には含まれません。それから、じっくり100分間、アロマオイルを使ってトリートメントしてくれます。施術台が温かくなっているせいもありますが、マッサージが進むにつれて体の内部からポカポカと暖かくなり大量の汗をかきます。これがまたデトックスに良いそう。箱根で受けたのは、リラクゼーションを主目的としていたのですが、こちらはシェイプアップが目的ですので、それよりも少し強めというか、しっかりとした施術でコリをほぐしリンパを流してくれます

アンピールでは、お腹周りへのトリートメントは行いません。なぜかと聞いたら、股関節から下の足、特に足裏への正しいトリートメントを行えば、自然に均整のとれたシェイプアップされた体形になるはずだから、とのこと
確かに、不思議なことに、下半身だけしかトリートメントしなかったのに、この後、ウエストからお腹周りもスッキリ、くびれが見えるようになったのです。(でも、ご飯を食べて、翌日になったらいつも通りに戻ってましたが)

顔のリフティングも、技術者の手のみによるトリートメントで、実に気持ちイイ。額から頭部、更に首からデコルテまでの広範囲をトリートメントしてくれた後は、パックも行います。
施術が終わり、鏡と向き合った時には、自分でも明らかに頬や下あごの辺りが一回り小さくなり、小顔に。 目も大きくなっているのが分かりました。すばらしいです
ただしちょっとだけ困ったのが、アロマオイルでのリフトマッサージは髪の生え際から頭部3cm位まで進みますので、髪がオイルだらけになった事。ご近所ならいいけれど、電車に乗って2時間近くかけて帰宅する身には、チト辛い。
事前にお願いしておけば、シャンプーを用意しておいてくれるそうですが、予約の時にそういのは言って欲しかったなぁ~。

でも、全体的には大満足!。接客も丁寧ですがすがしいし、準備や帰る際の支度もゆっくりできるよう時間を取ってくれてありました。気持ち良く、かつ、身体にもエネルギーをチャージしてもらったようなセラピーでした。もっと、近かったら、もう何回か通いたいのですが、私にとっては自由が丘まで行くのは、ちょっと不便なのよね~

初秋の一日

2008年09月24日 | 日々是好日
「秋来ぬと眼にはさやかに見えねども」という表現がぴったりする最近の気候。昨日の秋分の日も、昼の間こそ少し汗ばむような気温でしたが、朝晩の涼しさといい、天高く晴れ上がった青空澄んだ空気と言い、初秋を思わせる一日でした。

暑さ寒さも彼岸までの言葉通り。そして、お墓参りには絶好の良い天気。私も朝のうちに洗濯を済ませ、早めに中野の新井薬師まで出かけました。この前、春のお彼岸の中日には、車でお墓参りに出かけ渋滞に巻き込まれてえらい目にあったので、今回は電車で行きました。
西武線の沿線には小平霊園があるため、休日にも関わらず電車の中は通勤時のような混みよう。そして、車窓から垣間見る小平駅周辺では団子屋や焼きそばの屋台まで出て、その間を移動する人込みはまるで縁日のような賑やかさでした。

墓参の帰りには足を延ばして川越へ。昼食は久しぶりに「深井屋」さんでうな重を頂きました。ブログで以前書きましたが、深井屋さんのご主人は一年近く前に脳卒中で倒れ、入院・リハビリをしていらっしゃいました。手先の繊細さが要求される和食の料理人にとって、どんなにか絶望的だったことでしょう。でも、懸命なリハビリと忍耐力で、まだマヒが少しのこる体ながら今年の春先にはお店を再開するまでに回復しました。
初期の対処が的確だったこともありますが、何よりもご本人の復帰にかける意欲と並はずれた努力に頭が下がります。元気になって本当によかった!
久しぶりに伺ったのですが、以前よりさらに手が動くようになり、言葉も普通に喋れるようになっていました。そして、鰻重の味も以前の味にずいぶん近づいてきました

深井屋さんのように復帰した人もいれば、王監督のように勇退を決心した方もいます。昨日の王監督の記者会見を拝見して、誠実で責任感の強い人柄が伝わってきました。
思うに、王さんは野球界のみならず、日本の宝、いえ、世界の宝ではないか、と。
WBCの監督に再び王さんを、という声もありますが、お身体の事を考えるとあんまり無理して欲しくないと思います。確かに会見の中では、「私を必要としてくれるのであれば、微力ながらお役に立ちたい」とおっしゃっていましたが、それは監督という重責でなくても良いように思います。

