裏工作

2009年05月09日 15時21分00秒 | G地点 チッチ

 

 

オムイ追討の使命を帯びた、刺客チッチである。
彼はこの日、自信満々であった。
なぜならば ―― 彼は、棒付き毛玉を使って、
過酷な特訓を行い、
おのれの肉体を、極限まで鍛え上げたからである。
「成果を見せよう」

すたすた
「この巨木を、押し倒してご覧に入れよう!」
「え? 出来るわけない?」
「ふっ」
「よっく見ておけい!」
がばっ
ぐいっ……ぐぐぐぐっ
「ううっ、はぁはぁはぁ」
「で、出来ない……」

しょんぼり
「変だな? 出来る筈なのに……」

トボトボ
「ふっふっふ。チッチめ、自信を失ったな」

くの一、ミーコである。
木が倒れなかったのは、反対側で、ミーコが押さえていたからなのだ。
そう、このミーコこそ、オムイが化けた仮の姿であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (ki)
2009-05-28 22:13:30
工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工
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Unknown (オムイ)
2009-05-28 23:04:13
ふっふっふ……

あなたの隣にいるその人も、
実はこの俺が化けた姿……
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