日本の銀行ってのはさあ.....

マレーシアに来て何年も経つけれど、
まだ日本の銀行に口座があったりする。

口座があるって事は、
時々メンテナンスしないといけない、と言う事でもある。

...面倒臭いんだな、これが。

面倒臭くなっている原因と言うのはセキュリティーの強化だ。未だに振り込め詐欺みたいなのが流行っているし、ネットバンキングで買った物の支払いをしたりする事によるトラブルが多くなっているからかと思う。

そのセキュリティーの強化ってのが、特に新しい方法と言うわけではないが、ワンタイムパスワードと言うやつだ。なぜかどこの銀行もこれが好きらしい。

以前は登録したメールアドレスにパスワードを送ってくるだけだったけれど、今はパスワードを自動で作って表示するトークンと言う小さな機械を使う。そうでなければスマホ用のアプリを使うのもある。

トークンは物理デバイスだから郵送が必要。そうなると海外はほぼダメ。理由は暗号発生器なので国によっては持ち込み持ち出しができないのだとか。そうでなくとも日本の銀行は海外に住んでいる人なんて全然相手にしてないのだけれども。

それで日本の登録住所に送ってもらわないといけない。元住んでいたのがアパートだったり親や兄弟が受け取り先住所を貸してくれていないとこの方法は使えないだろう。幸いにも自分の場合はまだ母が元気でいるから良かったにしても。

さて、ワンタイムパスワード用のスマホアプリ、これはダウンロードして契約番号とかパスワードとかで何とかなりそうか、と思いきや、何と使い始める時に日本にいて日本の電話を受けないといけない。電話番号だけ確保してあっても電話に出られないのでダメだ。

これにはまいる。

ワンタイムパスワードだけじゃなく、何か登録情報を変更しようとした時に、携帯電話会社の電話番号に紐付けられたメールアドレスじゃないとダメだったりする銀行もある。おいおい、未だにそんなメールアドレス使ってるのかよ！と言いたいが、どうも 日本では携帯電話を替えるとメールアドレスも変わったりするのが普通らしl。

やっと最近電話番号は持ち出しできるようになったけれど、逆に今メッセンジャー系のサービス使うから電話番号なんてどうでも...って事じゃなかったのか？と思わなくもなし。

それにしても今時の日本の銀行は面倒臭いのである。早いところ世界中どこでも1つの口座で同じサービスが使えるようになって欲しいものだと思う。.....AppleとかSamsungとかFacebookとかが銀行のサービスに近い事を世界レベルでやってくるならそれでも、と言うか、その方がずっと良いのかなぁ。