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競馬には過去のデータというものがある。もちろんダービーにもそれは存在する。
そしてジンクスはいつしか打ち破られる。
私がダービーと知り合ったのは中野コールに沸いた1990年のアイネスフウジン。
それ以降のダービーで破られていったジンクスを示そう。
1992年のミホノブルボンの新馬戦は中京の芝1000メートル。ダービーを勝つ馬の新馬戦としては極めて異例。
1996年のフサイチコンコルドは3戦目でのダービー制覇。
1998年のスペシャルウィーク。「武豊はダービーを勝てない」というジンクスを打破。
2000年のアグネスフライトは2戦目で12着という悪い着順がありながらのダービー制覇。
2002年のタニノギムレットはNHKマイルを挟んだローテーションでの初のダービー制覇。
2004年のキングカメハメハは史上初NHKマイル、ダービー連覇。
2006年のメイショウサムソンは小倉デビュー(たぶん史上初)ダービーが11戦目は3冠馬ナリタブライアンと同じ。
2007年のウオッカは牝馬。
2007年はもう1つ異例の年。数あるG1の中でもっとも堅いダービーは1990年~2006年まで1番人気馬の成績は(12、4、1、0)勝率70.6%連対率94.1%
唯一の3着は牝馬のミッキーが乗った1997年のメジロブライト。
1番人気の馬を買っていれば的中率激高のダービーなのに、現在は悠々自適の乗馬になっている1番人気のフサイチホウオーは撃沈。
ジンクスは破られるものである。
今年もジンクスに立ち向かう馬がいる。
サクセスブロッケン…初芝でダービー。過去には初芝初勝利の馬はウィナーズサークルがいたらしいが(低レベルとのうわさ)、同馬は芝自体が初挑戦。近年「何でもあり」のダービーの様相。史上初の快挙があっても驚かない。
アドマイヤコンドル…3月デビューのキャリアの浅さ。フサイチコンコルドの例もあるので、あっさりがあっても驚かない。
ディープスカイ…どうやら1番人気っぽいが、未勝利を脱出するまで6戦も要した馬が最高峰のダービーを勝つのは極めて稀である。年明けを6戦使っていることも近年ではない。
実績馬か?上昇馬か?未知の魅力馬か?
実は私の◎は、すでに決めてある。
川田将雅のアドマイヤコンドル
キャリアの浅さ、鞍上の経験不足、馬体の回復など不安材料はあるが、それを克服できる素質の持ち主だと青葉賞のレース後に再認識した。
それと、もう1つの理由は…
それは明日に。