もんく [とある港街の住人]

映画「シン・ゴジラ」- 過渡期でありますように

久しぶりにDVDで映画を見た。
最近、忙しくてブログすら書いていなかったが、
ここに来て一段落。
そしてある方にこのDVDをいただいたのだった。

このシン・ゴジラ、ネットのニュースでは大変評判が良いようだった。
なので見てみたいと思っていた。

が、近所の映画館で上映していない。
上映しているのは同じ系列のKLの映画館のみ。
で、必然的に話題にもならず、DVDも売られていなかった。
もうダメか!、と思ったところにこれをいただく。

ありがたい。


DVDをマシンに吸い込ませる。
アレっ?メニュー画面無くいきなり始まった。
さすがマレーシアのDVD、何かエラーでも?

何だかセリフが多い。
早回しかと思ってしまう感じで出演者、
一所懸命しゃべっている。
モゴモゴ、モゴモゴ。
おいおい!ゴジラ出て来たんだぜ!
ちょっとは慌てろよ!

そのうち画面の色が往年のあのゴジラかと思うような
色味になったり、
あの、今にしてみれば幼稚な特撮っぽくなったり、
これは古い年代へのサービスなのか?
確か現代のCG技術駆使してって評判では?
でっかいスクリーンで見てないからか?

それにしても登場人物が多い。
そしてみんなよくしゃべる。
画面が無ければラジオドラマのよう。

で、カメラワーク、人間の視点と全然関係ない感じ。
立体感はあるんだけど、グイーンと動いても
全然怖くも下半身ムズムズもしない。
武器関係とかがあまり実写映画では無かった感じに描写されてたり、
事務機などもホントにアニメ風にきれいな動きで移動したり、
ポンプ車のノズルがものすごい速さで一斉に動くとか、
ゴジラなんかも好都合な場所に留まってて、
ああ、これってそう言う映画なのね、と思たり。



ゴジラ、子供の頃に映画館で見てたけれど、
今いろいろ言われているよりは無邪気に
怖がって見ていたと思う。
今になって完成度も上げてもらって見る。
そして大人として納得するようにちょっと
意味みたいなものも追加してもらう。

でも、何だかけっこう意味深過ぎないか?
ゴチャゴチャ言い過ぎないか?
ハリウッド版ゴジラ、
単なるデッカいトカゲに"なり下がった"みたいに言われてたけど、
こっちのはそれが無さ過ぎやしないか?
表情の無い平らな顔で朴訥とセリフを吐く
最近のこのスタイル、なんか飽きる。
やり方自体がちょっとうるさい。

ゴジラの新しい作り方を模索している過渡期である事を望みます。
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