将棋漬け

将棋オンリーで生きてるオジサンの戯言ばっかり

棋聖戦第三局解説会(連盟)(5)

2012年07月23日 | 将棋
△33金
「これは・・・凄まじい手」
「飛車打ってくれ!の手、う~んと」
▲22飛
打ってくれ!なら打ちますよですよね
△42金
▲45桂
「は~、激しい」
「羽生先生が残り26分、中村先生が残り19分です」いよいよだなあ

△34金
「へ~・・・」
▲36飛
えっ、決め所かと思ったけど引くの~!?
△45角成
▲23竜
△25金
これは・・・どうなってるの?

「▲31飛成ではと思ったが、△23馬は▲61銀だが」
「▲31飛成には△27馬で先手玉が詰みですね」(笑)
「これじゃ対局料剥奪」(笑)せんせ、解説料じゃあ?
「▲21竜に△15桂では▲28金で寄らない」

▲21竜
「これはこれしかないと思います、ごく自然」
「△15桂、▲28金に△67馬左では?」
「▲46歩では△49馬で・・」
「私、やりました?」
「さすが本田さん」(笑)

この瞬間オジサンは閃きました、△15桂なら▲26金で勝ってるんじゃあ?!
△15桂
「ありゃりゃ!?」
「・・・さて、どうするか?、私も分かりません」
言え、オジサン「▲26金!」と言うのだ!
でも、確認しないとなあ・・・
▲26金
ありゃ、言う前に・・・
「ははあ、なるほど」くぅ、言うべきだったぜい・・・
「これはなるほどです」・・・
「私、よく「駒得が裏切らない」と言うんですが」(笑)
もうそういう局面じゃないもんね

△同金
▲同飛
「後手は詰めろですから」はいな
「△64歩とか」
「△44歩は?」
「それはありますね」
「△44歩、▲32金、△同金、▲41銀・・・」

△27金
「(先手)逃げる一手」
「で?」
「(後手)受ける一手」
▲48玉
「△44歩、△54歩、△64歩・・・」
△44歩
「さすが本田さん」

「▲32桂成、△同馬は、▲同竜、△同金、▲21飛成で、これは先手勝ち」
「なので△同馬はない」
「ただし、△26金とする手はある」ふむ
「▲32金は△64歩とされて酷いことに」それはないでしょ
「せんせ、銀打ちましたよ」
「えっ!?」
▲65銀
「これは如何にも「ガツン」と音がしそうな」
「かすかに手が震えたらしいです」(笑)
「これは震えるでしょうね」(笑)

△67馬右
「これは・・・形作りですね」
▲32桂成
「▲65銀で、これは羽生さんの防衛かと」
「△44歩では△64歩で頑張るべきだったかも」
客「64歩だと?」
「▲25飛、△67馬左だと、▲59金と入れられて△66馬右とすると▲68銀で」
完全に切れちゃうのね

「内容で見ますと、第一局の逆転が大きかった」総括に入ってるのね
△26金
▲42成桂、△同玉
▲32金
「までです」\(^-^)/

「必勝の2局を連続で負けたのが」大和と第一局かあ
「終盤▲26金でやはり足りない、一手足りない、一歩足りない」

「△44歩のところで」何かあるの?
「△44歩と」はい?
「△64歩」えっ?
「両方突けたらいきなり勝負なんですが」(爆)

「この将棋は羽生さんのほぼ完勝」うんうん
「中村さんの勝ちはなかったと思う」

「よく「タイトル戦は出るだけで勉強になる」と言いますが」うむ
「負けると駄目なんですよ」(笑)
森下さんの実体験から来る名言かも
「勝つのが一番」そうかも
「勝ってると強くなる」名言だなあ

「よく羽生さんと当たる若手が「教わりたい」とか言うけど、あれでは駄目」名言名言
ということで解説会は終了です

あっ、森下先生にご挨拶するのを忘れてたわい。
ぐーちゃんもいないことだし静かに帰ろうっと。

でも、地元に帰るとそんなこと忘れて祝杯上げました。
祝杯しないと締まらないもんね。
よって帰宅は12時過ぎ、飲んだ飲んだぜい。(でも財布は軽くなった(涙))

棋聖戦第三局解説会(連盟)(4)

2012年07月22日 | 将棋
「昔、名人戦で羽生さんに挑戦したとき」むかしになったのかあ
「扇子作るんです」はいはい
「で、揮毫する字を指定されたんですけど」そういうもんなの?
「それが”雲”」雲ねえ
「で、某先輩にそのことを話したら」某先輩?
「「この扇子はダメだ!」」へっ?
「「やる前から負けてる」と」ほへっ?
「まあ、事実負けたわけですが」(笑)

