ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

春に向けてメッセージ

2009-03-19 08:41:48 | Weblog
今の音楽シーンは、「ちょっと退化したな」と感じています。
多くの音楽がサンプリングされ、ひな形が用意されているように感じます。

逆に、いつの時代でも人の「表現したい!」という気持ちは純粋で変わらない、ということも肌で感じています。
今、廻りには、消費される為に用意された音楽で溢れているけど、
本当の音楽ならば、消費しても消費されない。
本当の感動は、何回聞いても色あせない。

「サンプリングされる立場」を目指して欲しい。
そして、いつまでも色あせない感動を「自分が」生み出す事を
目指して欲しい。

それには、自分の好みを大事にすること。
自分を今、取り巻く事。それに感じる自分。日本語を喋る自分。
アイスなら、ハーゲンダッツを選ぶ自分。
寝るマエより、朝、シャワーをあびたい自分。
ふと、聞きたいアルバムが、「◯◯」である自分。
それを100%表現する事で「京都サウンド」ができあがる、と思う。

あなたが、力強く生きて、なにか生み出していることが、シーンなんだと思うのです。

それと、同時に、アメリカ黒人音楽の伝統を研究して欲しい。
アメリカのポップミュージックは、多くが黒人によって生み出され、
白人がマネをして、それを世界に広めた歴史があります。
たとえばロックは、白人のものと思われがちですが、
ロックンロールを始めたチャック=ベリーは、黒人です。

ジャズやブルースを研究する事は、
今のポップシーンにおいて、ほとんどの音楽に応用が利くんですね。

ジャズは、かなり系統立てたカリキュラムが完成しました。
改善は続けます。

ブルースも、今年には、さらにグレードアップします。

また、ソングライターのギターを使った理論、
あるいは、ソングライターの為のギターカリキュラムを考えています。



あと、目標を持ち、忘れない事。
目標を忘れると遅かれ早かれ、音楽は難破し挫折します。

だからレッスンがある、とも言える。

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