酒井法子本人に続いて、だんなも保釈が認められましたね。
ところが、テレビの情報番組をみると、コメンテータたちが
なぜ認めるんだ、証拠隠滅のおそれがある! と怒っている。
そんなに酒井法子がきらいなんでしょうか。
ジャンキー生活を描いた『SPEED スピード』などで知られる
作家の石丸元章氏は、ある雑誌でこんなふうに言っています。
“日本では薬物の使用を社会への裏切り行為としてとらえる。
こういう糾弾の仕方をするのは日本と韓国に顕著。欧米では、
個人が抱えている問題とされ、「治療なさったら」くらいの
スタンスです”
そういえば周囲にもなぜか彼女に怒っているひとが多い。
テレビも、そこに出演するコメンテータたちも、
商売上、そう言わざるをえない面があるってことでしょう。
彼女を非難しないと、こんどは自分が叩かれますからね。
ただし、酒井法子を擁護する根性のあるひともいる。
たとえば、比較文学者の四方田犬彦氏は、産經新聞に、
「酒井法子を擁護する」というコラムを書き、彼女を叩く
マスコミのやり方に疑問を投げかけています。
しかも、四方田氏の場合、覚醒剤まで擁護している。
“敗戦直後の田中英光や坂口安吾といった文学者は、ヒロポンやアドルムを常用しながら敗戦の絶望感を克服して、戦後文学に残る記念碑的な小説を書き上げた。覚醒剤を絶対の悪と見なすなら、彼らの業績を「国文学界」は全否定しなければなるまい”
つまり、覚醒剤をやるやつが人間失格だというのなら、
安吾の『堕落論』『白痴』、田中英光の『地下室から』も、
ジャンキーの書いた与太話になってしまう!と(笑)。
こう言いたいんでしょうか。
薬物をやろうがどういう状態で書こうが、
その作品の価値とはあまり関係ないんじゃないの?
ストーンズやビートルズはどうなるんだって話です。
しかし、全員がひとつの方向を向いてしまっているとき、
それはちょっと違うんじゃないの、と発言するのは、
覚悟がいるのと同時に、必要な行為だとは思いますけどね。
ところが、テレビの情報番組をみると、コメンテータたちが
なぜ認めるんだ、証拠隠滅のおそれがある! と怒っている。
そんなに酒井法子がきらいなんでしょうか。
ジャンキー生活を描いた『SPEED スピード』などで知られる
作家の石丸元章氏は、ある雑誌でこんなふうに言っています。
“日本では薬物の使用を社会への裏切り行為としてとらえる。
こういう糾弾の仕方をするのは日本と韓国に顕著。欧米では、
個人が抱えている問題とされ、「治療なさったら」くらいの
スタンスです”
そういえば周囲にもなぜか彼女に怒っているひとが多い。
テレビも、そこに出演するコメンテータたちも、
商売上、そう言わざるをえない面があるってことでしょう。
彼女を非難しないと、こんどは自分が叩かれますからね。
ただし、酒井法子を擁護する根性のあるひともいる。
たとえば、比較文学者の四方田犬彦氏は、産經新聞に、
「酒井法子を擁護する」というコラムを書き、彼女を叩く
マスコミのやり方に疑問を投げかけています。
しかも、四方田氏の場合、覚醒剤まで擁護している。
“敗戦直後の田中英光や坂口安吾といった文学者は、ヒロポンやアドルムを常用しながら敗戦の絶望感を克服して、戦後文学に残る記念碑的な小説を書き上げた。覚醒剤を絶対の悪と見なすなら、彼らの業績を「国文学界」は全否定しなければなるまい”
つまり、覚醒剤をやるやつが人間失格だというのなら、
安吾の『堕落論』『白痴』、田中英光の『地下室から』も、
ジャンキーの書いた与太話になってしまう!と(笑)。
こう言いたいんでしょうか。
薬物をやろうがどういう状態で書こうが、
その作品の価値とはあまり関係ないんじゃないの?
ストーンズやビートルズはどうなるんだって話です。
しかし、全員がひとつの方向を向いてしまっているとき、
それはちょっと違うんじゃないの、と発言するのは、
覚悟がいるのと同時に、必要な行為だとは思いますけどね。