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"おいない"の京都最新情報

2019-05-26 10:20:40 | 京都最新情報

 2019年 5月 25日 (土)

        [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 

 

★宇治の平等院で二十五日、同院にゆかりの深い源頼政の八四〇回忌を記念した特別展「源の頼政―歴史と伝説の交叉(こうさ)」が始まった。公家と武家姿の頼政像のほか、初公開の絵図「頼政一代記」などが展示されている。 頼政は源氏再興のため挙兵したが一一八〇年の宇治橋での合戦で破れ、五月二十六日平等院境内で自刃した。御所での鵺(ぬえ)退治の伝説や、亡くなった後の魂が「源氏蛍」となり、「平家蛍」と入り乱れて宇治川を乱舞したという伝承も残る。 特別展では鵺を退治したと伝わる弓や実戦で使用していたとされるかぶとなど十六点を展示している。 二十五日は住職による特別展の開眼法要が営まれた。 展示は九月二十七日まで。期間中、展示品を一部入れ替える。拝観料が必要。

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"おいない"の京都最新情報

2019-05-23 14:22:32 | 京都最新情報

2019年 5月 23日 (木)

        [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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★西京区嵐山・法輪寺の鎮守社の電電宮で五月二十三日、電気と電波をつかさどる神様が祀られており、神を拝む「電電宮大祭」が営まれた。 平安時代に空から明星が降り注いだという故事に由来する「電電明神」が祭られ、全国の電機関連企業の信仰を集め、業界の発展と安全を祈願する祭典です。
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2019-05-21 11:43:49 | 京都最新情報

2019年 5月 20日 (月)

        [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
西本願寺:「降誕会」(解)
 
★浄土真宗本願寺派の宗祖親鸞の誕生を祝う、毎年恒例の降誕会(え)が二十日、下京区の同派本山・西本願寺で営まれた。重要文化財の南能舞台では祝賀能が上演され、一二〇〇人を楽しませた。 本願寺と能は室町時代の本願寺八世蓮如のころから関係があるといい、十九世紀後半からは祝賀能が恒例となった。 世襲制の門主の代替わりを祝う「伝灯奉告法要」が営まれていることから、父子をテーマにした演目となった。冒頭、現在では西本願寺でしか見られないという「お能始めませい」との「触れ」から始まった。観世流シテ方の片山九郎右衛門さんらが出演。優雅な天女の舞と山神の激しい舞いがある世阿弥作「養老」や、文殊菩薩の使いである獅子が変化に富んだ華麗な舞いを披露する「石橋(しゃっきょう)」などが披露された。観客たちは、日本最大級の屋外能舞台で演じられる能に見入っていた。 また、親鸞の木像を安置する御影(ごえい)堂で法要が営まれ、境内南側にある唐門が三十五年ぶりに開かれた。
     [葵 祭 シ リ ー ズ]
 
葵祭・下鴨神社:「献茶祭」2017年葵祭の無事と家元襲名を奉告
 
★葵祭を締めくくる小川流煎茶献茶祭が二十日、左京区の下鴨神社で行われた。七代家元を継承した小川後楽さんが、心を込めた一煎をいれ、神前にささげた。 祭の無事を奉告する恒例の行事。
 
神事に続き、本殿前の舞殿で新家元が厳かにお手前に臨んだ。流祖伝来の本格手前で二碗に静かに茶を注ぎ、東西の二神に献じた。 献茶式後、境内の供御所(くごしょ)に設けられた本格手前の茶席では、歴代家元の遺愛の品などで列席者をもてなした。直会(なおらい)殿にも文人手前席が設けられ、汗ばむ陽気の中、訪れた約三〇〇人は、趣向の違いとともに、喉を潤す煎茶の清味を味わってい た。     
 
 2019年 5月 21(火)
    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】 
 
養源院:「大般若経会」
 
★東山区・三十三間堂廻り養源院は、文禄三年(一五九四)淀君が父の菩提を弔うため秀吉に願い建立しました。 商売繁盛、無病息災、家内安全の御利益があるとされる養源院の大般若経会は、一月、五月、九月、の二十一日に行われる恒例行事です。 一切は空であるとの思想を説く仏教の諸経典を集成した大般若経全六〇〇巻を御宝前で導師と出仕の僧四人で転読します。 当日の参拝者には御札の授与があり、御供養が配られます。
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2019-05-20 14:52:39 | 京都最新情報

 

2019年 5月 19日 (日)   