「そろそろ次の一手ですが」ふむ
「先手玉のは詰めろ掛かってますから、とりあえず一手詰みを防ぐ」そうね
「▲38玉と早逃げ、△49角成、▲28玉」普通の手だね
「▲36歩と逃げ道を開ける、△49角成、▲37玉」それもあるか
「他はと言うと」あるの?
「なさそうですね」(笑)
「限りなく2択に近い次の一手」(笑)
「皆さんの手がいい手だとしても、羽生さんが指した手が正解ですから」(笑)
ということで休憩、再開は18:55.

▲38玉は窮屈なので▲36歩で投票、一服であります。
それにしてもぐーちゃんが来ないなあ?
ケバケバ嬢が賞品並べてます、連盟にもあんなケバい女性が勤めるようになったとはねえ。

再開。
「正解は▲38玉」くぅ・・・
「△49角成、▲28玉に・・・こ~行きたい」ん?
やおら76の馬を取り上げて57にワープ!(爆)
「桂馬じゃないので行けませんけど」チェスじゃないと行けませんって
笑いを取るのにそこまでしなくとも、森下先生ともあろうお方が・・・

正解者は14名、商品は10個、オジサンは論外だからして・・・
「私の本が最後(に選ばれると)だと辛いなと」(笑)
森下先生の本は最後を免れました、良かった良かった

「本と言えば」はい?
「今の本のレベルは高い」買わないから分からない・・・
「難しいんですよ」へ~
「プロ、奨励会員、アマトップくらいしか分からないんじゃあ?」それは・・・
「でも、次々と出ますもんね~」
「私も次々買うんで大変なんですよ、本代」(笑)

棋聖戦第三局解説会(連盟)(3)

2012年07月20日 | 将棋
△66桂
「この瞬間だけしか利かないんです」逃げるのは詰みだから取る一手
▲同歩、△67角
▲48玉、△86馬
「詰めろ」はいはい
「▲46歩は△59馬、▲36歩も△59馬」羽生さんはそんなヘマはやりません

▲27金
如何にもひねり出した受けという手ですが、問題はこの手をどれくらい前に読んでいたのか?ということです
それが知りたい
「中村先生は残り23分だそうです」
「それは厳しい」
「・・・何処まで行っても歩がないのが厳しい」
歩があったら、羽生さんもこういう将棋にはしなかったでしょうけどね

△76馬
「ほ~、△59馬より△76馬のほうが良いということは・・・」
「(先手は)▲38玉か▲36歩突くか」
「(後手の)壁は遊び駒より痛い、邪魔者」
「(後手は)いいタイミングで△42金とか△33桂とか跳ねたい」

「羽生先生は対局が続いてますね、連投」
「将棋は勝っていると疲れないんです」それはそうだけど、たまには休みたいよねえ

「コンピュータ将棋ですが」あれっ、興味あるの?
「四段のころソフト買ってやってみたい」へ~、森下先生がねえ
「ところが、指さない」は~、そのころは遅かったからねえ
「頭にきてほっぽといて外出して帰ってきたらまだ考えてた」(笑)
「ただ一つ感心したのが」ん?
「投げない」(笑)
「めげない」(笑)
「羨ましかった」(笑)
「どんなに苦しくなってもめげない、いや~羨ましいなあと」うんうん分かるなあ

「対コンピュータ用ルールを作ったらどうかと」ほ~、どんなの?
「秒読みを””10分にする”んです」ええっ、秒読みですよ~、”分”だと分読みに・・・
「コンピュータは終盤間違えませんからね」しかしなあ
「終盤になると、例えば中村さんは疲れてる、羽生さんも疲れてる、間違いやすいわけです」
「コンピュータは疲れない」たしかにそれはそうだけど
「妙案だと思いませんか?」・・・

「観戦記などに「若者らしく突進した」とか、アレは嘘です」(笑)
「今の若者は突進しないんです、年配者が突進する」(笑)

「(中村さんも)大和負けて、第一局は必勝を負けて、第二局は完敗」それで良いのだ
「精神的には辛い」若者には試練が必要なのだ

「ところであのポスター」ああ、棋聖戦のねえ
「あれにはビックリ、太地君が隅っこ」(笑)
「将棋盤で言えば右下の振り穴状態」(笑)

「中村君に会ったときに「ポスター見た?」って聞いたら」ほお
「「見てません」だったので「見ないほうが良いよ」って言っておきましたけど」(笑)