6月は、集中特訓講義なるものが毎週1事例ずつ行われます。(DVDなので約2週間遅れ・・・)
第1週は事例1強化、第2週は事例2強化、、、といった感じで週ごとにメリハリをつけてやっていこうかと計画しています。
受験校に通うのは、「ペースメーカーとしての役割を期待して」ということが一つの目的でした。
ある程度は自由に決められる日程とはいえ、目安があるとそれに向けてやるようになりますからね。
この目安ですが、一般的にはマイルストーンと言われているものですが、製造でよく言われている「困るしくみ」に似ていると思います。
困るしくみとは、人は困ると自然と改善する、逆に困らないとやらない、という性質を利用したしくみで、改善活動の基本的な考え方の一つです。
困らないと(あるいは困っていることに気が付かないと)なかなか、何かしよう、良くしようという気にならないですよね。
そういう意味でも、次回授業を困るしくみとして、あれとこれをやらなきゃという気持ちになります。
特に意思の弱い自分のような人間は、困るしくみがないと勉強せずに楽をしちゃうんですよね。
せっかく高いお金を支払ったので、内容だけでなく有効に活用したいと思います。
例)不良が出たら設備が止まる
不良が出たら自動で修正までしてくれる設備があったとします。
一見すばらしい設備に感じますが、不良が隠されてしまい、真の不良原因が分からないままになってしまいます。
製造ノウハウが残りませんし、いつか大問題に繋がる可能性があります。
この場合、不良が出たら設備が止まることで、生産できずに困り、改善しなくちゃと改善に繋がります。
目先の修正だけをしていると、また不良が出て止まります(困ります)。
真の原因をつぶさないと困り続ける事になり、なんとかしなくてはと改善が進むしくみになります。
とはいえ、まだ事例3の解答でずばり困るしくみを提案するほど一般的ではないですね。