     【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】  
 
 
★平安時代の船遊びを再現する車折神社(右京区)の三船祭が十九日、渡月橋上流の大堰(おおい)川で営まれた。新たに清少納言役の女性も登場し、新緑に包まれる川面に優雅な王朝絵巻の世界が広がった。 八九八年に宇多上皇が大堰川で船遊びをした故事にちなみ、一九二八年祭りの復活を望む地域住民らの声を受け、地元の商店や観光関係者が今年二月に「三船祭保存会」を発足した。より多くの人に祭りを楽しんでもらおうと清少納言役の女性を地元から公募し、華やかさを増して再出発を果たした。 時代装束姿の参加者は、府立嵐山公園中ノ島地区から十二単(ひとえ)に身を包んだ清少納言役の舞台女優、千葉吉美さんを先頭に行列をつくり川岸に到着。神事の後、午後二時に千葉さんや神職らが乗る御座船を先頭に、計七隻の船が川に進んだ。 供奉船からは舞楽や今様歌が奉納され、清少納言役の千葉さんはきらびやかな扇を流す「扇流し」を披露した。両岸は大勢の観光客で埋め尽くされ、みやびな光景を見入っていた。
 
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★右京区・愛宕・野宮両神社の祭礼「嵯峨祭」が五月十九日の神幸祭で神輿が嵯峨釈迦堂前の御旅所まで巡行します。 嵯峨祭は室町時代から続き、神仏習合の名残をとどめている大覚寺の祭りとして始まったとされ、古くは約六百余年前の貴族の日記に登場し、元禄四年には、松尾芭蕉が落柿舎に滞在中この嵯峨祭を楽しんだという記録が嵯峨日記にあります。
現在は地域の祭だが愛宕神社と野宮神社を祭神として行われる。また、江戸時代まで二基のみこしを所有していた大覚寺に巡行し、祈願を受けている。 愛宕神社みこしが一八一〇(文化十)年、野宮神社みこしが一七三七(元文二)年の製作で、前回の修復が一八四四(天保十五)で両みこし共、痛みが激しく老朽化したので修復された。 還幸祭は二十四日、嵯峨・嵐山一帯で繰り広げられる。 午前中に御旅所出発後、嵯峨の町内を一巡。午後に嵐山出発。稚児行列、子供神輿剣鉾巡行。随行、愛宕神輿、野宮神輿、神酒車などが巡行。 大行列や長さ約五㍍、重さ四十㌔近い、剣鉾を持った男衆が鉾上部の鈴を鳴らしながら勇壮な剣鉾差しが披露され、その後を二基の神輿が北嵯峨から渡月橋至る初夏の嵯峨野路を練り歩き、こちらも盛大です。
 
 
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2019-05-18 11:19:59 | 京都最新情報
2019年 5月 17日 (金)   

     【祭 シ リ ー ズ】

 

葵祭・下鴨神社:「献茶祭」2017年葵祭の無事と家元襲名を奉告

★上賀茂神社・献茶祭 葵祭を締めくくる行事。 午前の神事の後、本殿の御籍舎で家元が濃茶・薄茶を点てて本殿に供えます。 表千家、裏千家一年交代にて、御神前に献茶する神事です。 当日境内にてお茶席有り(有料)。雨天決行 。

     2019年 5月 18日(土)

      【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事

 

上御霊神社の大祭:「御霊祭」2014年
 

★上京区の上御霊神社は、約四〇〇年前に天皇から寄進された牛車が十八日の御霊祭で、三基の神輿を先導して京都御苑内を巡行する。 神輿渡御の儀。 貞観五年の御霊会が起源であり、都で最古の祭礼といわれています。 御苑の北側にある上御霊神社は皇室との関係が深く、東京遷都直後の一八七〇年ごろまは神輿が京都御所へ渡御したと伝わる。 伝統的な祭りの姿を取り戻そうと、二〇〇九年に神輿の御苑巡行を復活させたが、牛車は今出川御門で待機していた。今年は神幸列の全員と牛車も加わり、平安装束の氏子、神職や担ぎ手など約五〇〇人とともに今出川御門から入る。神輿三基は京都御所北側の朔平(さくへい)門の前で並び、そろって担ぎ上げる。みこしの行列は〇時半に神社を出発し北区一帯を五時間近くかけて練り歩きます。 牛車は一六〇〇年ごろに後陽成天皇から寄進されたとされる。巡行では、道案内の神といわれる猿田彦大神の神体を載せる。

 

