独楽の旅

元気で山野を歩き、心を癒してくれたものは立ちどまって気ままに写し、ブログに載せ、自分で存分に楽しむのが無上の喜びです。

521-【 中国四川省(九寨溝・黄龍・楽山・成都) 10日間の旅 (阪急) 】

2015年09月02日 | [海外旅行]


[阪急交通の募集広告]
今回の中国・世界遺産見学の訪問は、
平成27年7月11日から約1週間の予定で計画しました  ところが、
台風11号の接近余波で出発日(7/11)の朝になって搭乗予定の飛行機が飛来せず、
突然中止のなりました
1度は諦めましたが余韻が残り、予約をとり直して1ヶ月半後の8月26日出発の旅に変更しました
九寨溝、楽山、黄龍 などの世界遺産見学の訪問に抜かりがないように
準備万端にして出発の日を待ちました



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1日目 (8月26日-水) セントレアから中国成都へ


[中国へ向かう機内の様子]

 セントレアでのチェックインが遅く(11:35) 自宅をゆっくり出発
 中国東方航空機(MU-0530)は添乗員と14名の参加者を乗せて
 定刻 (13:35) にセントレアを離陸
 日本海を飛び越え、上海空港に定刻(時差マイナス1時間の14:45) に着陸 (ATE:2時間10分)
 上海で国内線(MU-5038)に乗り換えて成都に21時に到着、 バスでホテルへ移動 (22時着)

 △ 今夜の宿舎:加州花園酒店主楼(成都)


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[Click!! して下さい]
 =[セントレア]から空路[上海]を経由して[成都]へ向かいます 



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2日目 (8月27日-木) 松潘古城見学


[松潘古城の前に建つ王子夫妻の銅像]

 バスでホテルを早朝に出発(05:20)、成都空港へ向かう
 中国東方航空国内線(MU-5851)で成都を出発し(07:00)、
  [九龍空港](九寨溝) に07:50着陸 (ATE:50分)
  空港に着くと息苦しさを感じる→elv.:3,500m 富士山に近い高さ
 バスで空港を発ち、湿地帯「甘海子」を経由して [松潘古城] に向かう
  途中で昼食  中国で初めての有料トイレ(5元だったかな)を体験
  現地人の売るヤクの串焼きを買って食べる  サッパリして美味だった

 [松潘古城]の見学
  高い石積みの城壁に囲まれた古城で歴史を感じる
  城壁の中は チベット民族色の豊かな店が道の両側に並び、漢字の説明文は判読できます
  城門の内外では三輪キャブが猛スピードで後方から走ってくるので危険です

  古城を発ち、ホテルに向かう途中には両側にチベット仏教の祈祷旗タルチョが賑やかに
  旗めいていました
  夕食は超辛の四川料理には口も胃も閉口でした
  食後の皿には真っ赤な辣油の層が厚く浮いており、現地四川の人には
  美味しい味でも私の胃腸には苦痛でした
  食後、希望者は [チベット民族ショウの観賞] (OP-1 \5,000 約1時間) に行きました

 △ 今夜の宿舎:九寨溝喜来登国際大酒店(九寨溝シェラトンホテル)

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[Click!! して下さい]
 =チベットの史遺跡 [松潘古城の見学] と [チベット民族ショウの観賞] 



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3日目 (8月28日-金) 九寨溝見学


[エメラルド色に輝く九寨溝の長海]

 今日は1日をかけて [九寨溝の見学] に行きます
 ホテルウイルスから九寨溝の入口まで約2kmを歩いて行きました、
 団体の我々は別口から優先で入場し(パスポート提示)、専用バスなので見学はスムーズに進みました
 毎日、1~2万人の見学者で混み合う盛況でしたが地点間の移動が乗り合いではないので助かりました
 左右の分岐点の [諾日朗瀑布] から見学を始め そして左奥の [長海] を訪ね、
 次に右奥の [芳草海] から手前に順次見学して行きました
 場内は多数の乗り合いバスが巡回しており、一般の人は乗車場で並んで待って乗るのです
 専用バスでの移動は効率よく見学でき、たすかりました
 九寨溝は高度が3000m弱なので高山病の息苦しさは感じませんが天気が良く赤外線が強く日焼けしました
 夕食はホテルでのバイキング料理でした  美味しく安心して頂きました

