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"おいない"の京都最新情報

2018-09-24 09:36:36 | 京都最新情報

2018年 9月24日(月)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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★伏見区・御香宮神社では、ろうそくの明かりの下で伝統芸能を鑑賞する「御香宮神能」が九月二十四日夜上演され、観客を幽玄の世界へといざなう。
御香宮神能は豊臣秀吉が伏見城の守り神とした神社、鳥羽伏見の戦いでは、薩軍の屯所にもなった御香宮の能舞台での能と仕舞、狂言で、室町時代から神事として続いており、毎年秋に境内の能舞台で、ろうそくの柔らかな光りが舞台を包み、虫の音が響く中、開かれている。
能楽が猿楽と呼ばれていた六百年以上前から催されている。
神能は、日没になると本殿と向かい合う形で設けられている御香宮能舞台で、舞台の回りのろうそくに灯が灯され、奉書紙を通して漏れる柔らかな光が舞台を照らし、ろうそくの明かりで演じる「蝋燭能」として親しまれている。

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★女性のいのちともいうべき髪に彩りと華やぎを与えてくれる日ごろ用いる櫛に感謝する「櫛まつり」が九月二十四日、第五十八回目を東山区の安井金比羅宮で境内の久志塚に使い古した櫛を納めて供養する。
使い古した櫛やかんざしに、感謝を込めてお清めし供養するお祭りです。

昭和十六年九月に境内北側に久志塚(櫛塚)が建立されてより、女性の命である髪の美しさを引き立てる櫛をお祀りし、女性の美容美顔美髪にご利益があります。
櫛供養のあと舞が奉納され、「元禄島田」や「耳かくし」など古墳時代から現代までの四十五の髪型に結い上げた女性ら四十人余が、各時代の髪型とあでやかな衣装の女人風俗行列で神社境内を出発して、祇園界隈・四條通、川端通、新橋通、から花見小路を練り歩く。以前は「くし」の語呂合わせで九月四日にあったが、現在は美容師の休日の九月第四月曜日に行われるようになった。

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◆京都のお月見情報

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◆中秋の名月とは?
昔の暦では一月~三月を春、四~六月を夏、七月~九月を秋、十~十二月を冬としていました。
中秋というのは読んで字の如く「中」の「秋」、つまり旧暦の八月のことを言います。
日本独自のものとして、旧暦の九月十三日を「十三夜」として月を愛でる習慣があります。
普通「十五夜」と「十三夜」はセットで愛でるものとされ、片方だけを観ることを片見月として嫌われていました。

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★日本三大名月観賞池のひとつ、大沢の池で観月の夕べが催されます。
池には龍頭船が浮かび、琴の調べが響く中(※今年は21号台風のため観月コンサート及び琴演奏は開催されません。大覚寺若手僧侶による声明ミニコンサートのみ)、何ともいえない雅な雰囲気に包まれてみるのはいかがでしょうか。
また、池に浮かぶ船の上と池畔にお茶席も設けられます。

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■下鴨神社「名月管弦祭」
* 昭和三十八年から一般に公開されるようになりました。観月の会と併せて豊作祈願を雅楽で表現し奉納します。
また、十二単の平安貴族舞、舞楽、管弦、琴の演奏なども奉納されます。茶席も設けられ、古式ゆかしい祭事を観覧しながら楽しめます。 
 
■平野神社「名月祭」
神事のあと民謡、舞踊や雅楽の奉納が行われ、抹茶の接待もあります。
 
■八坂神社「観月祭」
舞殿にて舞楽や箏曲などの様々な奉納行事があります。

■上賀茂神社「賀茂観月祭」
祭典後、参拝者の先着300名に亀屋良長から奉納の「月見団子」の整理券を配布します。
地域、和太鼓クラブやミニコンサートなどの奉納があり、終了後には、増田徳兵衛商店奉納による「月の桂にごり酒」が先着順で振舞われます。

■妙心寺塔頭退蔵院「観月茶会」
恒例の観月のお茶会はお茶席のほか、お茶席・茶室「囲い席」を公開し、回遊式庭園「余香苑」などをライトアップします。
また秋の味覚を取り入れた特別な精進料理を堪能し、食事の中程で邦楽生演奏を鑑賞します。 

