ハッピージョギング in ハワイ(プレイステーション)
2008年3月4日掲載
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ジョギング系ソフトは最近の「Wiiフィット」のような直球ド真ん中のものから「お遍路さん」のような場外大暴投級のものまであり、過去にもいくつか散見される存外と幅の広い分野である。
この「ハッピージョギング in ハワイ」はプレステ時代に発売されたシリーズものの一つだ。別売の専用ステッパーコントローラを使って、ポリゴンで再現されたワイキキビーチ周辺をジョギングしながらダイエットができるソフトだ。
数年前、このソフトを投げ売りワゴンの中で見つけた時、妙に気に入って買ってしまった。私は一度ワイキキビーチに行ったことがある。そのせいだろうか。
専用コントローラは持っていないが、アナログスティックを左右に入力すると、両足の動きに対応して前進することができる。テレビの前で足踏みしながらプレイすることにしよう。コースは3つあり、長さはそれぞれゲーム内で3km、6km、12kmだ。また、フリー走行モードもある。
3kmコースを走っただけで汗がにじむ。12kmコースは完走まで30分程度もかかり、汗だくになるだけでなく股関節も痛くなってくる。真面目にプレイすれば専用コントローラがなくてもかなりの運動量じゃないか。それに、これ、意外と楽しいぞ!
ところが数日間プレイしたのち、あることに気づいて愕然とした! 足踏みしながら「ウィザードリィ」でもプレイしたほうが楽しいのではないか、と! プレイするモチベーションが消滅したその時、私は力尽きた───。
そんないきさつから一度は中古屋に売った本作を、最近また買ってしまった。
ハワイの風景を楽しみたいのなら、Xbox360のリアルなレーシングゲームでもプレイすればいい。私がこの「ハッピージョギング in ハワイ」に惹かれるのは、人の熱気を感じるからなのかもしれない。もしリアルな画像でのリメイクが実現するのなら、こんな出会いがプレイ中にあってもいい───。
ワイキキビーチを軽く走りながら常夏の太陽を満喫していた私の目にとまったのは、パラソルの下で物思いにふけっているビキニ姿の美女であった。恋人や友達と一緒の様子もない。都会の生活に疲れたのか、あるいは失恋の痛手をこうむったのか、物憂げな雰囲気が気にかかる。気晴らしににぎやかな場所に来たものの、かえって孤独感が増すというのはよくあることだ。
普段の私では考えられないのだが、リゾート気分にほだされたせいか、彼女に声をかけることにした。
「やあ、きみ一人? へえ、ロサンゼルスから来たのか。もっと話を聞きたいな。今晩一緒に食事に行こう。どこに泊まってるの? ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ホテルだね。あとで迎えに行くから着替えておきなよ。7時にロビーで待ってて!」
その後しばらく会話し、彼女といったん別れて自分のホテルへと戻った。昼間の汗を洗い流し、身じたくをして外に出たときにはもう6時50分だった。彼女の泊まるホテルに急ぐとしよう。
目標地点:ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ホテル
走行距離:3km
制限時間:10分
Push Start!
2008年3月4日掲載
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ジョギング系ソフトは最近の「Wiiフィット」のような直球ド真ん中のものから「お遍路さん」のような場外大暴投級のものまであり、過去にもいくつか散見される存外と幅の広い分野である。
この「ハッピージョギング in ハワイ」はプレステ時代に発売されたシリーズものの一つだ。別売の専用ステッパーコントローラを使って、ポリゴンで再現されたワイキキビーチ周辺をジョギングしながらダイエットができるソフトだ。
数年前、このソフトを投げ売りワゴンの中で見つけた時、妙に気に入って買ってしまった。私は一度ワイキキビーチに行ったことがある。そのせいだろうか。
専用コントローラは持っていないが、アナログスティックを左右に入力すると、両足の動きに対応して前進することができる。テレビの前で足踏みしながらプレイすることにしよう。コースは3つあり、長さはそれぞれゲーム内で3km、6km、12kmだ。また、フリー走行モードもある。
3kmコースを走っただけで汗がにじむ。12kmコースは完走まで30分程度もかかり、汗だくになるだけでなく股関節も痛くなってくる。真面目にプレイすれば専用コントローラがなくてもかなりの運動量じゃないか。それに、これ、意外と楽しいぞ!
ところが数日間プレイしたのち、あることに気づいて愕然とした! 足踏みしながら「ウィザードリィ」でもプレイしたほうが楽しいのではないか、と! プレイするモチベーションが消滅したその時、私は力尽きた───。
そんないきさつから一度は中古屋に売った本作を、最近また買ってしまった。
ハワイの風景を楽しみたいのなら、Xbox360のリアルなレーシングゲームでもプレイすればいい。私がこの「ハッピージョギング in ハワイ」に惹かれるのは、人の熱気を感じるからなのかもしれない。もしリアルな画像でのリメイクが実現するのなら、こんな出会いがプレイ中にあってもいい───。
ワイキキビーチを軽く走りながら常夏の太陽を満喫していた私の目にとまったのは、パラソルの下で物思いにふけっているビキニ姿の美女であった。恋人や友達と一緒の様子もない。都会の生活に疲れたのか、あるいは失恋の痛手をこうむったのか、物憂げな雰囲気が気にかかる。気晴らしににぎやかな場所に来たものの、かえって孤独感が増すというのはよくあることだ。
普段の私では考えられないのだが、リゾート気分にほだされたせいか、彼女に声をかけることにした。
「やあ、きみ一人? へえ、ロサンゼルスから来たのか。もっと話を聞きたいな。今晩一緒に食事に行こう。どこに泊まってるの? ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ホテルだね。あとで迎えに行くから着替えておきなよ。7時にロビーで待ってて!」
その後しばらく会話し、彼女といったん別れて自分のホテルへと戻った。昼間の汗を洗い流し、身じたくをして外に出たときにはもう6時50分だった。彼女の泊まるホテルに急ぐとしよう。
目標地点:ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ホテル
走行距離:3km
制限時間:10分
Push Start!
やはり題材になっている所へ
行ったことがあるかどうかで
こういうゲームの評価は随分変わりそうですね。
ちなみに
例に挙げられてる
「お遍路さん」にも出会いはありましたけど(遠い目)
ロマンスは無かったです・・・あれば良かったのに。
Wiiボード対応でリモコンを振り回すダンジョンRPGなんてのも
少し遊んでみたい気がします。
そういえば前のエントリで書き忘れてましたが
「ゲーム批評」読まれてたんですね。
一時はそれなりに売れてた割に
ネットでもあまり話題を見かけないので
ちょっと懐かしかったです。
この投稿はギャグのつもりで書いたのですが、担当日記ではあまりそういう扱いはされませんでした。最後「走っていくのかよ!」っていう突っ込みを期待していたのですが。普段の行いが悪かったのでしょうか。
「ゲーム批評」は気になる記事があった時だけ買っていました。攻略や紹介もなく、とにかく「批評」する雑誌でしたから、ネットで誰もが自由に発言できる現在になってその意義と印象が薄まったのかもしれません。