御香宮神社:「伏見義民祭」2014年557
 

★伏見区・御香宮神社では五月十八日、江戸時代、伏見奉行の圧政に対し直訴で人々を救った七人をたたえる「伏見義民祭」が行われた。 一七八五年(天明五)、伏見の刃物鍛冶文殊九助や農家の丸屋九兵衛ら町人七人は、当時の伏見奉行小堀政方の悪政を幕府に直訴。小堀政方は罷免されたが、七人も取り調べ中、獄死や客死した。 この先人をしのぶ祭は、毎年開いており、今年で二百三十四回目。 神社境内に立つ石碑前で行われた祭では、神職の祭詞や詩吟の奉納に続き、子孫の参列者が玉串をささげた。

 

鞍馬寺:「五月満月祭」
 

★左京区・鞍馬寺では、毎年五月の満月の夜(今年は十八日)に五月満月祭(「ウエサクさい」と読む)が行われています。 長い間秘密の儀式として存在さえ知られていなかったが、昭和二十九年に初めて一般公開された。 鞍馬山全山に灯明を灯し、大杉の霊木で作った五智の宝冠の印を胸に着け、ロウソクを手にした参列者が魔王尊の「お力の宝棒」による祝福を受け、千手観音に供えた霊水を授かります。 呼び名は昭和二十二年この行事は起源は古くヒマラヤ山中や東南アジアにも同様の祭りが伝わるウエサク祭に似ていることからきています。灯明を持って鞍馬寺に祀られている本尊である魔王尊・毘沙門天・千手観音大魔王尊に世界の救済と平和と全ての幸福を祈願する。私語や勝手な行為を慎み、ひたすら祈りを捧げる厳粛な時間です。 「心のともし火」に火が点火され、一斉に尊天に捧げる光景は幻想的。 古式の秘儀(始まりは室町時代とも)なので、共に祈る心で参拝してくださいとのこと。かなり冷え込みますので防寒具などをお忘れなく。 雨天決行。写真撮影は不可です。

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2019-05-16 09:37:53 | 京都最新情報

  2019年 5月 14日 (火)  

       [京 の 季 節 の 花 だ よ り]
 
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★市内では最高気温が30・3度となり、三日連日の真夏日を観測した。左京区大原古知平町の阿弥陀寺では、クリンソウが最盛期を迎え、涼しげに咲く赤紫や白、黄色などの花が参拝者の目を引きつけている。 クリンソウはサクラソウ科の多年草で、府の準絶滅危惧種になっている。花をつけた様子が、仏塔の九輪に似ていることが名前の由来とされる。同寺では約三〇年前から書院の中庭で保護している。昨夏に老朽化した宝物殿を移築し、中庭が広くなり、本数が五〇株増の約四〇〇株になった。今年は四月末から咲き始め、今月末まで楽しめるという。 中庭では、彩り豊かなクリンソウが建物の影の中や隙間から差す陽光を受け、コケや葉の緑色に映えていた。
 