■萬福寺「月見の煎茶会」
日本煎茶道連盟が主催し、宇治市の萬福寺で「秋の夕べ」が開かれます。
煎茶道の様々な流派が合同で茶会を開き、月見も同時に楽しめます。 

■高台寺 観月茶会
月明かりの下で名勝庭園を散策。呈茶、点心、掌美術館の見学、喫茶等、盛りだくさんな内容です。
お茶会未経験者や、お一人様でも参加でき、服装も自由です。 

■長岡天満宮 名月祭
神楽、琴、琵琶の演奏が奉納されます。月の下でのお茶席、お弁当が楽しめます。

■向日神社「観月の夕べ」
本殿で、煎茶道方円流による献茶式や、清めの鈴を鳴らす神事が開かれます。
晴れていれば本殿間にて尺八や琴等の邦楽邦楽があります。
茶席も用意され、会場に飾られていたススキが、家内繁栄を願って参加者に配られます(20時半以降)。
境内に設置された灯りが境内を照らします。 

■神泉苑「観月会」
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夜の庭園が特別に公開され、善女龍王社拝殿にて沖縄三線や琴の奉納、法成池船中にてお茶席があります。
与謝蕪村の俳句の御朱印と善女龍王の扁額の印の御朱印が入った観月会特別朱印帳が授与されます(1800円。9月1日より神泉苑にて) 

松尾大社 観月祭
重森三玲ら3代による松風苑庭園(磐座の庭、曲水の庭、蓬莱の庭)のライトアップは、昼間とはまた違った景色を写しだします。
舞や和太鼓、国内外の様々なジャンルの音楽が奉納され、俳句大会や月見酒まん・たる酒の接待(先着500名)も行われます。(※過去の例)

京都府立植物園「名月観賞の夕べ」
夜の植物園を開放して、仲秋の名月を観賞します。会場である大芝生地では野外音楽会、天体望遠鏡による仲秋の名月観察会も。
竹灯火約2000本が道案内します。

■吉田山荘「お月見コンサート」
吉田山荘は、昭和天皇の義理の弟、東伏見宮家の別邸でした。
日替わりでゲストを迎え、月見団子や秋草、里芋を供え、中秋の彩りを奏でる1ランク上の観月会です。
 
■智積院「観月会」 
観月会では、智積院僧侶による声明と密教瞑想「月輪観(がちりんかん)」の体験指導、「お月見コンサート」が催されます。
秋の夜長、美しい音色を聞きながらのお月見などいかがでしょうか。
同時に夜間特別拝観・宸殿特別公開、月見だんごの販売も行われます。(※過去の例)
 
■無鄰菴「東山の名月をながめる会」
夜の庭園で日本文化のいくつものジャンルを織り交ぜ、中秋の名月を味わう贅沢な「庭遊び」。
月明かりのもと、篠笛や名月にちなんだお菓子を堪能します。
 


"おいない"の京都最新情報

2018-09-23 08:21:34 | 京都最新情報

2018年 9月 23日(日)


    [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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★江戸期に角倉了以による開削の歴史をしのんで、高瀬川の二条-御池間で「第二十八回高瀬川舟まつり」が二十三日に催される。
地元住民による銅駝(どうだ)高瀬川保勝会が幅広い団体の協力を得て、毎年秋分の日に合わせて催している。
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水運の主役だった平底形状の高瀬舟に乗船できるほか、芸舞妓との船上撮影会、茶の接待(有料)を催す。ステージイベントとして音楽や落語、バルーンアートなどが披露され、チャンバラ教室などを開く。
角倉了以と子の素庵によって慶長年間に開削された高瀬川は、京の市中と伏見を結び、各藩が屋敷を構えた。舟荷の積み下ろしなどに利用された「舟入」は、現在でも「一之舟入」が二条橋付近で国史跡に指定されている。舟まつり会場の南にはかつて角倉邸があった。
舟まつりは、江戸時代に豪商角倉了以が開削し京都~伏見間の重要な物資輸送路となった高瀬川を、より多くの人に知ってもらおうと、高瀬舟の復元を機に、一九九一年から毎年行っています。
見物客は先斗町の舞妓が乗り込んだ高瀬舟に移ってお茶の接待や川面の風情を楽しんだり、舟を舞台に落語やささ舟に願い事を書いて流す催しが披露され、昔の水運の様子を描いて満喫。
なお、「高瀬舟」で知られる「一之船入」とは、高瀬川の水運の起点辺りを言います。