      
        [エメラルド色に輝く九寨溝の池]


 △ 今夜の宿舎:九寨溝喜来登国際大酒店(九寨溝シェラトンホテル)

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[Click!!]
 = 世界遺産 [九寨溝の見学] 



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4日目 (8月29日-土) 黄龍見学


[エメラルドグリーンに輝く黄龍の棚田の池]

 早朝 ホテルを出発 世界遺産 [黄龍の観光] に向かいます
 途中、川主寺の [鉱石店] で宝石などを見物したり買物で楽しみました
 黄龍への途中、今回の旅で一番高い地点 [雪山梁峠(4,007m)] を通って黄龍に向かいます
 [雪山梁峠] ではバスを降りて写真を撮ったりして一休みし黄龍に向かいました
 富士山山頂よりも高いので酸素が薄くふらつきを感じます
 [黄龍]は [九寨溝] と1992年に世界遺産に登録された観光地で、
 白い石灰岩とエメラルドグリーンの大小の池が傾斜した地形に棚田状につながり、
 それに光が当たって色が変化する美しい観光地です

     
        [エメラルドグリーンの透明に輝く黄龍]

 水中の炭酸カルシュームが沈殿し、大型のカルスト堆積地形を形成したものだそうです
 日本には各処に鍾乳洞がありますが、黄龍はオープンスカイの鍾乳棚池と云えます
 入口からロープウエイに乗ると 3,600m まで一気に上れるのですごく楽です
 ロープウエイを下りる整備された板張りの歩道が全行程約6kmに整備されており安心して歩けます
 また、各処にきれいなトイレも配置されており観光地としての気遣いを感じます
 [黄龍] の見学を終えて、往路と同じ経路を通り (雪山梁峠は素通りして) 川主寺に帰ってきました
   (全走行距離:173km)

 △ 今夜の宿舎:川主国際大飯店(川主寺)

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[Click!!]
 =今回の旅の最高地点[雪山梁峠](4,007m)を通って[黄龍観賞]に 



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5日目 (8月30日-日) 成都へ移動・川劇観賞


[金色に輝くチベット民族の舞踊]

 早朝、バスでホテルを発ち [九龍空港] へ
 空港は濃霧で視程が悪く搭乗予定の機体の飛来が遅れ、成都への出発が遅れる
 待合の時間、近くにいた高校生(中国人)と英語と漢字を交え片言、筆談での会話を楽しみました
 昼前にやっと霧が晴れ、搭乗予定機が到着し、遅れて成都へ出発しました
 午後予定のパンダ見学を延期し、午後は成都市内見学を実施しました
 夕食はまたも四川の激辛料理 [火鍋料理] でした
 食後、希望者は [川劇の観賞] (OP-2 \5,000 約1.5時間) に行きました


 △ 今夜の宿舎:加州花園酒店主楼(成都)

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[Click!!]
 =濃霧の発生で予定を変更しての1日でした 



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6日目 (8月31日-月) 楽山大仏見学


[世界最大の楽山大仏さま]

 「石刻楽山大仏について」
 世界遺産の楽山大仏は成都から南方に 約164km 離れた [峨眉山] にあり、
 大河のボートから仏像を拝みます
 大仏は高さが71mの、頭部の直径が10m、足には100人の大人座れるほどの
 巨大な [弥勒菩薩] の石像です
 頭部にはバスで山に上り、大きな左耳の真近から参拝してきました
 当日の夕食は今回最高の激辛料理で 麻婆豆腐発祥の店と伝わる 「陳麻婆豆腐店」 での夕食でした
 勿論、美味しいと食べる人もいましたが私には胃腸も口もそっぽを向きたい激辛で苦痛の連続でした
 明日は帰国する日です  出発前の午前にまだ実現していない 「パンダの見学」 をする予定です

 △ 今夜の宿舎:加州花園酒店主楼(成都)

