師走

１２月。



今年最後の警察のカレンダーは大分の海上警察艇。
世の中、陰湿な事件や事柄（お政治なんかも含めて）が多かったが、幸いここ大通店は嫌なことなく終わりそう。
この警察のポスターや、母の店時代からの神様や、たぬ公や豚さんのぬいぐるみたちに守られて無事過ごした。

なにに遠慮しているのか、いやに慎重な気配の新聞紙上の市況感と様相が違い、どうも大通景気は（たぶん当店を中心に）好転の兆しを見つけるのに苦労する。

それでも師走１２月。

昨日も一昨日も当日予約の急な宴会が入ってくる。

ありがたき事。

選挙のせいか開票日までの予約こそ少ないが、やはり呑兵衛達は、寒さや年の瀬や賞与やなんやらと自分への言い訳を探して夕方前から腰が落ち着かないのだろう。

そういうときはモツ鍋であったまりながら一献、ホルモン屋でどうぞ。

盛岡も一昨日あたりから気温こそそう下がっていないが雪景色となった。

あわててタイヤを替えたり、冬用ワイパーを探したり、防寒靴や手袋やスキー帽を準備したり、雪国の冬支度は手間がかかる。

あと何日かで今年も終わる。

来年の正月のカレンダーを、見て見ぬふりをするのはいいが、時は確実に過ぎ行く。

そして、ホルモンを洗う水も次第に切れるような冷たさになり、その冷たさにホルモン屋は季節を実感するのだ。