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2018-09-22 15:54:47 | 京都最新情報
   2018年 9月 22日(土)

[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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★上京区・晴明神社で「晴明祭」が行われる。
二十二日の宵宮祭では迎え提灯のお練りや湯立神楽の奉納があり、巫女さんがぐらぐら煮立ったお湯の中に笹を入れて、その笹を振り回しお祓いしてくれます。

二十三日の本宮では、本殿祭りの後、鼓笛隊列約五〇〇人が西陣界隈を巡行する神幸祭が行われます。
紅白の旗のもと進行する維新少年鼓笛隊の隊列を先頭に、菊鉾、扇鉾、獅子、御神宝、飾馬等に晴風稚児、八 乙女、四神稚児等が独特の美しい装いで供奉します。御輿も巡幸し、途中で御旅所祭を行い、西陣の町家を通り抜ける道中はなかなかの風情。神社に戻るのは夕暮れ頃。

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★東山区・ 泉涌寺即成院で彼岸法要が行われる。
泉涌寺ゆかりの塔頭。寺名から「ぽっくり信仰」の寺、極楽往生祈願の寺として、また那須与一ゆかりの寺としても知られています。

源義経の家来であった那須与一は、義経の命を受け京に向かう道中、突然の病に倒れました。
伏見で療養していた際、与一は、熱心に即成院の阿弥陀さまを信仰したそうです。
そして、その霊験で病も癒え、「屋島の戦い」では、平家の船上に掲げた扇の的を見事一発の弓矢にて射抜くという素晴らしい武勲を立てたとされております。
与一はその後、即成院の阿弥陀さまの仏徳を感じ、京都に凱旋して戻り、すぐに出家し、残りの後半の人生を「源平の戦い」で、亡くなった方々の菩提を弔うという人生の選択肢をとり、京の地で平穏に暮らしましたが、最終的には即成院の阿弥陀さまの前で亡くなりました。
「長わずらいをしない」ことから信者も多く、法要は地方信者のため泊まり込みの法要として行われるものです。
御詠歌に始まり法要、法話が続きます。二十二日には中風除けの竹皮御仏飯が授与されます。

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2018-09-21 09:58:49 | 京都最新情報

 2018年 9月 21日(金)


    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

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★東山区・泉涌寺塔頭の今熊野観音寺で毎年、九月二十一日~二十三日に四国霊場「八十八カ所お砂踏法要」が行われている。
毎年春に住職らが四国八十八ヶ所各霊場を代参し、持ち帰った砂を布袋に詰め、各霊場の本尊を描いた掛け軸と一緒に八十八ヶ所全てのお砂を道場に集め敷き並べられ、その砂を踏みながら、参拝して無病息災・家内安全を祈願する。
寺で用意された四国霊場ご法印のオイズルを着て、その上を踏んで巡りながら納札を各霊場に納め、一気に巡ってしまおうというもの。
期間中は頭痛封じ・ぼけ封じ・厄除けで有名なご本尊・秘仏十一面観世音菩薩が特別公開され、多くの人でにぎわいます。
この行事に参加すると、お遍路の行程を一日で巡ることができるとされる。二十三日まで。観音寺は西国三十三所観音霊場の第十五番札所 。

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★東山区・養源院は商売繁盛の御利益があるとされる大聖歓喜天を祀る。
「大般若経会」は一月、五月、九月の二十一日に行われる恒例行事です。

一切は空であるとの思想を説く仏教の諸経典を集成した大般若経全六〇〇巻を御宝前で導師と出仕の僧四人で転読します。
豊臣秀吉が浅井長政(NHK大河ドラマ「江」で一躍有名になった)追福のために創建した寺院で、秀吉は、養源院にある大聖歓喜天を厚く信仰したとか。
他にも、無病息災、家内安全にも御利益がる。参拝者に御札が授与されます。

