温泉クンの旅日記

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北海道旅日記 ①

2007-04-01 | 温泉エッセイ
  < 北海道旅日記 ① >

 数年前の七月に東北から北海道を回った。
 総走行距離、4320キロ。15泊16日の旅であった。
 横浜を出発して、太田原、仙台、宮古、八戸、大間を経て函館へ渡り、大沼、
洞爺、登別、苫小牧、夕張、浦河、襟裳岬をまわり大樹町に入った。

■7月X日  走行 213キロ、累積 2177キロ。

「忠類ナウマン温泉ホテルアルコ236」。



 どこに泊まったのと訊かれても、忘れちゃったと答えたい宿である。名前には
思わず身を引いてしまうが、施設はベリーグッド。B&Bで6300円。アルカリ
単純泉。
 館内のレストランで食事の際にとった焼酎のボトルとチーズ盛り合わせを部屋に
持ち帰り、しこたま呑んで泥のように眠ってしまった。



 小雨。朝2回入浴。ここの温泉の肌触りは秩父の「両神温泉」に似ている。また
熊本の「菊池温泉」にも。匂いは無論違う。
 浦河での乗馬のせいで尻が痛い。擦りむけているような痛みだ。温泉が沁みる。
 ナウマン温泉は若い感じのよい従業員が多かった。

 9時55分、帯広に向けて出発。土砂降り。
「花畑牧場」の表示に誘われ立寄って、ヨーグルトを飲んだ。300円。ウマい。
 幸福駅が途中にあったので例の切符を購入した。220円。写真や名刺や絵馬が
びっしり貼り付けられた小さな駅舎。そこで若い二人が結婚式をあげていて、びっ
くり。モーニングとウエディングドレスは持ってきたのだろうか。

 昼ごろ、帯広市内に入る。富良野方面へ向かう。
 数年前に車窓からみた新得町蕎麦屋「蕎麦の館」に立寄る。込み合っていて、
受付の紙に名前を書いて待つ。普段は待たない主義だが、他に蕎麦屋がないのと
そうそう簡単にまたこられないので、しょうがなく待った。
 せいろ蕎麦の大盛を頼む。大盛800円、普通盛り650円。味は、残念ながら
近所の満留加とかの町によくある店から、出前でとる蕎麦の高級なやつという感じ
であった。がっかり。

 新得町からトムラウシ山方面に60キロ走って「トムラウシ温泉東大雪荘」で
立寄り入浴。最後の9キロは未舗装。350円。含硫黄ナトリウム塩化物炭酸水素
塩泉。うすい硫黄臭。
 内風呂は25人と10人の2つとミストサウナ、水風呂。清流に面した露天は
20人ぐらい入れるのが2つ。いずれも飲める温泉がじゃばじゃば出ている。



 うーむ、なんたる贅沢。こんな山奥にきた甲斐がある温泉である。長野の「中房
温泉」を思い出す。むろん、中房のほうがスケールは大きいが。
 4時30分、今夜の宿である「トムラ登山学校レイク・イン」に到着。一泊二食
で7000円。



 温泉の泉質はアルカリ低張性低温泉のくったり湯とトムラウシ温泉のトムラウシ
湯の二つがある。なあに、残念ながら前のトムラウシ温泉がすごかったのでたいし
たことはなかった。



 岩組みの露天で、白樺の樹木の向こうは湖である。屈足湖か。

  →北海道旅日記②はこちら
  →北海道旅日記(5)はこちら

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