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愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

【書評】下町ロケット

2011年10月19日 | Weblog
下町ロケット」池井戸潤著/小学館刊

 言わずとしれた第145回直木賞受賞作。また、野田首相が購入したということを聞いて気になっていた本ですが、最近、読んだ本の中でも指折りのいい作品。後で知りましたが、NHKで放映され話題になった公共事業の談合を描いた「鉄の骨」の原作も池井戸さんの作品です。

ぜひ、読んで欲しいので、あまり内容については書きませんが、前半の特許侵害訴訟をめぐるストーリーでハラハラしながら引き込まれ、後半の「佃プライド」中小企業の心意気をめぐるストーリーでは、爽やかな感動が待っています。

 全篇を通して、一番、印象に残ったのは、営業と開発で社論が二分する中での主人公の佃製作所社長の次のセリフです。

「俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。一階部分は、飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。だけど、それだけじゃあ窮屈だ。だから、仕事に夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない。」

 私も「仕事」というものに対して、同じような考え方を持っています。そして、それは選挙と政策実現にもあてはまるような気がします。政策だけ追っかけても選挙に落ちたら終わりだし、選挙に通っても、実現したい政策や理想がなければつまらない。私も夢を大切にして、議員としての活動を行っていきたいと思います。 
 

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