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2018-09-20 11:39:31 | 京都最新情報

年 9月 17日(月)


    [京 の 季 節 の 花 だ よ り]


∽∽ 萩は秋の七草の一つで古くから日本人に親しまれ、万葉集で花を詠んだ歌のうち最も多いのが萩である∽        
〔京都の萩の花の名所〕

 寺 名      所在地           見 頃          備 考
上賀茂神社  北区・上賀茂     九月下旬      境内の「な
らの小川」に沿って珍しいピンク色
光悦寺    北区・鷹峯            九月中旬      夏萩が一足先に咲く
常照寺    北区・鷹峯            九月中旬      吉野太夫が偲ばれる
龍安寺    右京区・龍安寺     十月下旬      他の社寺よりも遅くまで見られる
天龍寺    右京区・嵯峨          九月中旬      百花苑に紅白の萩が可憐に咲く
二尊院    右京区・嵯峨          九月上旬~中旬   竹垣が龍がうねるように萩の花道となる
詩仙堂    左京区・一乗寺        九月中旬      回遊式の庭の白砂に美しい花姿が見られる
法然院    左京区・鹿ヶ谷        九月上旬~中旬     白萩の花が可憐に咲く
真如堂    左京区・浄土寺        九月中旬      境内の萩は隠れた名所
迎称寺    左京区・浄土寺        九月下旬   土塀に沿って見事な萩の花の列
下鴨神社   左京区・下鴨          九月中旬      境内の「糺の森」は平安の面影がいっぱい
常林寺    左京区・出町柳        九月中旬     「萩の寺」として有名
南禅寺    左京区・南禅寺        九月中旬     法堂の前に咲き誇る
平安神宮   左京区・岡崎          九月上旬~中旬  夏萩が早めに咲く
梨木神社   上京区・寺町広小路   九月中旬    十七日~十九日「萩まつり」
青蓮院    東山区・粟田口        九月中旬      西行ゆかりの萩の花
霊山観音   東山区・高台寺        九月中旬      九月十八日 「萩まつり」
城南宮    伏見区・中島          九月中旬   秋の七草が十月上旬まで見られる
三室戸寺   宇治・三室戸          九月中旬~末頃   境内に赤紫白いシラハギの萩が約千株植えられている。
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★京都御苑の東南(寺町御門)の北側に位置する「萩の宮」として知られ、京の三名水で現存する唯一の「染井の水」で親しまれている梨木神社では、九月十七日と二十二日・二十三日恒例の「萩まつり」が催される。

参道には数百株におよぶ萩が植えられ、今年は猛暑で開花が遅れ気味だが、ようやくここえきて可憐な紅紫色や白色の花が咲きはじめ、風に揺れる細かな蝶型の花が愛らしく、境内を散策しながら秋の足音が感じられる。期間中献花や献句された短冊、紅白の萩の花を青竹に入れ、鈴虫の虫かごを神前に供える神事が行われ、弓術の披露、弓馬術礼法の奉納などがあり、観萩茶会が開かれる。
舞楽・大蔵流狂言・上方舞などの奉納行事奉納が行われる。
また、萩まつりに合わせて毎年恒例の「俳句大会」も開かれており、一般の参拝者がつづった俳句の短冊が赤紫色の花が咲いたハギの木の枝に飾り付けられ、萩まつりに風情を添えている。

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★秋の七草「ハギ」が、左京区の真如堂(真正極楽寺)で見ごろを迎えている。参拝客が涼風にたなびくかれんな花をめでている。
境内のハギは、いつごろからあるか不明だが、本堂や三重塔の周辺を中心に、一〇〇株ほどを確認している。白色や薄紫色のほか、白地に紫色の模様が入った花を咲かせており、今月末ごろまで見ごろが続くという。

   2018年 9月 18日(火)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]   

