2017年5月関東支部「蘇我運転会」報告
GW最終日の運転会と総会は…
会員番号31-117
岸田 弘
5月の蘇我運転会は7日(日)に「花の駅そが」で開催されました。今年は休暇の取り方によっては9連休となるGW。その最終日とあってかなりの混雑を覚悟していたのですが、「花の駅そが」のあるショッピングモールの各駐車場はいつもより静か。「連休疲れが出たのかな」と思わせる雰囲気です。
朝礼の後、理事長の石川(進)さんが法事で早退するとのことで、集合写真を先に撮りました。
■運客前に集合写真
運客開始時の10時、新幹線の乗客は3組6人。拍子抜けの運転会スタートとなりました。
新幹線N700の武田さん。以前、本線上で3両のバッテリーをメンバーで一斉交換した際、バッテリーの逆接でアンプを壊した経験から、「逆接保護回路」を検討していましたが、これが完成し紹介してくれました。リレー等の回路はアルミケースの中に収められ、電源回路の途中に組み込むだけ。予備のヒューズも付いていました。
■GW最終日。一番列車はこの乗車率
■逆接防止回路を組み込む/武田さん(N700)
子供たちに人気のトーマスは、一回当たりの乗車定員が少なく、長い列を作るため、今回は石川(安)さんのトーマス+EB10と守田さんのトーマス+一等車の客車を連結し、最大3組8人の乗車を可能として混雑緩和を試みました。動力車のEB10が小型で見通しが良いので、後ろのトーマスに乗った子供も運転士気分を楽しんでくれたようです。
午前中の運客蒸気機関車は吉岡さんのT5改8100。余裕のパワーで、たくさんのお客さまを乗せて快走します。
自由走行線には、馬場さんのコッペル。井笠鉄道のホハ1を引いて走ります。コッペルは単機運用が多いのですが、客車を1両引くだけでナローの雰囲気は十分出ます。
先月、機関車を持ち込みながら成田さん(C21)の交代運転士を務めていた大西さん。今月はBR24を思う存分走らせていました。
■トーマスは連結して乗車数を上げる
■蒸気機関車は8100/吉岡さん
■客車を連結して/馬場さん(コッペル+ホハ1)
■今月はBR24で/大西さん
お昼近くになってもお客さまはあまり集まらず、30分早く切り上げてNPO法人の総会を開始しました。
総会では、会計報告、事業計画等承認後、自由討議で活発な意見が飛び交い、「クラブのFacebook開設/運客時の責任者の明確化/懇親会の開催/運客専用客車の検討」等、様々な提案と、確認・決定が行われました。
■GWの割には行列は少なく
■新幹線を議長席にして総会開催
毎回エアブレーキの改良を続けている大島さん。今回は、非常ブレーキの組込みテストをしていましたが、これで基本機能はすべて満足できるレベルに達したとのこと。これからは、ブレーキコックのハンドルを実物のような形状にしたいとディテールの段階に入るようです。
小さなクラウスの連続走行に苦戦している近藤さん。今回、大西さんが着火用の油浸木材の入れ方から火床づくりまでを実践しながら説明。さらに本線走行を伴走し投炭タイミング等を指導していました。どうやら火床ができる前、蒸気圧が上がると急いで走らせていたことが圧力低下の原因だったようです。「手がかかる分、クラウスは可愛い」と近藤さんの笑顔が見られました。
この日は総会のため1時間運休したためか、運客数は800人に止まりました。GW最終日の混雑を覚悟していたメンバーにとっては穏やかな運転会になりました。
■緊急ブレーキを追加/大島さん(ED210)
■火入れからアドバイスを受けて/近藤さん(クラウス)
■午後の蒸気機関車は守田さん(T5風)
■快走新幹線/武田さん(N700)