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インテリアコーディネーターのブログ。
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1月24日 「かけひき」

2006-01-24 | ひとりごと
日本語にはいろいろあるが、大キライなことばがある。
それが「かけひき」。

年齢を重ねれば重ねるほど、このことばに遭遇する機会は増えたようにも思う。そしてそのことばに行き着く度に、少しゲンナリする。
「まっすぐ」に生きていくことはできないものか。と。

世間は、ライブドアショックなどと言われ、株式市場はものすごく混乱しているようだ。新聞は号外が発行され、テレビは特別番組が放映されるのだから、きっと大変なことなのだろう。一企業の行ったことが日本だけでなく、世界を混沌とさせているのには、ただ単純に驚いてしまう。

正直、「風説の流布」とかいうものが、どれほど「悪」なことなのか理解できずにいる自分自身の中で、それを理解しようとする私と、(みんなやってることじゃないの?)と冷めた目で見ている私が、共存している。

ついこの間まで、「正義」のように存在していたハズの人がたった数日間で「悪」になり、そしてとうとう「容疑者」になった。
つい、この間まで彼を持ち上げていたハズの人が、彼をけなしていた。

人と人のつながりは、あまりにもろくはかないものだと思う。

人は少なからず、その人自身ではなく、バックグラウンドと共に成り立っている。
そんなことを再確認しなければならなかった。

「私」という「自分自身」が一体どこに存在しているのか?ものすごくはかないものであるに違いないのだろう。

「人を信じること」の難しさと大切さに対する思いは、年々大きくなる。そして、手放しで人を信じることの危険さも思い知らされる。

「かけひき」。
私はこのことばに、異常な反応をしてしまう。
これが、身近に見えたとき、心がきつく閉じられるのを感じる。

せめて、自分自身は、まっすぐに居たいと思う。
そして、たとえそれが、ほんの小さな世界であっても、私はその小さな世界を大切にしたい。
それができない世の中ならば、とても寂しくてならない。