DIVE TO BLUE

上へ上へ!心と体力急成長中!
自由で真摯なビックハート。
気合いと度胸でトップを目指す
新たなる挑戦の日々。

美しき翼を叶えて

2022-05-15 01:47:11 | *想い*
「彼女は永沢さんのことを真剣に愛していたが、それでいて彼に何一つ押し付けなかった」
これは村上春樹の「ノルウェイの森」に登場する一節だが、今回の仲間と別れてひとり部屋に戻った時に自然と脳裏に浮かんだフレーズだった。それはそっと友人にちょっとしたお菓子を手渡すようななにげない優しい相棒のように。鼻唄みたいにさりげなく。

ハツミさんという素敵な女性についてのフレーズだ。特に後半が私にとって重要。
何一つ押し付けなかった。これがいかに尊いことか、そしてどれだけ私が求めていて、そしてこのことを本当にさりげなく私を見守るようにそこに佇んでくださっていたのかを痛感した。

辟易した、その押し付けかたと一方的な価値観の強要と面白くもないことばかり。
それは自分の偏りを正当化したいただの年寄りだ。

私のなかでふたり先輩方が浮かんだ。真反対だと思った。
このおふたりは経験豊富でできるのになにひとつ押し付けず、見守りフォローくださってた。
なにげないことがどれほど温かく気遣いに溢れて謙虚で相手を思っていることか。
それでいてなにひとつ押し付けないのだ。心地よくないはずがない。
慕わずにはいられない。少しでも力になりたい。ひとつでも多く学びたい。

尊敬しています。出逢ってくださってありがとう。北国の美しい心としなやかな強さを持った大好きな先輩方を改めて感謝しながら、この旅から帰りたい。ただいまといいたい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする