プチ失踪譚

2010年02月03日 17時36分00秒 | B地点 おむ

 

 

この日、2010年の02月03日は、「節分」であった。

言うまでもなく、節分とは即ち、「立春の前日」である。

この日、(夕刻には曇ったけれども、)昼には明るい陽も射したので、ご覧の通り、雪はおおかた融けてしまった。
文字通りの「雪解け」である。

その意味で、「春の訪れ」を感じさせる日であった。
そのせいか ―― おむさんが、いつまで経っても、現れない。

この冬の間、こんなことは一度もなかった。
おかか先生も、心配そうだ。
ちょうどこの「立春」の頃、猫は、「春」を感じ取って、ウキウキと遠出をしたくなるらしい。

(顧みれば、ほぼぴったり一年前にも、おむ・おかか両氏が「失踪」したのであった。)


※参照、失踪譚

私は、おかか先生と一緒に、そして、折しも現地においでになったボランティアさんと共に、落ち着かない気持で、おむさんを待った。
あたりが夜のとばりに包まれた頃になって、ようやくおむさんはやって来た。

おむさんは、なんだかひどく、そわそわしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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