ちっちゃな石と、つくしんぼと、カツオブシと。

長女こいし、次女つくしのだるだる感満載漫才万歳な成長記録デス。つくしは長期入院→年1受診。カツオブシの里親になりました。

働くお母さんへ~介護休業と介護給付金

2012年11月11日 | 患児の家族として思うこと

お金の話ばかりですが。
私の失敗談をひとつ。

子どもが入院してすぐにお休みを取りたいと事務に申し出たところ
(このとき私は介護休業制度を知りませんでした)
職場の就業規則上「休職」という形になり、無給だけど(私の場合は)10ヶ月取得できます…と言われ、無給でもお休みがいただければ、と承諾しました。

ところがネットを通じて知り合った方々のアドバイスもあり、
どうやら「介護休業制度」が利用できるのでは?と疑問が湧き…
色々調べて再度事務に問い合わせたところ、

「労務に聞いたら、完全看護の病院では介護休業は取得できないと言われたから申請していない。取れないと思う。」

と言われてしまいました。

いやいや、でもですよ?
人道的に考えて、2歳やそこらの子どもを放置しておくっていかがなものでしょうか。
“完全看護”と言ってもマンツーマンじゃないし。
まだ食事やおむつなど一人ではできないし、ナースコールだって押せない。
私が休業して介護をすることは療育上必要なことではないのでしょうか??

と粘ってみたら、ハローワークに問い合わせてくれることになりました。

そこで初めて同じような境遇の方に許可が下りていることがわかり、申請していただけることになりました。

ただ…この時点で既に入院から6ヶ月が経過しており、私の収入は半年間ゼロ。

介護休業給付金は、

休業開始時賃金日額(※)×支給日数×40%
(※=休業開始時賃金日額とは原則として、介護休業開始前6ヶ月間の賃金を180日で割った額です。賃金月額には上限があります。)

で計算されるため、介護休業開始前6ヶ月間の賃金のない私は、お金を受け取れません。

結局職場の就業規則上の「休業」を10ヶ月間、その後「介護休業」を90日取得して、仕事に復帰しました。
最初から介護休業制度が利用できたら経済的に楽になったと思います。3ヶ月間は。

わが家の場合、最初の治療は結構順調だったので休業10ヶ月の間に退院して、その後自宅療養3ヶ月で保育園と職場に同時復帰と計算していましたが、骨髄回復がかなり遅く治療が延び延びで…
その期間に退院するのがやっとな状態でした。
もちろん退院後すぐには保育園には通えないので、3ヶ月ほど主人の両親に預けて仕事に復帰。
もし両親の助けがなければ、退職しなければなりませんでした。


働く母を社会的に救ってくれる制度があればいいのに、と思います。
長期病児休暇みたいなものがあればな。(もちろん主治医の意見書付きで)
お金はなくていいけど戻る場所は保証してほしい。
それと病児介護のための時間短縮勤務を制度的に認めてもらえるとありがたい。
(授乳のための時間短縮勤務的な感じで、当然その時間は無給)
もちろん子どもには代えられないけど仕事も自分の一部なので。
仕事を辞めるとなると社会的に抹消された気がしてとてもやりきれません。
母であることが第一。でも一社会人でもある。
待っててくれる同僚がいたから乗り切れました。職場復帰は私の心の支えになっていました。

職場の休業も…それぞれの就業規則によっても違うのでしょうけれど、
公務員は年度が変われば新たに休業を申請できるそうで、羨ましい限りです。
私の職場は次の休業はいつ取れるのか(どうなったらリセットなのか)怖くてまだ確認できていません。
1年も休ませて頂いた身。肩身が狭くて。雇用保険やなにかは職場が負担してくれてますからねぇ。
鈍感力で乗り切るしかないかな。


☆お仕事をなさっていて、お子さんが長期入院をされる方は「介護休業制度」が使えるかもしれません。(管轄のハローワークによっても違うのでしょうか…)

☆短い期間であれば、子の看護休暇制度(小学校就学前の子を養育する労働者は、申し出ることにより、1年に5日まで、病気・けがをした子の看護のために、休暇を取得できる)が取得できます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