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温泉クンの旅日記

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天童、東根で立ち寄り湯

2007-10-21 | 温泉エッセイ
  <天童、東根で立ち寄り湯>

 山形道を降りて国道を新庄のほうに車を走らせる。
 値段が表示されていた最初のガソリンスタンドで、からからになったタンクを
満タンにする。表示のないスタンドは、常に避けるようにしているのだ。

「・・・いらっしゃい、ませ。・・・レギュラー、でいい、ですか」
「満タンで」
「・・・現金、でいい、ですか」

 店員の、山形弁訛りの標準語に旅先を実感する。どうやら横浜ナンバーを見て、
喋るまえに一回頭に浮かんだいつもの山形弁の言葉を無理矢理に標準語に変換して
いるらしく、ところどころに間があく。訛りのこもる語尾と、その間がどうにも
おかしい。

 国道の左側には刈り入れを待っている稲穂が一面に輝いていた。



(まだ、まっすぐ『あらき』の蕎麦も早いな・・・)
 腕時計を見ながら呟く。昼めし前にひと風呂浴びるか。

 天童の表示をみて、左折する。裏道を使い天童駅に出た。
 天童駅から先ほど走っていた国道に向かって、真っ直ぐ伸びる道を二、三分走れ
ば天童温泉である。

「湯坊いちらく」で立ち寄り湯。
 将棋の駒の形の、圧倒的に開放的な内風呂と、露天風呂のさっぱり系の湯で
ゆっくり汗を流す。





 温泉のおかげで食欲が猛然と湧き起こり、一路村山の蕎麦街道に車を走らせた。

   →あらきの蕎麦の記事はこちら

 あらきで蕎麦を食べたら、またまた温泉に入りたくなってきた。
 国道を少し戻り、東根に向かった。たぶん、来年のさくらんぼの季節にはきっと
訪れるであろうから、その下調べの気持ちもある。さくらんぼはわたしの好物なの
だ。

 わざわざ、さくらんぼ東根の駅まで行ってすこしブラブラしてから、東根温泉に
戻る。
 ゆっくり車を走らせていると「こまつの湯」という日帰りの温泉施設があったの
で、そこで立ち寄り湯。駐車場も広い。
 前回に東根温泉に宿泊したときにはなかったので最近できたのであろう。建物も
きれいだ。



 琥珀色の、すこし金属臭がするかなり熱めの温泉である。



 内風呂、露天風呂ともに熱い湯だ。汗が噴出して止まらなくなる。



 車に戻り冷房をかけ、火照った身体を冷ます。さきほどのあらきの蕎麦が半分
ほど燃えてしまったような、強烈な温泉であった。
 昼めし前、昼めし後と違う温泉にはいる。安上がりだがなんとも贅沢だ。やはり
旅はいいものである。

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