夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

カンフー・パンダ

2008年09月22日 | か行の映画
Story
中国の山深い村に住むパンダのポーは、村の“龍の戦士”の言い伝えを信じていた。父親はラーメン屋を経営していたが、ポーの憧れはカンフー。村のヒーロー、マスター・ファイブのようなカンフーの達人になるのを夢見ていたが現実は厳しかった。ある日、極悪カンフー・ウォリアー、タイ・ランが龍の巻物を狙い、村にやってくるという噂が流れる。巻物を守る“龍の戦士”が村から選ばれると聞き、ポーは武術大会に出場することに…。(goo映画より)
2007年/アメリカ/マーク・オズボーン & ジョン・スティーブンソン監督作品





評価 ★★★★

前半は、状況説明のようなセリフばかりが続くので、ちょっと飽きて来たけど、物語の中盤でタイ・ランが刑務所を脱走するあたりから、やっと面白くなってきました。
パンダのポーを始め、キャラクターがみんなユニークで可愛らしかったです。特に、カンフーのお師匠さんが、スターウォーズのヨーダを彷彿とさせるものがあって面白かったですね。

キャラクターデザインもさることながら、モーションキャプチャーなどのCGの動きも凄い。キャラ達の表情もまるで人間の表情のようにリアル。更にカンフーの動きは、迫力があって見応えがありました。

地元の映画館では日本語吹き替え版でしか上映していなかったので、日本人俳優による吹き替えでの鑑賞となってしまいました。。本当だったら字幕スーパーで観たかったですね。。
マスター・ファイブ達やお師匠さんの声は違和感が無く、それなりに良かったのですが(タイガー役の木村佳乃はうまかったです!)、肝心の主役のパンダの声:山口達也は今ひとつだったのが残念だったかな。。一生懸命成り切って演じようとしているのは伝わってくるのだけど、滑舌が悪くて聞き取りづらいのが難点でした。

これはいつも思ってることなのですが、アニメの吹き替えに俳優を使うのは、下手すると作品の雰囲気を壊しかねないなぁと。。上手い俳優さんを起用するならいいのですが、できれば、作品のためにもちゃんとした声優を使ってほしいところですね。

吹き替えという点を差し引いても、この映画は大人が観ても充分に楽しめる、なかなか奥の深い内容の作品に仕上がっていました。この映画の優れているところは、単にパンダが強くなってカンフーを極めるだけに留まらず、カンフーを通して自分を信じることの大切さをテーマに描かれているところですね。
こういう観終わって心が温まる、勇気づけられる映画は大好きです。





評価 ★★★☆☆

確か、歴史上初めて宇宙旅行を試みたのは古代中国の人で、椅子にロケットをたくさんくくり付けて飛び立とうとした。と、子供の頃に本で読んだことがありました。ググってみると、どうやらフーさん、または、ホーさんという人らしいです。
パンダのポーとどことなく響きが似ていて、もしかしたら、ポーのモデルはこの人なのかもと思ってしまいました。
どうしてこんなことを考えたかと言うと、マスター・ファイブの演舞を見ようと、ポーが椅子にロケット花火を取り付けてジャンプしようとするんですね。この場面で、宇宙旅行の故事を思い出したからです。

どちらも夢想家だったけど、ポーの方は、見事夢を実現しちゃいました。
この映画は、nyancoに付き合わされて観に行ったのですが、アニメといえども、ドラマ部分がしっかり描かれているので、大人が見ても勇気づけられるところのある作品に仕上がっていました。



どうしてパンダのポーがユキヒョウのタイ・ランに勝てたのか!?徹底検証!コーナー

ろくに修行もしてないパンダが、どうしてカンフーの達人のタイ・ランをやっつけられたのか?
アニメといえども、ありえねぇー展開をwancoとnyancoで検証してみました。


タイ・ランが復讐心に支配された闘争心のかたまりだったのに対し、一方のパンダのポーには闘争心がなく、唯一ピュアな心の持ち主だったため。

脂肪が多すぎて秘孔が効かない。


タイ・ランとポーでは、ひょっとしてカンフーのタイプが違ったのでは。マスター・ファイブやお師匠さんがタイ・ランに勝てなかったのは、タイ・ランと同じく”攻め”のカンフーだったからではないでしょうか。ポーだけは、”受け身”のカンフーだったのでタイ・ランに勝利できたのではないかと思います。要するに柔が剛を制したのではないかと(笑)。

ポーは、父親からラーメンに秘伝のスープなんか無かったことを聞きました。そのおかげで(龍の戦士だけに与えられる)龍の巻き物が意味することを知ったのですが、タイ・ランはその意味が分からず、混乱してしまったんですね。

もともとポーには、カンフーの潜在的能力があったのではないかと思います。というのは、食い意地で異様なパワーを発揮するところから、その才能をお師匠さんにも見出されていました。でないと、あんな短期間の修行で勝てるハズがないですよね。


映画『カンフー・パンダ』公式サイト


(「カンフー・パンダ」2008年9月 岡谷スカラ座にて鑑賞)

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2 コメント

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トラックバックありがとうございました。 (白くじら)
2009-01-09 23:33:08
こんばんは。

おー、検証までされていましたか。
私はポーが勝てたのは、食欲から繰り出されるいまだかつて誰も使ったことのない新しい拳法、いわば一つの奥義を窮めたからではないかと思いますが、そのことによって、彼自身の自信にもつながり、己を信じることができる基盤が出来あがったのではないかと思います。
とはいうものの、あの短期間ですから、才能はあったのだと思います。(^^;

古代中国の人のホーさんって、なんだか関係ありそうですね!そんこなことがありましたか。ふむふむ。

俳優さんの声優初挑戦はいい加減辞めて欲しいですねぇ。(>_<)

こちらからもトラックバックさせていただきました。
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こんにちは。 (wanco)
2009-01-13 16:07:11
白くじらさん、こんにちは。

食い意地を原動力とした新しい拳法ですね。これは、パンダにしか到達出来ない境地だったことが勝因かもしれませんね。
それから、天賦の才能も備わっていたんでしょうね。気になるのは、何故、父親がアヒルなんだ??、ということで、ポーには何か重大な出生の秘密があったりして(笑)。

俳優さんを声優に使う事については同感で、本来の声優さんも迷惑してるのではないでしょうか。
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