「紡ぎ育むわがまちのこころ」と題されたイベントに参加してきました。
島根県の19の市町村を巡る講演会のリレーで、
海士町ではアレックス・カーさんと齋藤章雄さんが講師としてお話をされました。
アレックス・カーさんは徳島県の祖谷(いや)での古民家再生などで知られる東洋文化の研究者の方です。
齋藤章雄さんは、「しち十二候」という料理店の方で、
以前はコンラッド東京の総料理長を務めておられた方です。
講演会自体も大変勉強になったのですが、
終了後の直会で提供された、海士の食材を使った料理の数々が
大変美味しかったのでご紹介します。
まずは、焼き手無烏賊あかもく和え。ゲソがいい食感で美味しい。
つづいて、前菜4品。こちらは海鼠福良煮。
凄く柔らかいけど、最後にコリコリした海鼠の食感が残ってた。
お造りはかさご、鯵、テナシ。彩はホウレンソウ。
菠薐草とも書くんですね。
お椀替わり小鍋仕立てということで、一煮立ちさせていただくと
炊き合わせでヒオウギ貝が入ってました。
ばとう油焼き。マトウダイです。
烏賊飯炙り岩海苔です。このだし加減がね、プロって凄いですね。
おっ、キンニャモニャセンター「しゃん山」からそのままの漬物。
デザートはキウイアイスでした。
もう、旨い、旨いの連続です。
もともと海士町はとても豊かで素晴らしい食材に恵まれている。
奇抜なことをするのではなく、
季節の物をこの島らしい、自分たちが誇れる美味しい食べ方で
提供すれば、それはここでしか食べられない、ここにまた食べに来たくなる島の料理になる。
そんなメッセージをいただきました。
ごちそうさまでした。