先日参加した「東京中央循環器フォーラム」の会場は、「ステーションコンファレンス万世橋」という聞きなれないビルでした。
現地へ行ってみて改めてそこが「交通博物館」の跡地であることを確認し、懐かしさと寂しさがこみ上げました。子どもたちが小さかった頃に何度も足を運んで、機関車や電車、飛行機など色々な乗り物の展示を見たり、巨大ジオラマに見惚れたりした、あの昭和の薫り漂う博物館の跡地再開発事業の結果だったのです。
さらにお隣にある旧万世橋駅の遺構は、素敵なレストランへ改装中でした。
帰りに地下鉄神田駅の須田町交差点口から入り、「地下鉄ストア」の名残を見て来ましたが、全ての店舗は閉鎖されており、不自然に長い地下通路が続くのみでした。その昔ここが商店街であった事実は、歴史に消えようとしていました。
アキバの電気街の向こうにスカイツリーがアタマを覗かせる新しい景色、変わりゆく東京の象徴でしょう。