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映画レビュー、読書録等、心の向くまま気の向くまま・・・

監督の真意はどこに?

2007-04-29 21:28:22 | 香川照之
いいなぁ、シネマアンジェリカ・・・
こないだまた香川照之サマと新井浩文くんのトークショーがあったんよね。
私的には、もんっすごっビンゴな組み合わせなんで、
ひじょーに魅力的なイベントやったんですけど、
いかんせん私は関西人やさかい~~~

しかししかしっ、ネットの世界というのは素晴らしい!
こういうときこそ現代に生まれて良かったと思うね。
ブログってステキすぎ

んで・・・
私が一番気になったことは「なぜ照兄の舞台をキム・ギドク監督が見に来ていたのか?」ということ。
何?なぜに~~~?
オファー?もしかしてオファー?
だとしたら、踊り狂うぐらいうれしいんですけどっ
韓国の監督なら、キム・ギドクとパク・チャヌクが大好きなので。

気になる、気になる。
ははは、ただ単に「ゆれる」ファンで会いに行っただけだったりして。

あ、
新井くんってちょっと怖い感じのクールな子かと思ってたら、
めっちゃしゃべるんすね。高感度大!
私は「ジョゼ」の大ファンなんで、新井くんとはそれが出会いです。
照兄、TVでも新井くんを見たことあるよ。
「クライマーズハイ」でいい感じでした
まだまだ映画ファンだけの宝でいてほしいような、
TVやいろんなとこで活躍を見たいような複雑な気分

ともかく、今度は二人で京都に来るようにっ!

「天下無賊」  (2004 中国)

2007-04-29 00:14:38 | 映画録
中国のヒット・メーカー、フォン・シャオガン監督作品
ご存知アンディ・ラウ先生と台湾の人気女優レネ・リウ主演、
そしてフォン・シャオガン作品常連のグォ・ヨウも出てる

純朴な青年が持つ大金をめぐって、プロの泥棒たちの攻防をスリリングに描いた
作品。(ヤフ映画より)

ずっと前に中国版DVDを買ってたのに、しばらく寝かせてた(笑)

これ、面白かったよぉお
やっぱフォン・シャオガンの作品ははずさないなぁ
中国人の友達が言うにはチャン・イーモウやチェン・カイコーの方が
海外的には有名なのかもしれないけれど、一番中国で人気のある監督は
フォン・シャオガンなんだとか。

中国的な絵面でありながら、エンターティメントとしてワールドワイド
に通じる面白さだと思う
変にドタバタの大騒ぎでなく、情感を感じ取らなくてはならないような
アート系でもなく、映画の面白さを幅広い層の観客に伝えている作品で、
「カンフーハッスル」を超えてヒットしたという意味がめっちゃわかる。

そしてそして、フォン・シャオガンの作品は大衆的な作品でありながら、
アングルとかすごいアート的でキレイだし、音楽もお洒落なんだな
オープニングは小野リサのボサノバだったよ。

アンディが最近関わった映画って結構ヒット作多いよな
私はアンディみたいに常にトップのど真ん中を走っているようなキラキラ
した人より、トニー・レオンのような少~し斜め後ろにいるような影の
実力者的な俳優が好きなため、ながらくアンディ大先生には興味が
なかったんだが、彼も歳を重ねて映画界全体をひっぱっていかなくては
ならないポジションになり、そして実際にひっぱっていっている努力を
見るようになると少し前より温かい気持ちで見られるようになった
ごめん、アンディ。
めっちゃ知ってんねん、あなたが真のエンターテイナーであることは。
でも、その眩しさが私には強すぎたの
やっとそれが薄らいできたわ。
しかし・・・あのかつらは何?ムッシュかまやつ?

そしてそして、レネも死ぬほど映画に出てるねぇ・・・。
地味な子だと思ってたんだけど、見る作品見る作品ぜんぶにレネ!レネ!レネ!
すごいなぁ、実力派だね

ほんでグォ・ヨウを相変わらず爬虫類っぽい。気になる・・(笑)。

とにかく最後までどうなるかハラハラドキドキの面白い作品!
ぜひぜひ、見るべし!


擬人化名人

2007-04-22 22:19:29 | 徒然
先日、図書館でふと眼にした雑誌の表紙に釘付けになった。
「和楽」という日本の芸術についてお洒落に特集してある雑誌で、
その号の表紙は金魚の浮世絵だった。

歌川国芳の「金魚づくし」というシリーズの中の
「にはかあめんぼう」という。
「にはかあめんぼう」とは、「にわか雨」と「あめんぼう」が
かけてあり、あめんぼうで雨を表し、雨に逃げ惑う金魚や
おたまじゃくしをユーモラスに擬人化して描かれている。
歌川国芳といえば「みかけハこハいがとんだいい人だ」という
何人もの裸体の男で一人の男の顔を描いているのが有名ですね。
おもしろい発想の絵師だなぁ。



か、かわいい。
鳥獣戯画級の可愛さだ・・・。
*シリーズその他の作品はこちら

やはり日本はもともと漫画&キャラクター大国の素質を持っていたんだと思う。
こんな昔から今でも通用する可愛くてユーモラスな絵があったのだから。

日本画が好き。
とりわけ浮世絵のようなデザイン性の高い版画が大好きなあやでした。

共演者となる?なんですと!