   2019年 5月 15日 (水)   
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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★大田神社~上賀茂神社・やすらい祭 桜の花びらが散る頃に、疫神も舞って疫病を撒き散らすと信じられていました。 その疫神を安らかに鎮めるお祭で、どうぞ桜も安らかに舞い散ってほしいという願をこめて、鐘や太鼓を打ち鳴らし「いんやすらいや…花や…」と歌いながら赤熊をつけた鬼や花笠が町内を練り歩きます。 国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 
   2015年 5月15 日(日)
    【葵 祭 シリーズ】 
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★京都三大祭のトップを飾る葵祭が華やかに古都・京都で繰り広げられる。葵祭は凶作が続いた六世紀に五穀豊穣と国家安泰を祈願したのが起源とされる。行列は下鴨神社・上賀茂神社へ天皇が勅使を送った様子を今に伝える。 平安の世にいざなう典麗優雅な葵祭の見どころは、平安貴族の衣装に身を包んだ人々が巡行する「路頭の儀」で、行列(路頭の儀)は総勢五百名、勅使をはじめ倹非違使、内蔵使、山城使、馬三十六頭、牛四頭、牛車二基、風流傘、斉王など、平安貴族そのままの姿で約一㌔にも及び、優雅な行列は全長八㌔市内を練り歩き、御所を出発して下鴨神社で「社頭の儀」を終え、賀茂街道を北上して上賀茂神社での「社頭の儀」が終了するのは夕暮れになります。 【本 列・第 一 列】  検非違使・・・都の治安維持にあたった検非違使庁の役人。現在の警察官と裁判官を兼ねていました。 山城使・・・中央から山城国の地方行政を任された国司庁の次官(山城介)で、五位の文官。 【本 列・第 二 列】 御幣櫃・・・宮中から賀茂両社へ納める御幣物(お供え)を入れた唐櫃のこと。 白丁が担いで運びます。 馬寮使・・・走馬(御馬ともいう)の担当者である左馬寮の第三番目の役(左馬充)。六位の武官。 牛 車・・・勅使用の牛車で、一般に御所車という。現在は勅使が乗らず、行列の華として参加。軒を藤の花などで飾った壮麗な車です。 【本 列・第 三 列】 舞 人・・・神事などで奏される歌舞「東遊」を舞う、近衛府(内裏の警護などにあたった役所)の五位の武官。 勅 使・・・天皇の使いで、行列中最高位。四位近衛中将が任にあたったため、近衛使とも呼びます。現在は勅使は行列には加わらず、近衛使代が役を務めます。 【本 列・第 四 列】 陪 従・・・楽人装束を身にまとった近衛府の五位の武官。賀茂両社の社頭で歌をうたい、雅楽を奏します。 内蔵使・・・皇室の経済などを司った内蔵寮の次官で、五位の文武兼官。勅使が奏上するお祭文を棒持しています。 【斎 王 代 列】 斎王代・・・葵祭のヒロイン。衣装は十二単衣で、頭に金属製の飾り物・心葉を着用。 行列では、四方が開いた腰輿に乗って巡行します。 女 人・・・一般女官にあたる命婦、食事を司る女嬬、斎王付きの巫女である駒女と、「房車」と呼ばれる斎王の牛車などで構成される。
 
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2019-05-10 14:26:21 | 京都最新情報

 2019年 5月 5日 (日)

        [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
藤森神社:「駈馬神事」
 
★「馬の神様」として知られる伏見区・藤森神社で(五月一日~五日)、藤森祭があり、五日には「駆馬神事」(京都市登録無形民俗文化財)が奉納される。 藤森神社は「菖蒲(しょうぶ)の節句」発祥の地と伝わり、転じて「勝負」の神として信仰を集める。江戸時代には各藩の馬術指南役や町衆が、曲芸的な馬術を競うようになったという。 駆馬神事は、七八一年、早良親王が陸奥の反乱へ出陣する際、藤森神社で必勝を祈願したことにちなむ。 新緑に覆われた鳥居から拝殿までの参道約百八十㍍の馬場で疾走する馬の上で、乗子が逆立ちして敵をあざける「杉立ち」、敵の矢を避けて前傾姿勢で駆ける「手綱潜り」、や敵矢が当たったと見せかけて身をのけぞらせる大技「藤下がり」、馬上で文字を書く妙技などアクロバティックな技が魅力を見せ、観客を驚嘆させた。事前の練習はなく、乗子はぶっつけ本番で技に挑む。 境内では、巫女(みこ)や武者姿の時代行列もにぎやかに練り歩いた。  藤森神社駈馬神事 ◇ 駈馬の技(わざ)は下記の通り。◇ 一、 手綱潜り 敵矢の降りしきる中、駈ける技 二、 逆乗り(地藏) 敵の動静を見ながら、駈ける技 三、 矢払い 敵矢を打払いながら、駈ける技 四、 横乗り 敵に姿を隠して、駈ける技 五、 逆立ち(杉立ち) 敵を嘲りながら、駈ける技 六、 藤下がり 敵矢の当たったと見せて、駈ける技 七、 一字書き 前線より後方へ情報を送りながら、駈ける技
 
地主神社_「地主祭」
 
★縁結びの神として知られる東山区・清水寺境内地主神社で五月五日、例大祭「地主祭」が営まれた。 家内安全・土地守護・事業繁栄・良縁達成を祈願するお祭りで、約千年前の天禄元年、円融天皇行幸の際、勅命により行われた臨時祭がその起源。 雅楽、白川女、武者、稚児などの行列は時代絵巻さながらです。かつて地主桜を御所に献上した様子を、白川女が当時そのままに伝えます。 《神幸祭》 『地主神社』ののぼりを先頭に、神宮、巫女、白川女などの列が、地主神社本殿前を出発します。そして子供みこし、稚児、武者などと合流して、雅楽の調べも賑やかに清水坂、三年坂、茶碗坂などを練り歩きます。神社に戻り、そこで家内安全、無病息災、事業繁盛、世界平和などを祈願する祭典が行われます。
 
