私が入院したのは東海地方では評判の大学病院で、規模はかなりのものである。
手術室は全部で17室あった。私が手術を受ける時は、私を含めて同時に13室で手術があるとのことで、手術室の待機部屋は患者、各患者の主治医、副担当医、麻酔医、看護士で大賑わいだった。
大学病院であるため、処置や回診に学生が付き添うことがあった。平日は大学付属の看護専門学校の可愛いお嬢さんが見習い実習をしていた。私が手術後の面会謝絶部屋から通常の病室にベッドで移動する時には大学生2名が看護士を手伝い、看護士からベッドの動かし方や気を遣うべき点の指導を受けていた。
院内にはコーヒーショップが2店舗、コンビニが2店舗、パン屋が1店舗、食堂が2店舗、このほか理髪店、簡易郵便局、県立養護学校の分校、銀行ATM2行などが揃っていた。
病棟ではベッド1台にテレビ1台が完備されており、視聴はプリペイドカード(1,000円で約16時間)を使用する。各病棟に洗濯機と乾燥機が設置されており、テレビと同じカードで使用できる。