2007-04-17 21:11:52 | イ・ビョンホン
キムタク様の「HERO」的映画が製作されるというニュースを見たのは
数日前。その1日後、近頃雲隠れ中だった香川照之兄もソレに出ると
聴き、がぜん身近に感じていた今日この頃

でよ。

今日、イ・ビョンホン兄も出ると!?

なんですとっ

うわ~~~、こりゃあ最強ですな
照兄とビョンホンが競演するシーンはないかもしれんけど、
一緒の映画に出るというだけで嬉しい

照兄は絶対ビョンホンのことを知ってるし、
ビョンホンも「ゆれる」は見てんじゃないかしら。
韓国でもロングランヒットしたしね

もしかしたら照兄が「日本魅録」でビョンホンのこと書いたり
してね。

ううむ、久しぶりにテンションあがった(笑)

フジ系だからこれからの話題の取り上げ方にも期待大!
ドラマ見てへんけど・・・・(笑)

爵士楽鋼琴手

2007-04-12 21:59:11 | 徒然
松永貴志くんのジャズピアノを聞きに大阪ブルーノートへ行ってきた
一緒に行くはずだった同僚がど~~しても今日に限って仕事が
抜けられず、急遽あやパパに来てもらうというアクシデントはあった
けれども、とりあえずナマで松永くんのピアノが聞けて満足満足

知ってる曲が1/3強ってとこだったでしょうか。
「神戸」が聞けて嬉しかった!
やっぱりCDで聴くより断然迫力があるなぁ。
超級早い手&指の動きに動体視力がついていけませんでした(笑)。
あのスピードでちゃんと曲として弾いてるってとこがスゴイ。
プロって、そういうことなのね

私は松永くんのオリジナル曲が好きなんだけど、
なんかね~とってもメロディがいいのよね。
私の好きなパターンなの。
だからはまるんだろね

やっぱりブルーノートはいいな。
なんか心がリッチになった気がする
グラスを傾けながら、音楽を楽しむ・・・くぅ~~カッコエエ
パパも急に大阪まで呼びつけられ、わけもわからずライブハウスに
押し込まれた形になったけれど、初めてああいう空間に入ったので
面白かったみたい。
アクシデントによる代打だったが、まぁ、親孝行になってよかったかな

あぁ・・・2倍の出費
ここはグッと腹に力を入れて、何も言うまい。
でも・・・2倍
何も言うまい。何も言うまい。
黙して語らず。。武士はそうあらねば(笑)

次はD大でのライブに行くにゃっ

あぁ、副長

2007-04-08 23:06:28 | 徒然
なんか、1週間も何も書かへんかったな・・・・
何をしているのか??
新学期に入って仕事が忙しいのもあるけれど、
やはり・・・あれだ。ううむ・・・あれだ。絶対・・・あれだ。

毎日、大河ドラマ「新選組!」を見ている。

もぉ・・・山本耕史の土方歳三がかっこよすぎるっ
なんなの?あの迫力!
なんなの?あの色気!
なんなの?あの涼しげな眼差し!
佐藤浩市の芹沢鴨と対峙して全く引けをとらない演技にはヨッシャ!である

私は「燃えよ剣」と残された本人の写真の土方の印象が強いので、
あれでなくては土方として受け入れられなかったんだよね。
なのに・・・。
もう他の役者さんが土方を演じるのは受け入れられへん。
山本副長かっこえ~~~~~~
だいたい、近藤も土方も30前半で死んでるのに、いつも彼らに扮する
役者が老けすぎやねん

あと、沖田も絶対藤原竜也くんじゃないとイヤ
無邪気で可愛い男の子が、いろんな経験をして大人の顔になって
いく姿が、藤原くんの雰囲気ととても合っている。
変に絶世の美少年みたく描かれている沖田は好きじゃないんだよね
冗談を言ったりしてよくしゃべる、背の高い青年だったという
ぢゃないか。藤原くんの背がヒョロッと高くて可愛い顔立ちは
とっても合ってると思う。

そして、鈴木京香ってこの世代の女優の中ではピカイチやなぁ
演技にも姿にも、もんっすご~色気ある
多くの男の人がお梅を好きになっても仕方がないと思わせる魅力がある。
ほんで、この人の京都弁すっごいウマイ!
関西の人かと思ったもん。
東北の人なんやね。びっくり!
イントネーションがおかしい所が全然なかった。

