人見のピンクリボン

いろんな災難・病気・人間関係の不和などで悩んでいる方に、自分の体験と共に手助け出来ればと・・・!

NHK「プロフェッショナル」乳腺外科医 ”中村清吾”

2009年06月17日 | 人見の言葉

たまにNHKの「プロフェッショナル」を見るのですが、最近、乳腺外科医 ”中村清吾”さんが出演されていました。

彼が率いる乳がんの診断と専門センターは乳がんの手術数が700件という日本屈指の多さで、センターを立ち上げられたそうですが、治療には常に謙虚さを持って向かう「自分の診断は本当に正しいのか」「これで間違っていないか」.患者の声に真摯に耳を傾け、少しでも疑問が残るときは、同僚に意見を求める。そして、その姿勢を若手医師にも伝えようとしている。謙虚さを失うと、医師としての成長は止まってしますと考えていると。

彼は東京の浅草で生まれ育ち、父は町で名を知られたきゅう師で、いつも患者のグチや悩みを聞きながら、時には厳しく、時には優しく対応されるお父さんの姿を見て医師の道を志されました。
外科の道に進んだ彼は、いつしか病気を「治す」ことにばかり目を向けるようになってしまい、患者の「声」に真しに耳を傾ける姿勢を忘れてしまっていたそうです。そんな時、幼子を連れた再発患者が彼を頼ってこられたそうです。「一日でも長く生かせてあげたい。」しかし、抗がん剤を次々に投与しても効き目はなく、副作用の厳しさばかりが彼女を襲ったのでした。そして彼女は、「子供の世話をしたい」と言いながら苦しみながら息を引き取られたそうです。中村医師は、「自分のやり方本当に正しかったのか」と、深く悩まれるようになったそうです。

悩む中、中村医師は乳がん治療の先進国、アメリカでの研修を希望し、ここで中村医師は患者をたくさんの専門家(薬剤師・栄養士・カウンセラーなど)でともに診るチーム医療を知ったそうです。彼らは治療だけでなく、患者のその後の生活まで見据えて相談にのっていおたそうです。日本に戻った中村医師は、時間をかけながら同僚を説得し、2005年にチーム医療を本格的にスタートされました。

乳がんの患者は、30代後半から急激に増えはじめ、50代にピークを迎える。この年代の女性は、母として、妻として、仕事として、会社的役割が大きい。そのため、自分の身体だけにかまけっていられず、病気による悩みも深くなりやすい。
今年3月に乳がんの再発で入院してきた患者さんがいて、母である患者さんは子供に病気の事実を伝えていないそうですが、がんの治療には家族の応援は必至だと。中村医師は、彼女の気持ちをくみ取り、人生によりそいながら、治療と人生のサポートをしようと試みたいと思っていらっしゃるそうです。

何事にも言えるのですが、人は一人では生きていけないし、周りの人の助けがあってこそ、生きていけるものだと思います。
医療も、医師だけではなく専門の看護士・薬剤師・栄養士・カウンセラーなどの力もあって、尚一層患者さんの大きな力と助けになるのだと思います。
沖縄では「医者半分・ユタ半分」といわれることが有りますが、何度かブログでも投稿しましたが、医師・看護士・薬剤師・栄養士・カウンセラーなどに加えて、神人(ユタ)も加わると、もっと人の力になり助ける事ができるのではないかと、私は思えるのです。


映画「余命一ヶ月の花嫁」

2009年06月14日 | 人見の言葉

以前に、映画になった困難に立ち向かうひとりの女性竹中まゆさんのココロの成長を描いた、実話に基ずくストーリーの「Mayu ココロの星」を見ました。

若年性乳がんと闘い、24歳で生涯を閉じた長島千恵さんの思い若年性乳がんについて知って欲しいという彼女の想いがきっかけとなり、千恵さんの”最後の一ヶ月”をテレビクルーが取材され、ドキュメントとしてテレビで放映されたのを私は見たのを切っ掛けに、今年三月には、千恵さんの思いをつなぐ「~乳がん検診 シンポジューム~」などでも参加しました。
がんを患いながらも前向きに生きる千恵さんの姿、千恵さんを囲む家族や恋人や友人達の愛の大きさなどが描かれた映画「余命一ヶ月の花嫁」もやっと見に行くことができました。

千恵さんは今の自分に出来ることを考え抜いた末、テレビの取材を受けた。それは、自分以外のみんなに検診の大切さと生きることの素晴らしさを伝えたかったからと・・・。しかし、恋人である赤須太郎さんは、千恵さんが自分の大変な姿を曝け出しても訴えるのは最初はとても反対だったようです。
私も今年の三月に本を出版しましたが、やはり自分や家族のことを曝け出すのは恥ずかしく少し複雑でしたが、私も少しでも多くの人に私の思いを分かってもらえたら、少しでも人の役に立てばとの思いで書きましたので、千恵さんの思いも分かりますが、恋人の太郎さんの気持ちも良く分かる気がします。
しかし、千恵さんの思いや千恵さんに携わってこられた周りの人の、「乳がんは本当に早いうちに防ぐのが大事。特に若い人は進行が早い。若い人ほど自分の健康に気を付けて欲しい・・・」との思いを、多くの人に知って貰いたいとの強い想いで、生きること、愛すること、命のメッセージを伝えることが出来ていると思いました。

私は映画を見た後に最初に思ったことは、恋人である赤須太郎さんのことでした。千恵さんが亡くなられた時もとても辛かったでしょうが、その後何かとテレビや千恵さんの想いをのせた「乳がん検診キャラバン」で全国をまわったり、映画が放映されている間は、何かと忙しくて悲しむ時間が少ないでしょうが、何もかもが落ち着いた頃に、本当の悲しみや寂しさがくるのでは無いのかなと心配になりました。

検診の重要性・早期発見は、本当に大切なことだと感じていますが、私はここで知って欲しいのは、ブログでも本でも書いていますが、「Mayu ココロの星」・「余命一ヶ月の花嫁」を見て直ぐに感じたことが有ります。
それは竹中まゆさんのお母さんも同じく癌で苦しんでおられ、長島千恵さんのお母さんも子宮ガンで亡くなられているのですが、それを聞いた時に直ぐに「真似型」まねかたで、ご先祖様と同じことをさせられてしまっているということです。
ブログでも本にも書きましたが、癌は遺伝性もあるとも言われていますが、実はご先祖様がちゃんと供養などがなされていない場合、同じことをさせられてしまうことが多いということです。特に乳がんなどは母方のご先祖様からの声が掛かってきていることが多いようです。
私も父の親お祖母ちゃんの真似型でしたが、分かった時には遅く同じ病気にさせられましたが、その後ちゃんと供養し、真似型されないように道理を通し外すお願いこともしましたので、今は再発もなく元気で過ごしています。
本を出版できたのも、この大きな出来事、癌という病気になったからですが、これからは自分自身健康でいて、少しでも多くの人に、災難や病気・人間関係の不和などは何かしら意味があり、それを防ぐためのヒントを与えることができたらと思っています。