23日は福田内閣が総辞職し、麻生自民総裁が誕生した日でもあります。
日本という一国の首相に望むことが、「途中で投げ出さないで欲しい」ということだなんて、あまりのもレベルが低くて、国民として恥ずかしいやら悲しいやら...。

青く高い空を見上げながら、いろいろな事を思った初秋の一日でした。
あ、夕飯に買って食べたサンマは脂が乗っていて、とてもおいしゅうございました。一日のシメとして、おいしいご飯は幸せでした。

映画・デトロイトメタルシティ(DMC)

2008年09月22日 | 読んで、観て
先週の連休中に、もう一本観たのがデトロイト・メタル・シティ(DMC)。こちらも思っていた以上に面白い映画でした。同名の人気コミックの映画版です。

おしゃれな渋谷系ポップミュージシャンに憧れて、大学進学を機に田舎から上京した心優しき青年・根岸クン。ところがなぜか本人の意志とは裏腹に、悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザー・II世」としてカリスマ的人気を博してしまう。
コメディそのもの、大笑いできる映画でした。

心優しい根岸クンと狂気のクラウザーの両方を違和感なく演じている松山ケンイチさんが実に素晴らしかったです

デス・ノートの次は、デス・メタルがバッチリいけてました

フラガールで正統派の女優であった松雪泰子サンが、たばこの火を舌で消し、ファ●●を連発するハジケぶりも、新鮮でした。
また、共演のベェベェ牛もかわゆかったです

文句なく、笑えて楽しめる映画でした、これもオススメよん

でも「心優しき青年・根岸クン」、ちょっとナヨナヨしすぎじゃないの?あれじゃ、おかまだよぉ~。
公然わいせつへあーの時代遅れマッシュルームカットだけで十分な気がするんですが...... 面白白いから、ま、いっか。

映画「おくりびと」

2008年09月21日 | 読んで、観て
毎日、イヤになっちゃうようなニュースばかりで、現実逃避的という訳でもないのですが、ここのところ休みの度に映画を観に行っています。
チョット前になりますが、忘れないうちに先週観た「おくりびと」の感想から。

いやぁ、驚きました、その人気ぶり。モントリオール映画祭でグランプリを獲得したということもあるのでしょうけれど。先週の日曜日、朝一番9時からの回に行ったのですが、全席指定のシネコン内の300席のスクリーンが端から端、一番前から後ろまで満席という状況を経験したのは初めてでした。

内容は、職を失ったオーケストラのチェロ奏者が故郷の山形に帰り、「新たな旅のお手伝い」という求人募集広告を旅行社のものと思って応募したら、それが実は納棺師の仕事だったというところから始まります。募集広告も本当は「新たな旅立ち」の誤植だったのでした。

自分の妻や、昔の同級生など周りの人々からは、ステレオタイプの嫌悪感を持たれ苦悩しながらも、死と真摯に向き合い、故人に最大限の敬意を払う仕事に徐々に誇りを感じていく主人公を、本木雅弘が見事に演じています。山崎務、吉行和子、笹野高史という、これまた芸達者の人々が脇を固めて物語に厚みを感じさせます。

正直言って、それほど期待して見に行ったわけではなかったのですが、死にゆく人とそれを送る人々の悲喜こもごもを、誇張無くタンタンと描いて、観ている者を泣かせて、笑わせてくれます。そして、見終わった後、心の奥にポッと暖かい何かを残してくれる秀作だと思います。
そして、各所で演奏さえるチェロの音色も、すばらしい感動を与えてくれます。

若い皆様にも、お薦めの映画です

あぁ、腹が立つ!

2008年09月19日 | 日々是好日
あっという間に9月も半ばになってしまいました。 今年もあと3ヶ月ちょっとという時期になって、本当に色々な事が目まぐるしく起こりますね。別に、天下国家を論じるつもりはありませんが、政治家といい官僚といい、一国のリーダーや舵取りをする人達の無責任さやアホさ加減に腹が立って、腹が立って、普段低い血圧が上がってしまいます

