オリーブサイクルなう

香川県飯野町スポーツ自転車店の情報発信ブログです。

奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足に参加してきました♪

2019-04-14 15:09:20 | イベント

こんにちは

最近自転車の練習はあまりせずランニングの練習ばかりしていた店長。
不思議に思っていた方もいらっしゃいましたが「奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足」に参加するためだったのです
100キロもの距離を走る、いわゆる「ウルトラマラソン」ですね。
普通の人からしたら正気の沙汰とは思えないこのイベント、一度は参加してみたいと思い
昨年10月にエントリーいたしました。
12日と13日はお休みさせて頂きまして、お客様にはご迷惑をお掛けしました


香川県から車で3~4時間かけてやってきました「出雲横田駅」

お蕎麦と


そろばんが有名な街のようです


100キロ部門のスタートゲート
「ついに来たんだなぁ~」と不安と期待が入りまじります。


せっかくなので前夜祭にも参加させて頂きました。
町長や副町長の挨拶に始まり


競技説明が行われ。


開催を記念しての鏡割りも


たくさんの仕出し料理にお酒が振る舞われます
店長はこの後、車の運転があるのでお茶を頂きます。


ステージでは地元小学生による「安来節」が披露され


最後は出場者有志による踊りへと発展

他の参加者さんとお話ししましたところ、ラン経験などを聞かれ・・・
「ウルトラマラソンは初めてです
「ハーフマラソンしか出たことがありません
「練習でもハーフマラソン以上の距離は走ったことありません
と、力強く答えたところ・・・
「なんと無謀で気の毒な・・・」といった微妙な空気になりました
それでもアドバイスをくれ
「とにかく自分の気持ちをコントロールする事です」
「早くいきたい気持ちを押さえて辛抱をかさねることです」
と、ありがたい金言をいただきました。

朝が早いこともあり、前夜祭を切り上げて車に戻ります。
小さな町と言う事もあり、近場の宿泊施設が取れないので車中泊する事にします。
ありがたいことに車中泊者専用の駐車場も用意してくれています
翌日の準備を済ませ20時頃就寝しますが寝付けません
予報最低気温がマイナス1度の為、かなり冷えます
22時頃ようやく浅い眠りにつきますが、寒さに耐えきれなくなった他の車がエンジンをかけたり
別の場所に移動する音で何度も起こされます。
寝たり、起きたりを繰り返しながら3時30分起床
準備を済ませ、会場へ向かいます


4時30分、スタート地点にはたくさんの人
寒い、寒いと言いながらスタートを待ちます。
後で知りましたが、観測地点によってはマイナス4度を記録していたそうです
緊張で胃が気持ち悪くなってきたところでスタートのピストルが鳴りました


まずは近くの神社を訪れ、レースの安全をお祈りします。
コース上には朝5時と言う早朝にもかかわらず地元住民の方、なかには車いすに乗ったおばあちゃんが
応援に来てくれています。
なんだかそれだけで感動します


早々に第1エイド。


暖かい出し汁とおにぎりが振るまわれます


スタート直後はまだ密集して走っているのでたくさんの人です。
寒い事もあり、トイレにはすでに長蛇の列。


日の出前の棚田を拝みつつ。


美しい山々を望みながら走り続けます


背後から「カツっカツっ」と言う音が迫ってきます
けん玉をしながら走っているランナーが
しかもけん玉が超上手い
左手にはゴミ袋。
コース上のゴミを拾いながら走っています
レースが進めば進むほど重量が増していく過酷な挑戦です
沿道の応援でも大人気の方でした


第2エイドへ到着。


あたたかい黒豆のお茶とおぼろ豆腐をいただきます。


ここまでで9キロ。
先はまだまだ長い


第3エイド到着。
「登山では?」と思う道を登ってきました
14キロ走ったところで店長の左足ひざ裏の筋に違和感が・・・
自転車で痛めた箇所がうずきだしました


美味しいおいなりさんを頂きます。


松本清張「砂の器」舞台の地の前を通ります。


第4エイド到着。


甘酒とパンを頂きます。


第5エイド到着。


名物の蕎麦をいただきます。


ここまでで23.5キロ
ハーフマラソンの距離を走りました


第6エイド到着。
60キロコーススタート地点「仁多庁舎」。


エイドでは珍しい「わたあめ」をいただきます。


みかんの皮の砂糖漬けにみかんゼリー、バナナにオレンジ。
みかんの皮がすごくおいしかったです


おにぎりにトマトもあります。


2回目立ち寄る時に振るまわれる「ジビエ肉のやきそば」の準備がされています。
ここまでの走行距離29キロ


第7エイド到着。
ようやく3分の1走りました


玉子かけごはんをいただきます。


第8エイド到着。


こちらがトウトウの滝。

 