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★東山区・豊国神社では例大祭が行われる。前関白太政大臣正一位豊臣秀吉公が祭神。
旧八月十八日が命日に当たることから、新暦の十八日から二日間に渡り営まれます。
祭典は招待者のみ参加ですが、初日の舞楽や巫女の神楽舞の奉納等は国宝である唐門下賽銭箱前から見ることができます。
墓所豊國廟では「豊國さんのおもしろ市」フリーマーケットが開催され(毎月十八日)にぎわいます。また十九日は藪内流家元による献茶祭もある。
出世開運の神様として全国より崇敬を集めている。
慶長三(一五九三)年八月十八日、天下統一を果たした英傑豊臣秀吉公は伏見城においてその波乱に満ちた生涯を終えられた。御遺骸は遺命により東山阿弥陀ヶ峯の頂に葬られ、翌慶長四年、中腹に秀吉公を祀る豊国社が創建された。朝廷からは正一位の神階と「豊国大明神」の御神号を賜り、社領一万石、境内域三十万坪を誇る壮麗かつ壮大な神社であった。

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"おいない"の京都最新情報

2018-09-15 10:12:43 | 京都最新情報

2018年 9月 15日(土)


    【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】  
 
  
★洛北・鞍馬寺で源義経をしのぶ「義経祭」が毎年九月十五日に行われるが、今年は台風二十一号の被害のため中止。
 

★本能寺の変で知られる同寺で生きた川魚を本堂に供え供養法要を営んだ後、三条大橋 付近まで行き、鴨川に放流します。
生き物に感謝し、生き物の霊を弔う伝統の行事です。

 
 
★左京区・赤山禅院で「へちま加持」
病よけにもいろいろありますが、これはぜんそく封じ。
「へちま加持」は、古くから毎年、仲秋名月の日に厳修されてきた天台の秘法です。
ヘチマの茎からとった水は古くから化粧水やぜんそくの薬として知られてきました。
 一日中祈祷を受ける人が絶えません。
赤山禅院は比叡山延暦寺の別院であり、赤山苦行の霊場。
この日は千日回峰行を修めた大阿闍梨により、毎年中秋の名月に合わせて催されるという天台の秘法のヘチマ加持祈祷が奉修されます。 本堂にはヘチマが供えられ、参詣者には比叡山の大阿闍梨が加持したヘチマ護符が授与され、御神酒、粗飯、へちま汁、抹茶の接待など盛りだくさんな行事です。
 
 
★石清水八幡宮の石清水祭は清和天皇の貞観五(八六三)年、旧暦の八月十五日に「石清水放生会」と称し、八幡大神様が男山の裾を流れる放生川のほとりにお臨みになって生ける魚鳥を放ち「生きとし生けるもの」の平安と幸福を願う祭儀として始められました。そしてこの石清水祭が勅祭として斎行されたのは、天暦二(九四八)年の勅使御差遣に始まるとされ、爾来歴朝の天皇陛下には、八幡大神の御神慮にお応えになり、毎年勅使を差し遣わされて国家の安寧と国民の幸福を祈誓せられたのであります。
祭典は、十五日午前二時、山上・御本殿にて御鳳輦(神輿)三基に三座の神霊を奉遷する儀式より始まり、同三時には御本殿を出発、約五〇〇人のお供とともに山麓へと下り、絹屋殿に着御されたのち勅使以下の奉迎を受け頓宮に入御、次いで献饌・供花・奉幣・牽馬など古儀による奉幣祭が厳修されたのち、放生川にて魚鳥を放つ放生行事が行われ、御鳳輦は同日夕刻、山上へと還幸になります。
真夜中、松明や提灯の灯りだけを頼りに八幡大神をお乗せした御鳳輦(ごほうれん)が約五〇〇名の神人と呼ばれるお供の列を従え、男山山上の御本殿から山麓の頓宮へとお下りになる「神幸行列」、早朝空が徐々に明けゆく静寂の中粛々と斎行される「奉幣の儀」。これらはまさに平安絵巻から飛び出してきたかのような高尚典雅の風を現代に伝え、文化と歴史を目の当たりにする〝動く古典〟として貴重な文化財といえるでしょう。
 
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2018-09-14 14:00:32 | 京都最新情報

2018年 9 月 14 日(金)
    [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]