それに輪をかけて、最低レベルなのが日本のマスコミ。政権政党とはいえ、「もぅ止~めた」と職務を放り投げてしまった党首の政党内の総裁選びにも関わらず、しかも一般国民には選ぶ権利もないのに、なんであんなアホ面下げた候補たちの、形だけのパフォーマンスを事細かに報道する必要があるのでしょうか? 阿倍さんの時も福田さんの時も、雪崩を打って「サンセ~イ」と選んだ自民党員の責任追及もしないですしね。 辞めるにしてもまだ任期中なのに、もう全て放り投げて何にもしてない福田さんに対する批判もしない。15日リーマンブラザースが破綻したことに伴う16日の株価暴落に際しても、なんであんなに危機感のないノホホンとした報道しかできないんでしょ?下手をしたら1929年の世界恐慌の二の舞になるかもしれないというところだったのに、何故自民党の宣伝以外の何物でもない総裁選びの方が、株価暴落と経済危機よりも先に報道されるのか不思議でなりません

営々と苦しい生活の中から老後のために納めてきた筈の年金が、厚生省の役人によってチョロマカされ、数字を改ざんされ、本来もらえるはずの金額がもらえない。この国では、一般人は人様の物に手を出したら刑務所に入れられますが、役人だけは何でもし放題、ドロボウしても罰せられないばかりか損害賠償をしなくてもいいんですねぇ

メンドウなところは全部知らんぷりの農水省は、これだけ汚染米の問題が拡大し、自殺者まで出たというのに「自分たちには責任なし」と、まぁ面の皮の厚いこと。今回の汚染米事件では、今までに4回も内部告発が寄せられながら、無視していた責任はないんでしょうか 今日になって白須次官は辞意を表明したそうですが、彼ら高級官僚にとっては辞任しても痛くも痒くもないでしょう。だって、何千万円も退職金を受取って辞めた後は、関係特殊法人に天下りってまた高額の退職金をせしめられるのですから。だいたい、場当たり的で小手先の対処しかしてこなかった農水省の「猫の目行政」のせいで、日本の農業は壊滅的被害を受けたと言っても過言ではありませんから、こんな農水省だったら、存在自体が百害あって一利なしです。

これだけの問題を起こした三笠フーズに対して、未だに強制捜査も行われていないのは遅きに失しています。問題が明るみに出た後の社長の会見、財務担当者の会見など、まるで他人事のようで反省のカケラも見られません。多額に上るであろう損害賠償を見越して、さっさと従業員を全員解雇してしまい、もう、やりたい放題。事件発覚後も、政府は何にも手を打ってないのですから、今までにはもう、彼らは自分たちの資産を隠し保全しちゃっていることでしょう。

あぁ、ダメだ、もう日々のニュースを見ているだけで腹が立つやら、絶望的になるやら……
どうも、9月に入ってから体調がイマイチな上に、更に気分が悪くなってきました。 私一人が怒り狂ってもどうなるものでもなし、自分の仕事と家事に専念した方が健康のためにも良さそうです…

映画「ハンコック」

2008年09月01日 | 読んで、観て
ハンコック見てきました。「最高っ!」ていうほどではありませんでしたが、面白かったですよ~
何よりも、不老不死、のスーパーパワーを持っていながら、やり過ぎと態度の悪さとアル中で、周りからブーイングが起きる嫌われ者のヒーローっていう、「ありえな~い」コンセプトが面白いです。不老不死なんだったら、もっと学習して賢くなっても良さそうなものですが、そこは「面白ければ何でもアリ」のハリウッド。 一生懸命やってるのに、ブーイングばっかりで誰も自分を理解してくれない、と心の奥では淋しさを抱えていることになってます。
でもねぇ、だからってアル中ってのも行き過ぎの気もしますが、面白ければ、ま、いっか

この映画のヒーローだけでなく、もともとアメリカという国自体が、スーパーパワーを持ちながら(って、今は以前ほどの力はないけれど)、独善的でわがままなことばっかりやって、他の諸外国からブーイングが起きていても知らんぷりをするKYな国ですから、その国の映画のヒーローとしてはぴったりかも。 それに、どっちにしてもアメリカって、どこか不良っぽいヒーローが好きな国民性がありますしね

途中の展開ではロマンスも無理やり挿入され、愛のために極悪と闘って打ち勝つ、という勧善懲悪的なストーリーとなっていて、ストレスなく安心してみていられます

映画の中では、最後には愛と正義と「正しい態度」に目覚めて、人類を救う活動に精を出すようになるハンコックですが、願わくば、アメリカも良い子になって欲しいものです。石油利権のために「テロとの戦い」に名を借りたりしないでね.......