シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

ソマリアのイスラム教徒、女性を不倫の罪で公開処刑

2008-10-29 23:38:21 | ニュース、時事
ロイターより。
ソマリアのイスラム教徒、女性を不倫の罪で公開処刑
[キスマーヨ(ソマリア) 28日 ロイター] ソマリア南部の当地で27日夜、イスラム教徒たちが、不倫の罪に問われた23歳の女性を投石によって公開処刑した。複数の目撃者によると、処刑は数百人の人々が見守る中行われた。当地でこうした公開処刑が実施されたのは約2年ぶり。

うわああぁああぁああ(AA略
ちょっともうこういう刑は勘弁して欲しいなあ…
というか男性の刑はどうなっとるんだ。
不倫は一人では出来んぞ。

旧約聖書の時代から石投げはあって、ヨシュア記では命令に従わなかったアカンが石で殺されている。
レビ記とか申命記にある刑罰の規定によれば、姦通は有名だけども、父母に懲らしめられても従わない子供、なんてのも石打ちの対象になっててビックリだ。
新約では使徒行伝でステパノが殺されたのが投石だった。
メンデルスゾーンの「パウロス」歌った時、合唱が「彼に石を投げろ」って歌うんで(一度目はステパノに、二度目はパウロにね)なんか嫌だったな(汗
受難曲なんかだと「十字架につけろ」とか歌うししょうがないんだけど信者としてはツラいものがあるなあと。
「パウロス」ではイエスの声も女声合唱だったりするからそっちはそっちで畏れ多いんだけども(何
旧約新約通して一番有名なのはやっぱりヨハネ8:1~11の「わたしもあなたを罪に定めない」だろうな。
なんかこの箇所、古い写本にはほとんどないみたいなんだけど、ええ話なんで後代の挿入でもなんでもよろし。
引きずられてきた女性、背中を丸めて指で地面に何かを書いているイエス、まくしたてる律法学者とパリサイ人たち、イエスの言葉を聞いて自問し、去っていく人々、半ば呆然としている女性に優しく語りかけるイエス。
目に浮かぶようではありませんか。



それをぶち壊しにするのがこのブラックジョーク。
(ブラック警報:マジメな人は読んではいけません)




ある時、イエスが弟子たちを連れて
街中を闊歩していると、
一人の女性が民衆から石を投げつけられていた。

なぜこんなことをしているのかと、
弟子が民衆の一人に問うと、
「この女は罪人だからだ」と答えた。

それを聞いたイエスは民衆にこう言った。
「ならばしかたがない。続けなさい」

そしてこう続けた。
「ただし、一度も罪を犯したことのない正しき者だけ
この女性に石をぶつけなさい」

民衆は、とまどい、やがて一人また一人とその場を離れ、
石をぶつけているのはイエスただ一人だけとなった。


ゴラー!!
正直笑っちゃったけどねうわ何をするやめろ


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ばーびー・れすぴすでくなす (ま・ここっと)
2008-10-30 17:33:23
フランスの地上波の人形劇ショウでこういうものが流れています。

http://www.youtube.com/watch?v=bxMmBdfRGRE

マニュキアを塗ってるところを見つかったら手首を切り落とされちゃうし、最後に紹介されているのはクリスマスプレゼントとしてアフガン・バービー人形です。ブルカをかぶったのに外出するところを旦那に見つかってしまって・・・人形には刑執行用の小石がついています。このブラックパロディは最高傑作のひとつかも。

みみっく姉もこのバービー、おひとついかが?
(売ってないけど)
石つながりで (ルイ)
2008-10-30 18:22:40
ビアス「悪魔の辞典」より。「カアバ」太祖アブラハムが神から与えられた巨大な石。アブラハムがパンを求めた事は明白である。
コメントありがとうございます (シスターみみっく)
2008-11-01 09:50:21
>ま・ここっと姉
ひぃぃぃぃぃぃ(ガクガクブルブル