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 ★清水の舞台を龍が練り歩く青龍会が、清水寺で九月十四日・十五日と行われる。
平成十二年の本尊御開帳記念の関連行事として新たに始まった、秘仏の本尊・十一面千手観音ゆかりの「青龍会・観音加持」。

清水の音羽の滝に、観音の化身である龍が飛来し、水を飲むという言い伝えにまつわる故事にちなむ催し。
ホラ貝の音色が響きわたる奥之院を出発し、「転法秀」を先頭に「四天王」・「夜叉神」・・「会奉行」と青龍「十六善神」の神々が京都の伝統工芸の技を集めた体長十八㍍の青龍が迫力いっぱいダイナミックに境内や門前を練り歩く。
青龍を京都の東の守り神とする「四神相応」の考えに基づき、二〇〇〇年から行われている。龍は長さ十八メートルで、頭と約八千枚のうろこの裏に、経文が貼り付けてある。
本堂や音羽の滝を通り、門前を練り歩いた。青龍が門の石段で止まり、担ぎ手が「法」と雄たけびをあげると、歓声がわいた。

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★左京区・三宅八幡宮放生会は、五穀豊穣を感謝する三宅八幡宮の秋季大祭。
十四日は宵宮で、十五日に生きとし生けるものの霊を慰めることで、国家安泰や五穀豊穣を祈る神事が営まれます。

元来は仏教の殺生戒にもとづいて、生きものを池川、山野に放って供養し五穀豊穣を祈願する儀式でしたが、古くから子どもの守り神として信仰を集めていた三宅八幡宮の祭では、小児の夜泣き、癇の虫封じなどの祈祷が有名となっています。
三宅八幡は虫八幡とも呼ばれ、子供の癇(かん)の虫封じで有名。
京都人はたいがい子供の小さい頃には一度はお詣りに行きます。
子供の守り神として、「かん虫封じ」「子供の病気平癒」「夜なき」「学業成就」のご利益で知られています。
他にも、虫退治の神様 として「害虫駆除」 などの御利益で知られ、通称 「虫八幡さん」(むしはちまん)とも呼ばれて親しまれています。
「三宅八幡宮」の鳥居前には狛犬ならぬ「狛鳩」が置かれ、境内にも鳩がたくさんいて神様の使い-「鳩」として、又、拝殿の幕にも「鳩」が描かれ、石燈籠や瓦にも「鳩」の模様があり、絵馬にも「鳩」が描かれています。

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★上京区・西陣界隈にある首途八幡宮で十三日は宵宮、十四日に例大祭が行われる。
同社は内野八幡宮とも呼ばれ、源義経が奥州に立つ際に道中の安全祈願をした、或は平家追討の際、宇佐八幡宮を勧請したとも言われている。

今から八三〇余年前、承安四年(一一七四)三月三日源義経が吉次に従い、鞍馬山を抜け出し、奥州平泉を目指し旅立った由緒に因み、首途(かどで)八幡宮にて道中の安全を祈願したことから、旅行の神様として親しまれている。
NHK大河ドラマ「義経」放映以来、観光名所となり、その後、参拝客で賑わっている。

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2018-09-14 11:57:56 | 京都最新情報

2018年 9月 13日(木)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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★文化庁創立50周年や国際博物館会議(ICOM)京都大会開催一年前を記念して、京都府や京都市などは三十日、二条城(中京区)や府立植物園(左京区)など府内の文化施設を無料開放する。
市民や観光客が文化に触れる機会を提供し、二〇二一年度の文化庁京都移転に向けた機運を盛り上げる。 ほかに無料開放するのは、京都文化博物館(中京区)、堂本印象美術館(北区)、丹後郷土資料館(宮津市)、山城郷土資料館(木津川市)など。市町の施設では京都市立動物園(左京区)や無鄰菴(同)、岩倉具視幽棲旧宅(同)、舞鶴引揚記念館(舞鶴市)、古墳公園(与謝野町)など。
民間施設では細見美術館(左京区)の企画展「京都の御大礼」と大西清右衛門美術館(中京区)で開催中の「開館二十周年記念展-大西家歴代」も対象となる。

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2018-09-09 08:56:09 | 京都最新情報

