2016年4月関東支部「八王子運転会」報告
「花もSLも」…桜吹雪の舞う中で
会員番号31-117
岸田 弘
4月の八王子運転会は、9日(日)に開催されました。
八王子運転会場は、毎年桜が楽しみな会場ですが、今年都心の満開は3月末。その後低温と曇りや雨が続き見頃に間に合えばと期待して参加しましたが、ご覧のように満開で迎えてくれました。施設自慢の大きく育った3本の桜が彩りを添え、時に桜吹雪で運転会を盛り上げてくれました。
見事な桜をバックに
先ずは玉田さん(フォルテ)と矢島さん(シェイ)がボイラー検査。2台とも見事合格し、蒸気上げを始めます。玉田さんのフォルテは、先月第一動輪と第二動輪の天然ゴムのクッションがへたり、バルブタイミングの狂いや車両の不安定等のトラブルを生じていました。このクッションの代わりにカラーを旋盤で挽き、第二動輪を固定、第一動輪に若干の遊びを設ける対策をしてきましたが、この対策が効いて、無事走行に成功しました。さらに第三動輪のようにコイルスプリングの使用も検討しているようです。
大修理を終えて/玉田さん(フォルテ)
矢島さんのシェイも、ドライブシャフトの軽快な動きをキラキラ輝かせながら、勾配を登って行きます。
美しいドライブシャフトの動きを見せて/矢島さん(シェイ)
武田さんは「とれいん」誌に組み立て記が紹介されたOSトラムを久し振りに持参。新幹線N700やコッペルにない手軽さを楽しんでいました。
桜のトンネルを通過/武田さん(OSトラム)
石川(安)さんのトーマス+EB10は、乗客が来るとたまに運転しますが、自分で運転するより家族に貸して楽しんでもらう方がうれしいようで、ほとんど貸与機のようになっていました。そこで清水さんは、1歳のお嬢さまとこの車両を運転する奥様の様子を、形式不詳の凸型電動車でバック運転しながら、ビデオ撮影をしていました。ゆったりしたレイアウトだからできる楽しみ方です。
バック運転で家族のビデオ撮影/清水さん(型式不詳)
EB10は黒子として/石川(安)さん
町さんのトーマスも乗用車両を増結し、子連れ家族のサービスに大活躍。機関区では清水さんのお嬢さんがトーマスをすっかり気に入り、ずっと乗っていました。周りからは「パパのC56と交換したら…」と声が掛かります。
トーマスは幼児に人気/町さん
風が吹くと盛大な桜吹雪となり、地面がみるみるピンク色に染まり、吉岡さんのT5改8100が、花びらの絨毯の上を走り抜けます。
花びらの絨毯の上を行く/吉岡さん(T5改8100)
赤い鉄橋と緑のコッペル/大島さん
岸田の小田急10000型は、孫とそのお友達を乗せて、長い上り勾配を乗り越え、咲き誇る桜の大樹に向かって走ります。
満開の桜を眺めながら/岸田(小田急10000型)
急こう配を登り終えて/鶴見さん(S6)
今日は蒸気機関車で/佐藤(透)さん(S6)
5月中旬並みの暖かな日差しの中、見事な桜と桜吹雪に包まれて、たくさんのメンバーが集まり、春爛漫の心地よい運転会になりました。