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[Click!!]
 =世界遺産 [楽山石刻大仏] 見学と[ラテックス寝具店] 訪問 



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7日目 (9月1日-火) パンダ見学後上海経由セントレアへ


[可愛いく寝そべる赤ちゃんパンダ]

 帰国準備をして早めにバスでホテルを発ち、「成都パンダ繁育研究基地」 の見学に出発
 パンダの施設は広い敷地の中の屋内、屋外の部屋で元気に遊んだり、寝そべったり、
 気ままな格好でタケノコを食べている様子を真近で見学しました

      
        [無邪気に遊ぶ姉妹のパンダ]


 10時にパンダの見学を終わり、[成都空港] に向かいました
 全員が搭乗した中国東方航空国内便(MU-0293)は予定通り14時に成都を発ち、上海に向かいました
 16時半に好天の中、搭乗機は上海空港に無事着陸
 上海からは 同じ中国東方航空の国際便(MU-0291) でセントレアに帰国する予定でしたが
 プリフライトの点検でトラブルが見つかったたらしく搭乗手続きがなく待合室待機が続きました
 現地ガイドは成都で別れたので状況判断が難しくなり周りの動向から推測するような状態でした
 今夜上海に一泊する可能性の噂も添乗員から出ていたのですが機体整備がやっと
 終わったらしいのです
 トラブル(内容は不明)が解決したらしく人の動きに従ってランプバスに乗って機体に向かいましたが
 降りないまま暫くしてまた待合室に引き返しました
 状況を係員が説明していたようですが言葉の障害で細部が判らないまま(不安を感じながら)
 待つだけでした
 暫く待っていると人が動きだし、またランプバスに乗って機体の側に連れて行かれました
 今度はトラブル(内容不明)が解決したらしく、バスを下りてステップを上り機内へと列は進みました
 余分に一泊できると云う期待ははずれ、このまま遅い時間の離陸(19時半)になり、
 セントレアには深夜の23時到着になりました (時差プラス1時間)
 滞在中の激辛料理で胃腸をこわして体調不良の帰国でした
 セントレアでのホテル宿泊も考えましたが金山駅からJRで春日井まで行けることが判ったので
 スーツケースを受け取って名鉄の乗り場に急ぎ、ホームで待つ電車に急ぎ飛び乗りました
 春日井駅に着いたら日付が変わって9月2日になっていました
 駅前からタクシーで自宅に向かい、無事に中国旅行が終了しました  ありがとう

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[Click!!]

 =午前中愛らしいパンダを見学、[成都]から上海経由で[セントレア]に深夜の帰国 


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 所見:
  [全般]
  1,日本との時差は中国全域でマイナス1時間でヨーロッパや南米と違い度々の調整が不要で楽でした
    東の上海から西の成都に移動しても時差には異常を感じなかったです
  2,全行程、好天に恵まれました  黄龍見学中に1度シャワーが来ましたが15分くらいで
    間もなく晴れ上がりました
  3, ホテルや商店などでは相手の話す言葉が全く理解出来ず、困りました
    下手な英語を駆使しても理解してもらえず意思疎通の不便を感じました

  [経済の動向]
  1, 各地で建設中のマンションなどが工事を中断している風景を多く目にしました
    建設途中のビルには屋上に動かない工事用クレーンが並んでおり人の姿は見えないのです
    バブル崩壊の兆候が感じられました  少しづつ景気は後退し始めている様子でした
  2, 成都や上海などの都市では20階以上のマンションが群を成して建っていました
    それらの棟はその間隔が極めて狭く、林立の状態です
    隣の棟の窓が直ぐ鼻先に在る状態でいつもカーテンを閉めておきたい感じです
    遠くまでの見晴らしを期待して高層マンションを購入するのに
    折角の高層マンションの有りがた味が感じられないだろうと思いました
    狭い日本と違う広大な国土の中国で何故だろうといつまでも疑問でした

