三千世界の者はみな助かっても、法竜一人は助からないのだ、
と往生の望みの綱が切れたとき、無間のどん底に投げ込まれたのが先か、
その機のままを摂取するのだぞの勅命が届いたが先か、
必堕無間が先か、十方法界唯であったの自覚が先か、
明来闇去か、闇去明来か、そんなことなど考える余裕あればこそ、
この極悪最下の機が極善最上の法に生かされたのだ。
飛び上がったも飛び上がった、三千世界の者はみな堕ちても、
私が助かったのが証拠だ、信前信後の水際の鮮やかさ、
よくも口が裂けなかったことだ、よくも大地が割れなかったことだ、
この逆謗闡提の悪性が無条件とは、何たる不思議 (p.78-79)
と往生の望みの綱が切れたとき、無間のどん底に投げ込まれたのが先か、
その機のままを摂取するのだぞの勅命が届いたが先か、
必堕無間が先か、十方法界唯であったの自覚が先か、
明来闇去か、闇去明来か、そんなことなど考える余裕あればこそ、
この極悪最下の機が極善最上の法に生かされたのだ。
飛び上がったも飛び上がった、三千世界の者はみな堕ちても、
私が助かったのが証拠だ、信前信後の水際の鮮やかさ、
よくも口が裂けなかったことだ、よくも大地が割れなかったことだ、
この逆謗闡提の悪性が無条件とは、何たる不思議 (p.78-79)