つまんねぇ奴だなおれは

、俺さぁ――


というと君が


そんなことないよ、と言う。


でも俺は僕になる、
なんでだろうか知らんけどさ。


んでね


僕はね、僕が思うよりずっとだめなやつなんだなぁ


そんでね、君は君が思うほどブスじゃない。


君が思うよりずっとかわいい。だから好きさ。


君はね、君が思うよりずっとやさしい。


うん、ふわふわしてるんだ、だからありがとう


たまに触れたい、言葉ですら。


時折思い出す、しばらく見てない笑顔はどこなんだろう、そういえば
僕は一度でも君の本当の笑顔を見たのだろうか、
わからない、だからいつかさぁ
バカなこと書いて絶対笑わせてやるんだ、
きっとだよ、目が覚めるときに思うような
雲みてぇな笑顔をするんだ、そうだろ、
それはきっときれいだよ、君は君が思うより、
忘れられない本当の笑顔があるから、だから
僕は君を忘れられない。


ほんとつまんねぇな、僕はそれでも
書くんだけど、僕は僕のバカを発散させたくて
書いてるようなもんだけど
いつか、いつかね
君の本当の笑顔を描きたくて、
そのための日記を必ず。


なぁ、もう３時近くだから目ぇ閉じて
眠れよ、明日なにもなくても。
眠れないのは僕一人だからかっこええんだ。
はは、ちっともだね。
こうして僕が君へ書いてるのか
僕へ書いてるのかすらどうでもよくなって


それは君といつのまにか交じり合うと
いいなってね


だれもいないよ


ここ


だれもいない


わん。




ここに僕、いるの。




伝わる。




部屋ン中。




抱きしめてくれ。よ




その小さな手じゃ




むずかしいかなあ




汚れた肺にね、君の息が入れば
眠れるかなって。




明日、一日、笑って仕事してくるよ
今日のことなんてなんてことないさ。
俺は―――



俺さ、夢があるんだ。



３３になるよ、あと少し。
おっさんだね、は、はは
空回りだな。



そんで、俺つまんねぇやつかもだけどさ
でも君と笑うなら
いつだってほんとに笑いたいなって
思うから
笑えないような
日々にはしない、させない。



なあ、タバコ、ごめんよ、
もうちょっとの間だけ、吸わせてくれよ。








ありがとう。





おれもねむるよ




ねむるよ