ここまでの走行距離38.5キロ


第9エイド到着。
ようやくフルマラソンの距離くらい走りました


あんぱんにカレーパン。


アツアツの味噌まんじゅうが振るまわれます。


第10エイド到着。
焼さばが振るまわれます
塩気のある食べ物は嬉しいですね
気温は18度まで上昇しています。
寒暖の差が激しい
ここにくるまで折り返しのランナーがすれ違う際に「ナイスラン」と声掛けしてくれます。
突然の声掛けにドギマギしているのと疲労で「アウ、アウ、アウ」と訳の分からない返事を
してしまいます(何度も・・・


第9エイドもとい第11エイドに到着。
ようやく半分の距離を達成
脚は痛いながらもまだ何とか動きます。
この時点で完走が危うい事を意識し始めます


エイド横の公園は小さな子供が喜びそうな遊具がいっぱい。


次なる目的地へ。
写真では平坦に見えますが、結構な上り坂です

第12エイドの仁多庁舎でジビエ肉の焼きそばをいただきます。


また登山をして名所の一つ「鬼の舌震」に来ました。
ここは遊歩道区間につき走ってはいけません。
歩くだけでも脚が痛い


吊り橋からの絶景
この吊り橋、結構揺れます
恋を成就させたい方はこちらへ女性を連れてお越しください
※効果効能は保証されたものではございませんので悪しからず


第13エイド到着。
最低目標の60キロを走破しました
脚痛い


焼鯖寿司をいただきます。
一息ついて走り出そうとしますが、脚をつくたびに激痛が
走る事が出来ません。
「脚を前に出せば進むでしょ
「心を無にするのです
とある方の金言を思い出し、歩いてでも進むことにします。
痛みも走るよりはまし、一歩一歩前に進みます。
次のエイドまでの長い道のりの中、完走ペースランナーに抜かれます。
ここで時間的に完走は絶望的になります
途中へたり込んでいる若者は「去年は完走したのになぁ~」とぼやいていたり
何故だか後ろから歩いてきた完走ペースランナーが
「僕、遅れちゃったんで」「前のペースランナーが正しいですから」と
完走出来る実力を持った人たちが出来ないなど、過酷な大会であることを物語っています。
完走出来ないなら「せめて足切りになるところまで進もう」と歩きつづけます。
第14エイド目前、歩くこともままならないくらい激痛が走ります


何とか第14エイドに到着。
ここで無念の決断「リタイアします
10メートルが100メートルに感じるくらい脚が痛いです
総走行距離68キロメートル(徒歩も含む)
私の大会はここで終わりました


軽バンに乗せられてスタート地点に戻ります。
そこにはすでにゴールされた方、今まさにゴールする方が続々とやってきます。
走る姿は力強く、私のようなにわかとは違う格の違いを感じます。
私よりも何歳も年上の方やうら若き女性など「どこにそんな力があるんだろう?」
そう思わせるくらいの力強さで走っています。
着替えを済ませ、帰りのルートをナビで検索すると自分が走れなかったコースが表示されます。
終わった安堵感の中、車を走らせていると目に映るのはとてもエゲツないコースと
さっきまで共に走っていた参加者達の頑張っている姿です
完走出来なかった悔しさがグッと込み上げてきます
次回参加する時には対策をしっかり練って望みたい、そう思いました。

今大会を企画した皆様、ボランティアの皆様、沿道で熱い声援を送って下さった皆様、
ありがとうございました。
そして参加者の皆様、お疲れ様でした。
辛く大変でしたが、とても楽しく良い経験でした。
気軽には参加できないイベントですが、参加して良かったと思います。
次こそは完走出来る身体を作って参加したいと思います。
良い経験をありがとう

・・・ところで誰か一緒に参加しませんか

 

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