       [葵 祭 シ リ ー ズ]
 

 

葵祭・上賀茂神社:「賀茂競馬」2012年
 

 

 
★上賀茂神社では五月五日、一日の足汰式で決まった出走馬がいよいよ登場し、天下泰平と五穀豊穣を祈願する行事「賀茂競馬会(くらべうまえ)神事」が行われた。 競馬は平安時代からの勇壮な神事で、平安中期・堀河天皇の寛治七(一〇九三)年に宮中武徳殿の儀式を移して上賀茂神社に奉納されて以来、九百年以上今日まで続いている。 一〇九三年、内裏の女官達が菖蒲の根の長短を競う遊びで賀茂社の菖蒲の根が長く、勝利を射止めたため、その御礼として競馬を奉納したのが始まりとされる 早朝より頓宮遷御(とんぐうせんぎょ)、菖蒲根合わせの儀などが行われる。 本殿祭の後、午後から乗尻は左右に分かれ、左方は打毬(たぎゅう)、右方は狛鉾(こまぼこ)の舞樂装束を着け、馬に乗って社頭に参進します。 勧盃、日形乗、月形乗、修祓、奉幣の儀を行い、次いで馬場にて順次競馳(きょうち)します。(京都市登録無形民俗文化財に登録) その様子は『徒然草』等にも書かれており、蓋し天下の壮観です メーンの競馬会の儀では、二頭の馬が一馬身差でスタートし差が広がったか狭まったかで勝敗が決まる。 「馬出しの桜」から「勝負の紅葉」までの勝負を競い、判定役が赤扇を挙げると左方の勝ち、青扇を挙げると右方の勝ちです。 一の鳥居からニの鳥居にかけて芝生西側の馬場で赤色の「左方」と黒色の「右方」の組に分かれ、二馬ずつ六回勝負する。左方の勝ち数が多い年は豊作とされている。
 
葵祭・下鴨神社:「歩射神事」 (3)
 
★左京区・下鴨神社で「歩射神事」が行われる。 宮中古式により弦や鏑矢で邪気を祓い、弓矢で葵祭りの沿道を清め無事を祈る神事。 まずは射手が弓を鳴らす「蟇目式(ひきめしき)」で四方の邪気を祓います。 二本の矢を楼門の屋根を越えて飛ばす「屋越し式」、大きな的を射る「大的式」、連続で矢を射る「百矢式」などが執り行われる。 以上四つで「鳴玄蟇目神事(めいげんひきめしんじ)」と呼ばれ、これもまた葵祭りの安全祈願とされています。 
 
  2019年 5月 8日(水)
    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
 
吉田神社・山蔭神社:「生間流いかまりゅう式庖丁」の奉納
 
★左京区・吉田神社境内の山蔭神社で五月八日、包丁刀とまなばしだけでタイとコイを切り分ける「式包丁」が料理店関係者や国内外の観光客が見守る中、厳かな儀式が奉納された。 式包丁は、山蔭神社が創建され五十余年前から始まった儀式。 吉田神社の創建者藤原山蔭は包丁の技に優れ、料理の始祖として敬われています 料理に携われる事に感謝し、料理、飲食、包丁の神である藤原山陰に奉納される。 笙や篳篥の音色が鳴り響いた後、平安時代から続く料理の流派、生間流式包丁は包丁の技に優れ、料理の始祖として敬われています。手を触れずに包丁だけで魚をさばく古式ゆかしいものです 生間流の料理人たちが、舞のようなゆったりした動作で、包丁刀とまなばしで、優雅さと勢いを表すというタイとコイを、順に切り分け最後に豪快に包丁刀を振り下ろした。

 

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"おいない"の京都最新情報

2019-05-07 15:58:02 | 京都最新情報
 2019年 5月 3日 (金)   
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
★中京区・二条城清流園で五月三日から各流派による「市民煎茶の会」が始まった。
煎茶の会は毎春実施され、今年で六十二回目。  
新緑の美しい庭園を眺めながら、煎茶各流派の御茶席を楽しめる。
(1)平成31年5月3日(金・祝)  瑞芳菴流(ずいほうあんりゅう),賣茶本流(ばいさほんりゅう)
(2)平成31年5月4日(土・祝)  玉川遠州流(ぎょくせんえんしゅうりゅう),小川流(おがわりゅう)
(3)平成31年5月5日(日・祝)  泰山流(たいざんりゅう),皇風煎茶禮式(こうふうせんちゃれいしき)
煎茶六流派が五日まで三日間、普段は公開していない香雲亭と和楽庵で点前を披露する。茶席券 一枚 二〇〇〇円
一席につき約二十人の参加者に、家元と弟子が流派のいわれや軸、花を説明した。
観光客や市民が初夏のさわやかな風を感じながら煎茶の香りを楽しみ、若葉がまぶしい庭園を眺めながら、優雅なひとときを過ごした。
当日は国宝の二の丸御殿、狩野派の襖絵、二の丸庭園も公開中です。
拝観料 大人 五百円。 別途 一食 五百円が必要。
 

