息子2人を殺害した母親逮捕 無理心中とみて捜査
•2021/06/14 TBS NEWS
林真須美死刑囚(1998年8月撮影)
今月9日に大阪府の関西空港連絡橋から37歳の女性が女児とともに転落死した一連の事件で、女性は1998年7月に起きた和歌山毒物カレー事件で死刑判決が確定し、再審請求中の林真須美死刑囚(59)の長女だと一部で報じられた。
林死刑囚の夫の健治氏(76)と長男(33)が本紙の取材に応じ、「カレー事件と長女の死亡情報を結び付けて、臆測で報じられたくない」と口を開いた。
今月9日、和歌山県和歌山市の自宅アパートで住人の鶴崎心桜(こころ)さん(16)が全身打撲による外傷性ショックで死亡していた。
その約2時間後、心桜さんの母親(37)とその娘(4)が関西空港近くの海上で浮いているのが発見された。無理心中したとみられる。
発見後、母親が林死刑囚の長女ではないかとの情報がメディア関係者の間を駆け巡った。くしくも9日は、林死刑囚が新たに申し立てた再審請求が5月31日付で和歌山地裁に受理されたと分かった日でもあった。