さて、トイレである。 トイレの使い方を覚えて貰わねばならないが、成猫用のトイレでは大きすぎるので、お菓子の空き箱を使うことにした。 体重350グラムでは、まだ排泄マッサージも必要であろう。 |
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要は、親猫が局部を舐めて排泄を促す動作を、再現すればいい。私のやり方は、こうである。 まず、ぴーちゃんを、トイレに誘導する。それから、ウェットティッシュ(ノンアルコール)を数枚、適当に畳んで、局部にあてがい、その上から、私の手指で、もにょもにょする。 |
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ぴーちゃんはもちろん暴れるが、やがて、体の力が抜けて……熱い液体がぢゅわ~っと浸み出てくる。おしっこである。 ぴーちゃんにとっても、私にとっても、至福の時である。 |
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ぴーちゃんは、(一・二度、そそうをしたけれど、)すぐにトイレの使い方を覚えてくれた。 | |
おしっこに関しては、もう問題ない。 | |
だが、うんちができることを確認するまでは、排泄マッサージを続けねばならないだろう。 ちゃんとうんちができたその時には ―― うんちのうたを高らかに唄おう。 |
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