  [観光地の施設]
  1, 九寨溝、黄龍、楽山などどこも観光客にとって使いやすく便利な板張りの歩道が整備されていました
    トイレも各処に適宜配置されきれいに清掃・整備されていました
    我が国も富士山などの山ではトイレの整備にこの考え方と方式を参考にするべきと思います

  [略し過ぎの漢字]
  1, 中国で案内、表示は漢字で書かれております
    漢字を使う日本人にはそれらの7割以上がそのまま判読し理解出来る事が多いです 然し
    略された漢字には略字の元の文字が類推できないほどかけ離れた略字が多いのです
    例えば黄龍の「龍」の略字は全く読めません
    これらは[漢字]とは云わずに中国字と呼ぶのが正しいのかもしれませんが略し過ぎだと感じました
    今の中国人は祖先が残してくれた論語や杜甫の韻を踏む漢詩が読めない時が来るのではと不安です

  [抗日思想の教育]
  1, 帰国日の9月1日の2日後、9月3日は中国の「抗日戦勝70年」を祝う記念日として
    ロシア、韓国の大統領など著名人を招いて北京天安門前で華々しく軍事パレードが開催され
    世界に報道去され帰国後日本で観ました
    成都空港待合室で出発機の到着を待つ間、大型のテレビは旧日本軍を相手に闘う抗日戦争を
    モノクロ映画を長々と放映していました
    いつものカラー映像もコマーシャルもなく、笑い声もない戦時中の沈んだ雰囲気でした
    帰国後知ったのですが1日から5日まで一般市民の生活を制限し犠牲にして
    国家行事として遂行したそうです
     (日本ではこの時多くの老若男女が雨の中で安保法案強行採決反対デモに熱中していたのです)
    毛沢東氏や周恩来氏を観習い、中国の過去の歴史を学んで行動して欲しいと思います

  [街の交通事情]
  1, 街を走る交通はバイクが多く勿論総人口が多いので 車、自転車も多いです
    自動車はVW、BMW、ベンツ、そして中国車に混じって日本車(トヨタ、日産、ホンダ)も
    走っていました
    VWの今回の検査偽装は多くの中国人には大ショックだろうと想像します
    トヨタ、本田などの需要が増えると嬉しいです
  2, 老若男女とも中国人は会話の声が叫ぶような甲高い大声で話します  やかましいです
  3, 黄龍の大仏見学時に、柵に寄りかかって見学しながらチベット人男性と隣合わせ、
    英語と身振り手振りで話しかけてみました
    勿論言葉は通じないのに「ニッポン人」 と云う言葉で、
    「オー」と云って笑顔でこちらを観て右手親指を上方に突き上げて
     「日本は最高だ」
    とお褒めの表情をしてくれました  日本人は最高の国民です
    中国国内でのチベット人の立場が想像できる  気分爽快
  4, 四川省で勧められる地元料理、郷土料理はたっぷりの[辣油]で煮込んだ超激辛料理で
    日本人の云う「胃腸にやさしい料理」とはかけ離れた味付けです
    地元人のガイド(32歳の男性 李さん)は
     「四川の最高に美味しい郷土料理に案内します」と紹介してくれましたが
     結果はおなかを壊してしまう結末になってしまいました
  5,観光地、街中のトイレは欧州各国と比べてよく清掃・整備され推測と逆に気持ちよく使えました
    特に黄龍のトイレは適度に配置され整備・清掃が行き届いていました
  6、混雑する各処 (成都の繁華街など) には多くの警官が配置され、
    事故発生を目撃することはなかったです
  7、「小心」とは[注意]、[用心]、[Take Caution] の事です
  8、9/1~9/5 には 東条元首相の似顔 のアイス売ってかじらせる嫌みもやっていました
  9,楽山大仏の山門の額に郭沫若の詩 左に「仏法西来」、右に「大江東去」
  10,旅行中は好天に恵まれ、黄龍で短時間(10分くらい)の降雨があっただけです
  11,好天続きの中、高度の高い処を連日歩いたので赤外線が強く日焼けして
    腕が赤黒くなっていました
  12, 中国は徴兵制はないそうです  軍隊は衣食住付きで鍛え訓練してくれる憧れの的だと云います



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