特集刑罰コレクション、第一回目は石投げ。
箱に入った投石用小石つきで特別価格360円、ディアゴスティーニ♪

ところでフランスに住むイスラム教徒は怒らないのかすら…

>ルイ兄
そういえばイスラム教ではイシュマエルが正統な血筋でしたっけ。
考えてみればハガルも不憫、そもそも彼女を差し出したのは正妻ですからねえ。
石打ち刑情報! (ジャマル.サーベリ)
2008-11-07 06:54:23
卑劣極まりないイスラム政治運動とイスラム教!この宗教の聖書はヒトラの<私の人生>と同じく読書禁止にされるべきです。イスラムはイコール性的アパルトヘイトだからです。イランと言う国ではこの30年の間多くの男女は性的アパルトヘイトの政権に苦しめられています。残念ながら石打ちにされている男女は決して少なくはありません。勿論、不倫だけではなく、同性愛者、自由な恋愛の場合も石打ち刑にされてしまいます。
ソマリアの今回の件ですが、いくつか正すべきところがあります。まずは石打ちにされた女性は23歳ではなく13歳だった事です。野蛮なソマリアのイスラム連中はあまり批判受けないために年齢をごまかして伝えています。そして、罪なき13歳の女子は不倫をした訳ではなく、3名の大人の男性にレープされていました。しかし、親とともに司法へ訴えに行くと、司法官は犯人らを逮捕するところか、かわいそうな女子を逮捕してしまいます。女子は殺された後、人道機関の調べによってこれらの事実は判明しています。とにかく酷いので本当に許し難いのです!当地域そして世界で様々な運動がおこなわれていますのできっと石打刑を無くせます!長いコメントごめんなさい!
はじめまして (シスターみみっく)
2008-11-09 23:21:49
コメントありがとうございます。

ブログざっと拝見しました。
イスラム法も本来はきっと女性を保護するためのいろいろな決まりごとであったのでしょうが、現在一部の地域においてはそれがゆきすぎてしまっているように思います。
もう少しこの件についてはリンクしていただいたブログなどから勉強させていただきたいと思います。
イスラムと女性の保護! (ジャマル.サーベリ)
2008-11-11 20:20:44
シスターみみっく様
そう、イスラム教でも女性を保護する何かがあります。それはどう言うものであろうとともかくも、男性とイスラムの教えに逆らわない限り守られます。また、イスラム政権は(イラン、アフガニスタン、サウジや他)100%イスラム教えを実現しようとしている事には決して戸惑いを持ってはいけません。神権政治体制の理論はともかく、女性についてイスラム教(聖書クルアーン)はこのように主張ています。<<女性は男性の左脇の骨から出来ています。女性は男性の物であります。女性の体にはサダーンの魂が潜んでいます。その理由で女性には知識を与えてはいけない。知識を持つ女性は夫に逆らうようになります。夫に逆らう女性を叩けば良い。夫の許可なしでは女性は出かけてはいけない、例えお銭湯に行こうとした場合でもです。女性の脳は未完成です。だから司法に、相談に、総現代に使ってはいけないのです。女性の証言は男性の半分に評価されます。夫以外の男性、結婚せず男性と寝る女性はイスラムの教えに逆らい、地上の汚れ者として殺せば良い(サウジではじめて石打ちを行ったのは預言者のモハメドです)。男女の成人年齢は9歳と15歳です(要するに9歳の女子をさっさと結婚させろって事です)。など>>(このモハメドは56歳にしてわずか9歳だったアイーシェと結婚しています。当時40名の別の女性と結婚していたにもかかわらずです。)
事実上、女性の生死と含む全ての権利は男性と支配権に握られています。そんな女性は結婚相手を選ぶ事離婚する権利、子供を引き取る権利もありません。勿論一人で海外旅行なんて考えられません。
イランでは反動極まりないイスラム政権の基礎は女性の抑圧とヒジャーブ(スカーフ)の上に建てられています。1980年の大統領は、女性の髪は男性を結わいさせる電波のようなものが発信されているのでスカーフを被りべきと発言していました。
しかし、と言ってイラン女性の権利獲得運動は90年間の歴史を持っていますし、くだらないイスラム教えをものともせず、現在大学入学率でトップを走っています。それは、イスラム政権の大の悩みに成っている事は言うまでもありませんが。また、聖職者らによると70%余りの若者が宗教を支持っておらず、イスラムの危機をわめいています。
どんな社会研究者か解りませんが、おそらくこれらの事実から目を逸らすなら誤解を招く知識を広げるだろう。勿論イランのみならず、イラク、アフガニスタンたおか他でも似たような状況です。ともあれ、特に許せないのはやはりマスコミのプロパガンダですよね。ではお役に立つ情報であった事を願って失礼します。
ご教示ありがとうございます (シスターみみっく)
2008-11-13 11:25:44
うーむ女性の保護とは女性の権利を認めていないからこその保護といったような感覚なのでしょうか。
私は男性と女性はそれぞれ異なった役割があると思っていますから、女性が入れない場所があったりなれない職業があっても特に差別だとは思わない人間ですが、女性を一人の人格として扱わないということには憤りを感じます。
ていねいなご説明感謝いたします。

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