★左京区・狸谷山不動院で五月三日、無病息災などを祈願する「狸谷山大般若祈願会」が行われた。
赤々と燃えさかる本堂で、春の新緑の時期に毎年行っている法要。
本堂内にたかれた火に願い事を記した護摩木をくべ、護摩導師と読経僧二人が、六百卷からなる大般若経を、左右の手の間で流れ落とすように開いて転読し、朗々とした声が響く中、参拝者は本尊に向けてこうべを垂れて合掌し、お経を唱和した。
転読は、蛇腹状の経本を扇のように広げて大般若経を読み進める法要。転読の際に起きる風「梵風」を浴びると無病息災の御利益があるとされる。体から邪気を払う「たたき加持」も行われ、参拝者一人一人の肩を経本でたたいた。
 
     [葵 祭 シ リ ー ズ]
 

★疾走する馬上から弓矢で的を射る「流鏑馬やぶさめ神事」が三日、左京区の下鴨神社で営まれた。新緑の糺の森で射手が馬と一体となった妙技を披露し、大勢の参拝者を魅了した。
葵祭の道中の安全を祈る神事として、一九七三年に復興された。公家や武家の装束に身を包んだ射手たちは、全長約四〇〇メートルの馬場を馬とともにさっそうと走り抜けながら弓を次々に引いた。木製の的を射抜くと境内に乾いた音が響いた。
馬場沿いに集まった参拝者たちは緑のトンネルを駆ける人馬の華麗な姿に見入った。三つ全ての的に命中する「皆中(かいちゅう)」が達成されると歓声が上がり、ひときわ大きな拍手が送られた
 
   2019年 5月 4日 (土)
  
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 

★八幡市八幡の石清水八幡宮で四日午後七時から同九時まで、夜の特別拝観「石清水灯燎華(とうりょうか)」が行われる。国宝の本殿などを柔らかく照らし出し、境内を幻想的な雰囲気で包む。
本殿や参道など境内を発光ダイオード(LED)電球の灯籠で彩り、エジソン記念碑もライトアップする。笛や和楽器などの演奏、神楽舞の奉納も行われる。
特別展示として武田信玄、織田信長など戦国武将の直筆文書や、貴重な刀剣を公開する。本殿と特別展示の拝観は有料。当日夜は男山ケーブルが延長運転する。
 
        [葵 祭 シ リ ー ズ]
 
 
 
★葵祭に臨む斎王代と女人たちが穢(けが)れをはらい、身を清める「御禊(みそぎ)の儀」が四日、左京区の下鴨神社で行われた。五月晴れの日差しが照りつける陽気の中、境内の御手洗(みたらし)池で涼やかな流れに両手を浸した。
神職や雅楽奏者に導かれて約五〇人の女人とともに境内を進み、御手洗池のほとりに着座。祝詞の後、童女(わらわめ)や女嬬(にょじゅ)の女性六人に囲まれるように水際まで進み、静かに手を入れた。
葵祭は十五日に行われる。御禊の儀は、平安時代の「斎王」にならって「斎王代」が創設された一九五六年に葵祭の前儀として始まった。上賀茂、下鴨の両神社で一年交代で行われている。
 
     [京 の 季 節 の 花 だ よ り]
 
 
 
★北区上賀茂の大田神社で、国の天然記念物に指定されているカキツバタが見頃を迎えている。ぴんと伸びた緑の葉の間から紫色のかれんな花を咲かせており、鮮やかなコントラストが参拝者たちの目を楽しませている。
境内に広がる約二千平方メートルの大田ノ沢に約二万五千株が自生している。平安時代から鎌倉時代にかけての歌人藤原俊成が、一面のカキツバタを恋心に例えて詠むなど、古くから名所として親しまれてきた。
 今年は四月下旬から開花し始め、五月二〇日ごろまで楽しめる。上品な紫の花が薫風にそよぎ、訪れた人たちが盛んにカメラのシャッターを切っていた。