次回はとうとう池田屋事件の回
新選組としてはピークの時期だ。
ううむ、これからの哀しい出来事を考えると辛いなぁ。



司馬遼、再び

2007-04-01 23:45:45 | 読書録
今、『坂の上の雲』を読んでいる。
こないだ『家守綺譚』を読んでから、ふいに明治時代の話が読みたく
なった。

何かいいものはないか・・・・と、本屋をうろついていると、
“21世紀スペシャル大河”としてNHKで放送が決まっているこの作品
が、平積みになっていた。

ちょうど新選組熱も再浮上したことだし、
久しぶりに司馬遼作品を読んでみるか!・・・ということだ。

司馬遼作品は幕末モノに偏ってはいるが、結構読んだ。
「竜馬がゆく」
「燃えよ剣」
「新選組血風録」
「花神」
「胡蝶の夢」
「世に棲む日々」
「11番目の志士」
「功名が辻」
などなど。

もともと明治維新を待たずに散っていった人物が好きだったので、
私の興味は戊辰戦争で終わっている。
それが今になって明治を読もうとしている(笑)。
まだ1巻を読んでいる途中だけれども、やはり司馬遼作品は
人物描写がうまいなぁ。すでに8巻まで読み切る自信がある。

学校ではあまり近代史を教えてくれないけれど、
幕末から明治、大正、昭和と激変していく日本の歴史こそ
一番面白いのではないかと思う。

面白いという言葉で表現してはいけないかもしれないけれど、
現在に至るまで日本にいったい何が起こっていたのか
興味があるし、また知っておくべきな気がしてきた。

まずは、小説から入ろう。



新選組再び

2007-04-01 22:12:02 | 徒然
「ヘドウィグ」で生・山本耕史を見たせいか、土方副長のことを思い出して
しまった。とかなんとか言いながら、私は大河「新選組!」を最初の
5話しか見ていないんだけど。ははは

なんかまた幕末にハマりまくていた頃の気持ちが蘇ってきてしまった

私が一番好きな映画が『ブエノスアイレス』なら、
一番好きな本は『燃えよ剣』
何度読み返したか忘れてしまった。
私の手元にはカバーの擦り切れた文庫本が2冊。
そしてまたパラパラと読んでみる。

土方歳三が病床の沖田総司に、「男の一生」というものを「刀」に
たとえて語る。下巻のこのくだりが特に好きだ。
そして函館戦争の末「新選組副長が参謀府に用がありとすれば、
斬り込みに行くだけだよ」と言って絶命するところと。

かっこいい・・・
自分の考えをきっちりと持ち、目標に向かって努力することを
惜しまない、そういう人をかっこいいと思う

さて、新選組。
今さらながら大河のDVDを見ている(笑)。
今ちょうど京都へ来て、壬生浪士組ができた頃だ。
あぁ、やっぱり山本副長がかっこいい~
大河ドラマ「新選組」は、新選組モノにしては珍しく近藤勇が
主人公だが、個性的なメンバーが多いせいか、な~んか香取くんの
存在感が薄い(爆)
藤原竜也の沖田総司も私のイメージと近いので結構好き

新選組ファンの中でも土方ファンはダンダラ羽織と軍服の歳三が
見られるのでビジュアル的にも2倍楽しい。
また京都時代と戊辰戦争時代とも話が面白いので、ここでも2倍。

あぁ、幕末。
押し入れに仕舞い込んでいた幕末関係資料の箱を再び紐解く







「家守綺譚」  梨木香歩

2007-04-01 20:59:06 | 読書録
「イエモリキタン」と読む。

たまたま取ったフリーペーパーに紹介されており、気になって購入。
何が気になったか・・・・それは場所である。
はっきりとは書かれていないが、どうも「山科」あたりが舞台らしい。
山科(ヤマシナ)は京都と滋賀の県境、私にとって馴染みのある土地だ。

そしてまた、かる~く“妖し”系なのだ。
時代は100年前、明治の頃。
時間は今よりゆったり流れ、まだ河童や鬼、狸や狐等が人間と共存していた頃の話。
売れない作家の青年とそれら妖しのほのぼのとした交遊録である。

なんだか怪しげだけど、怖くない。
多少不気味ではあるんだけど、癒される。
そんな不思議な雰囲気の作品。

情報過多、目まぐるしく過ぎていく時間。
そんな息苦しい現在に疲れたとき、ふと心を和らげてくれるお話だった。

起伏の激しい作品ではなく、静かに流れていく作品なので
静かで、風通りのよいさわやかな場所で読みたい本だ。



最初、内容だけで本を買ってみたのだけれど、
よく見ると作者の名前に覚えがあった。

あぁ、「西の魔女が死んだ」の人だ。
少しファンタジーをからめたストーリーを、キレイな文章で書く人だ。