大沼法竜師に学ぶ

故大沼法竜師の御著書を拝読させていただく

大沼法龍師のお歌

2008-02-22 13:49:11 | Weblog
大沼法龍師もたくさんのお歌を残しておられる。
「明闇」からいくつか紹介しよう。


見て御座る真如の月が見て御座る

ふまれても根強く忍べ福寿草

進まなん我行精進忍終不悔

寒風を凌ぐ香りの梅の花

足り過ぎて不足の中に余りあり

信がない苦毒は行者の身に満てり

嫉妬して怨み呪えば身の破滅

何故やめぬ人を呪えば身の破滅

何故だろう算用が合うて銭足りず

足り過ぎて算用合わぬ不思議哉

足り過ぎて算用合わぬ六字なり

祖師憶う苦難の道に光りあり

心せよ心許せば身の破滅

善し悪しの因果の理法狂いなし

眼に見えぬ徳散ずれば拝まるる

人々よ姿に掛けた法を説け

美人でも笑顔忘れりゃ五割引

親捨てた報いで子にも捨てらるる