2018年 9月 9日(日)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 

 ★重陽の行事と烏相撲
中国では陽数である九が重なるという意味で、菊酒を飲むと災厄を逃れると伝えられてきた重陽の節句。

正月や七夕とともに五節句のひとつで、宮中では秘中の儀式が行われていました。
上賀茂神社の神事もそれに由来するもの。
烏相撲は、祭神の先祖がカラスに姿を変えたという伝承と、悪霊退治の相撲が結びついて始まったとされています。
弓矢を手にした刀弥(とね)が横飛びしながら出てきて「カオーカオー、コーコーコー」と烏の鳴き声を真似、まわし姿の子供力士が相撲を取ります。菊酒の無料接待も。
■場 所: 上賀茂神社
■期 間: 九月九日(※毎年同じ日程です)
■時 間: 十時~

★重陽祭

 

 様々な神社で行われる重陽の神事。
こちらのものは平成九年に一三〇年ぶりに復活したものです。
菊の挿頭(かざし)を身につけて舞う舞楽を、菊酒と共に楽しみながら、美容向上、健康向上を祈ります。
■場 所: 車折神社
■期 間: 九月九日(※毎年同じ日程です)
■時 間: 十三時頃~


★重陽の節会

 

 菊酒を飲むと災厄を逃れると伝えられてきた重陽の節句。
その菊の花のしずくから霊薬を得て長寿を保ったと伝わる菊慈童像があるのがここ法輪寺です。
何と七〇〇歳も延命したそうですよ。
参拝者は菊の花に綿をかぶせた「菊の被綿(きせわた)」を菊慈童像に供え供養し(夜露にさらし、翌日その濡れた綿で身体を拭くと、無病息災がかなうと言われていました)
菊酒を杯に汲み無病息災を祈ります。
謡と舞の奉納もあり、邪気を払うとされる茱萸袋(しゅゆふくろ)が授与されます。
■場 所: 虚空蔵法輪寺
■期 間: 九月九日(※毎年同じ日程です)
■時 間: 十三時頃~(約一時間)


★御田刈祭・相撲神事

 

収穫に感謝する神事が行われた後、神相撲の奉納が行われます
氏子代表の力士がお祓いを受け、清めの紙と呼ばれる半紙をくわえ、四本柱を塩で清めて相撲を取ります。 江戸時代の中頃から続いているという興味深い行事です。
小中学生による子供相撲も行われ、たのもしい取り組みに周囲の声援が飛び交い、にぎやか。
■場 所: 大原野神社
■期 間: 九月九日(日)

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"おいない"の京都最新情報

2018-09-08 11:03:02 | 京都最新情報

  2018年 9 月 8 日    

 [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]


 

★高台寺観月のお茶会
初秋の週末は夜の高台寺へ。名刹でのお茶会でひときわ心に残る体験はいかがですか

ここ高台寺は豊臣秀吉の菩提を弔うため北政所(ねね)が創建したといわれるお寺です。
秀吉は戦場での士気高揚のために、武将らによく茶を振る舞ったと言われています。
お茶会未経験者や、お一人様でも参加でき、服装も自由です。
■期 間:二〇一八年九月七日(金)~二十三(日)の金・土・日曜
■時 間: 所要時間:約二時間半  受付十七~十八時
■料 金: 六千円(拝観料込・点心・喫茶付)

 

★「花の天井」で知られる右京区高雄・梅ヶ畑の平岡八幡宮で九月八日、恒例秋の本殿天井画「花の天井」の特別拝観が始まった。
平岡八幡宮の本殿は、江戸末期の一八二六(文政九)年の再建で、神殿の天井板に描かれた鮮やかな四十四枚の花の絵も、文政十年の作。一辺約七十㌢の正方形の格子の中にモミジやキク、キキョウ、ボタンやブドウ、ハス、オミナエシなど異なる四十四種、四季折々の花や果実が極彩色に彩られた天井を心ゆくまで鑑賞できる。(毎年春と秋に公開)
花の天井のなぞ、しめ縄の秘密、正しい神社のお詣り方法、弘法大師、足利義満の不思議な話、神社の楽しみ方などを神職が説明してくれる。拝観期間十二月二日まで。午前十時から午後四時まで。拝観料 八百円