早朝に秋田港到着後、これからの足慣らしとして、市内近くにある背後に鎮座する大平山詣での里山二山を「お山かけ」で巡ることにした。
ツクシに似た尖峰の▲筑紫森と、直ぐ近くの摺鉢を伏せた形の▲岩谷山の二山である。
まずは奥にある▲筑紫森登山口の林道に入り、看板のある登山口駐車場に着いた。
ところで、登山靴がピッタリ合わず、よく足の爪を痛めるのがいつも悩みの種である。
爪を痛めると、治るのに時間がかかり、思わぬ痛手となるのだ。
歯痛と爪傷は要注意である。
三日前に登った、兵庫県の▲松尾山の下りで痛めた足の爪が少し痛く、パッドで保護しながら準備した。
登山口の大きな案内板を見て出発しました。
[中央に▲筑紫森、左側に▲岩谷山の分かりやすいイラストの案内図板]
この辺りは、ちょうど新緑一色に染まっている。
足元の花は少ないが、よく目立つ色がヤマツツジの朱色とタニウツギのピンク色である。
[上品なピンク色のタニウツギが咲きだした]
[ヤマツツジの朱色は、よく目立つ]
表参道を登ったが途中からは、この山独特の天然記念物で、注状に角ばった岩脈状の岩盤登山道となり、それが頂上まで続く。
[表参道を急登していく]
[何だか一杯絡まっている]
[ロープと鎖続きの急登が続く]
[天然記念物の岩脈登山道]
[岩脈は神社のある山頂まで続く]
狭い山頂部には、筑紫森神社が鎮座している。
[筑紫森神社の背後には、霊峰▲大平山の連峰が連なる]
その背後には、信仰厚い▲大平山連峰が連なり、三年前に歩いた▲前岳~▲中岳に続いて最高峰の▲奥岳と連なっている。
[▲筑紫森頂上のパノラマ]
[▲筑紫森頂上からの展望、左側に次に登る▲岩谷山、右側に大平山の連峰]
[▲大平山連峰の最高峰▲奥岳]
[残雪の最高峰▲奥岳をズームアップ]
[▲奥岳をさらにズームアップ、山頂に避難小屋が建っている]
そしてすぐ近くには、この後に登る予定の▲岩谷山が見える。
[次なるお山の▲岩谷山]
山頂部にもヤマツツジが所々咲いている。
[新緑に映えるヤマツツジ]
ここは早めに下った。
[今度は岩脈の下りになる]
[岩脈に咲くヤマツツジ]
[見上げると、目に染む新緑]
次に、手前にある▲岩谷山登山口に向かった。
[こんもりと摺鉢を伏せた形の▲岩谷山]
すぐに、▲岩谷山の登山口になるユフォーレという入浴施設の奥にある駐車場に着いた。
[チゴユリがたくさん見られた]
ここも新緑の中をヤマツツジを見ながら登って行くと、▲岩谷山山頂に到着する。
ここからは、▲大平山奥岳付近が見えるだけで、周囲は樹林に囲まれている。
[▲岩谷山頂上からの唯一の展望、▲奥岳]
[山頂奥には、ブナ林もあった]
少し奥に進むと岩峰に当たり、ちょうど北東側の秋田市方面が見渡せる絶好の展望台になっている。
ブナ林の中にツツジも咲いており、ここで昼食にした。
[岩峰は絶好の展望台]
[岩峰展望台からのパノラマ]
[緑いっぱいの里山風景]
[きれいに水が張られた水田が並ぶ]
[ブナ林に映えるヤマツツジ]
[えらく小さなイワカガミ、今年は初めて見た]
[きれいに間伐され、明るい杉林]
[いよいよタニウツギの季節である]
この二山は対照的な山容で、大平山詣での「お山かけ」として、県内外を問わず参詣者で栄えてきたらしいが、今日は誰にも合うことなく、静かなお山かけ詣でとなりました。
下山後、そばにあるユフォーレという温泉付きの健康ランドで入浴し、角館で夕食を食べた。
その後は、田沢湖近くにある「茶たての清水P」という美味しい水場を伴う、広いトイレ休憩施設で車中泊にしました。