当アイヌ民族情報センターの機関誌「ノヤ」の全国発送(2000件)を終えました。
今日からアイヌ奨学金キリスト教協力会の募金趣意書発送です。
来週から約3週間留守します今のうちにブログ更新します。
まず12日の夜は「先住民族サミットin愛知」報告会(WIN-AINU学習会)に行って来ました。
田澤守さんの「樺太アイヌ」の話は考えさせられました。過去ブログにも紹介しましたが、「樺太アイヌ」は他称であって、自称「エンチゥ」だとの主張。
田澤さんは11世紀に元が攻めて来て闘ったのはアイヌではなくてエンチゥなので、旭川博物館の展示は間違っている、と。旭川博物館のHPを調べてみると以下がありました。
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/hakubutsukagaku/museum/syuzo/59-tatakai/59-tatakai.html
確かに「骨嵬」をアイヌと表記していますね。
では、今までの歴史諸書はどう記されているのでしょうか。たとえば河野本道著「アイヌ史/概説」の年表には→「骨嵬」(エンチゥ(カラフト=アイヌ))と表記されています(P.210)。また、同書には「樺太土人調査書」(1930)を資料として、樺太南部でのエンチゥと「北海道各地出身アイヌ」と区別されて居住地図と人口表が紹介されています。
榎森進著「アイヌ民族の歴史」ではどうか、さっとめくって見たのですが「エンチゥ」そのものの記載はありませんでした(見落としている可能性もあり)。ウィルタやニブヒ、そしてエンチゥの違いや歴史を時間のあるときに調べなおしてみようと思います。
他に、南極探検犬のタロ・ジロは「カラフト犬」と言われているがエンチゥの犬だ、とも言われていました。しかも南極隊の防寒服も「カラフト犬」の毛皮六匹で一着を作ったので「カラフト犬」が減少してしまった、そのために生活利用していたエンチゥはたいへん苦しんだ歴史がある、と。
他の方の発題もよかったのですが、ここでは省略させていただきます。北海道新聞のHPの動画ニュースにその時の映像が流れています。飯島さんがこちらにカメラを向けていたので映るかと見てみたら、ばっちし!
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?c=news&v=676614384001
さて、翌日は朝から夕方まで「公開シンポジウム 人類学とアイヌ研究~日常としてのフィールドワーク~」を聞きに行ってきました。これはいろいろと書きたいことがあるので、もう少し調べて次回に数回に分けて報告できればしたいと思います。 少し、間があきますがあしからず。
夜は喫茶みんたるで「TOKYOアイヌ」の試写会に行ってきました。いい映画でした。一人ひとりに密着した内容でした。ただ、文化人類学会シンポでのモヤモヤした不快感を引きずっての鑑賞だったので、とても残念でした。DVDなど出たら購入したいと思います。
ちなみに、21日(日)に釧路上映会があります。
18:30~19:00 熊谷たみ子さんミニコンサートを予定
19:00 上映開始
◆ 料金 前売り 1,000円 当日券 1,200円
*こちらの上映会では、製作委員会発行のチケットはご利用いただけませんのでご了承ください。
◆ 会場 釧路芸術館
◆「TOKYO アイヌ」公式サイト
朝に留萌の冬に見られる幻想的な風景「ケアラシ」を撮りました。海面から湯気のようなものが出ています。
来週は沖縄で「植民地主義とキリスト教」のシンポジウムに参加するべく沖縄に飛びます。
http://www16.ocn.ne.jp/~nccj-e/osirase.html
続いて、翌日からカナダに行き、先住民族との出会いやカナダ合同教会での学びをしてきます。
今日からアイヌ奨学金キリスト教協力会の募金趣意書発送です。
来週から約3週間留守します今のうちにブログ更新します。
まず12日の夜は「先住民族サミットin愛知」報告会(WIN-AINU学習会)に行って来ました。
田澤守さんの「樺太アイヌ」の話は考えさせられました。過去ブログにも紹介しましたが、「樺太アイヌ」は他称であって、自称「エンチゥ」だとの主張。
田澤さんは11世紀に元が攻めて来て闘ったのはアイヌではなくてエンチゥなので、旭川博物館の展示は間違っている、と。旭川博物館のHPを調べてみると以下がありました。
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/hakubutsukagaku/museum/syuzo/59-tatakai/59-tatakai.html
確かに「骨嵬」をアイヌと表記していますね。
では、今までの歴史諸書はどう記されているのでしょうか。たとえば河野本道著「アイヌ史/概説」の年表には→「骨嵬」(エンチゥ(カラフト=アイヌ))と表記されています(P.210)。また、同書には「樺太土人調査書」(1930)を資料として、樺太南部でのエンチゥと「北海道各地出身アイヌ」と区別されて居住地図と人口表が紹介されています。
榎森進著「アイヌ民族の歴史」ではどうか、さっとめくって見たのですが「エンチゥ」そのものの記載はありませんでした(見落としている可能性もあり)。ウィルタやニブヒ、そしてエンチゥの違いや歴史を時間のあるときに調べなおしてみようと思います。
他に、南極探検犬のタロ・ジロは「カラフト犬」と言われているがエンチゥの犬だ、とも言われていました。しかも南極隊の防寒服も「カラフト犬」の毛皮六匹で一着を作ったので「カラフト犬」が減少してしまった、そのために生活利用していたエンチゥはたいへん苦しんだ歴史がある、と。
他の方の発題もよかったのですが、ここでは省略させていただきます。北海道新聞のHPの動画ニュースにその時の映像が流れています。飯島さんがこちらにカメラを向けていたので映るかと見てみたら、ばっちし!
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?c=news&v=676614384001
さて、翌日は朝から夕方まで「公開シンポジウム 人類学とアイヌ研究~日常としてのフィールドワーク~」を聞きに行ってきました。これはいろいろと書きたいことがあるので、もう少し調べて次回に数回に分けて報告できればしたいと思います。 少し、間があきますがあしからず。
夜は喫茶みんたるで「TOKYOアイヌ」の試写会に行ってきました。いい映画でした。一人ひとりに密着した内容でした。ただ、文化人類学会シンポでのモヤモヤした不快感を引きずっての鑑賞だったので、とても残念でした。DVDなど出たら購入したいと思います。
ちなみに、21日(日)に釧路上映会があります。
18:30~19:00 熊谷たみ子さんミニコンサートを予定
19:00 上映開始
◆ 料金 前売り 1,000円 当日券 1,200円
*こちらの上映会では、製作委員会発行のチケットはご利用いただけませんのでご了承ください。
◆ 会場 釧路芸術館
◆「TOKYO アイヌ」公式サイト
朝に留萌の冬に見られる幻想的な風景「ケアラシ」を撮りました。海面から湯気のようなものが出ています。
来週は沖縄で「植民地主義とキリスト教」のシンポジウムに参加するべく沖縄に飛びます。
http://www16.ocn.ne.jp/~nccj-e/osirase.html
続いて、翌日からカナダに行き、先住民族との出会いやカナダ合同教会での学びをしてきます。