池袋の永井格税理士事務所  ながい いたる の心の通うブログです             

 池袋で事務所を開いて25年。経営者の皆様と心の通ったおつきあい。

P/Lスッキリ!「製造原価勘定」をやめてみよう

2012年05月27日 09時27分19秒 | 仕事のこと

 「製造原価勘定」を廃止してみよう ・・・・・こんなことを言ったら、

公認会計士や中小企業診断士の先生方に叱られそうです。

でも、製造原価勘定って、本当に中小企業の財務分析に必要?

 製造原価勘定を用いると、製造原価勘定の中に変動費と固定費が

混在するから、損益分岐点を求めるには新たに「変動損益計算書」を

作らなければなりません。

 そんなことをするくらいなら、いっそのこと製造原価勘定を廃止して

原価項目をすべて売上原価勘定に集合させてみては?

 こうすれば、売上原価=変動費  販管費=固定費 となって

P/Lスッキリ、事務は簡素化。役に立つ試算表が出来上がります。 

 試算表はなんと言っても理論より実益が大事! 製造原価勘定が

なくても、在庫さえ適正なら税務署は何も言いません。

 

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節税するなら、資産の部に注目!

2012年05月20日 12時28分15秒 | 仕事のこと

 節税で頭を悩ますのは、うれしい悲鳴!節税はなんといっても

利益が出た結果なのですから。

 節税したいと思ったら、まず、バランスシートの「資産の部」に

注目してみましょう。節税のネタが、たいがい幾つかころがっている

ものです。

 バランスシートの「負債の部」にある買掛金や借入金は金額が

確定した債務ですから、評価の余地がありません。

 これに対して、「資産の部」の売掛金や棚卸資産(在庫」)は

どうでしょうか。売掛金に不良債権があれば貸倒損失として処理

できるし、在庫の中に古くからの売れ残りがあれば、評価損を計上

することもできます。

 もっと進んで、「資産の部」に時価が下がってしまったゴルフ会員権や

不動産があれば、社長個人がこれらの資産を時価で買い取って、会社に

売却損を計上することも可能です。

 歴史の古い会社ほど、「資産の部」にこんな節税のネタが多くあるものです。

 利益が出ても「悲鳴」を上げないために、まずバランスシートの資産の部を

節税のためのチェックリストとして使ってみては?

 

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家を買うなら、会社より個人で

2012年05月13日 12時45分29秒 | 仕事のこと

 社長が自分の住まいを買うとき迷うのが、「会社で買おうか、それとも個人で買おうか」、

ということでしょう。

 サラリ─マンの方が住宅ロ─ンを組んでお買いになる場合は個人で買う以外に

選択肢はありませんが、会社を経営している方の場合は、「会社で買うか、個人で買うか」

で迷うことが多いようです。

 会社で買うと、まず住宅を買うために会社のお金が使えるという資金的な有利さが

あります。

 さらに、減価償却費を計上できるし、修繕費や利息などが経費になりますから、

会社で住宅を買うことはそれなりにメリットがあります。会社で買った住宅に社長が

住む場合は、会社に一定の「社宅料」さえ支払えば税務上の問題もありません。

 

 でも、少し長い目で見るとどうでしょうか。会社の株の一部を他人が持っている場合は、

他人が住宅の一部を株という形で所有していることになります。そうすると、将来社長

だけの判断で住宅を売ったり賃貸に回したりすることができなくな りますから、住宅は

「使い勝手」の悪い物件になってしまいます。

 社長一人で株を100%持っている場合でも、「使い勝手」の悪さは変わりません。

 子供さんが結婚してその住宅に住まわせようとしても、住宅が会社所有である以上

子供さんから家賃を取る必要があります。親子間の(個人間の)使用貸借のような

わけにはいかないのです。

 さらに、相続のことを考えると頭が痛くなります。会社の株はご長男に、住宅は

ご次男にそれぞれ相続させたい場合などを想定しますと、相続の前に所有権の

移転が行われ、これに伴って無駄な税金が発生することが考えられます。

 

 「会社で買うか、個人で買うか」は、それぞれ一長一短ですが、短期的には会社で

買うのが有利、長期で見ると個人で買うのが安全、というごく大まかな結論が出せ

そう です。

 

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会社の株は代表者が持とう!

2012年05月10日 08時28分27秒 | 仕事のこと

 会社をつくるときに、まず決めなければならないのが出資比率です。

だれがいくら会社に出資するか、言い換えればだれが何株持つかです。

 これには、大きく分けて「分散型」と「集中型」とがあるようです。

 「分散型」は、民主的な形態とでもいうのでしょうか、要するに複数の人が

分散して株を持つパターンで、政治で言えば「小政党乱立型」です。

 「集中型」は、ある一人の人、例えば代表者が殆どの株を一人で持つ

パターンで、言ってみれば「独裁型」です。

 

 あくまで、私の個人的な経験からですが、経営がうまくいかない会社は

概して「分散型」が多いようです。

 会社を設立したころは、資金的な問題などから複数の人が共同で出資する

ことが多いのですが、設立当初こそある意味で「独裁的」なリーダーシップが

必要なことも否めません。

 会社を設立するときは、代表者が全株、少なくとも株主総会の特別決議に

必要な3分の2以上の株を持つのがお勧めです!

 

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保険はやっぱり掛捨て保険!

2012年05月09日 08時30分29秒 | 仕事のこと

 昔、保険といえば掛捨て保険でした。

 安い掛金でおきな補償!これが掛捨て保険の真髄です。

 でも、その後山気(?)のあるいろいろな保険が登場して、

今では、長期平準・逓減・逓増・変額・終身・定期付き終身などなど、

数え上げればきりがありません。

 商品の種類が多すぎて、自分が入っている保険の種類がわからなく

なっている人がいるくらいです。

 「掛捨て保険はばかばかしいから返戻金がある保険に入りました」

-たしかに合理的な選択のようですが、返戻金がある保険は掛け金が

高いから結局は同じこと。かえって返戻金に課税されることがありますから

要注意。

 わかりにくくてリスクが大きい。こんな保険商品にまどわされないで! 

 高い掛金を払って返戻金を期待するくらいなら、掛金が安い掛捨て保険に

入って大きな補償を。そして差額は銀行預金へ-これがお勧めです。

 

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チェックリストがどんどん複雑に・・・

2012年05月08日 19時15分47秒 | 仕事のこと

 会計事務所はどこでもお客様ごとのチェックリストを持っています。

 消費税の簡易・原則の判定などはもちろん、かつては「特殊支配同族会社の

役員賞与損金不算入」という今では死語になってしまった制度があって、

こんな会計事務所泣かせの制度に適応するために、チェックリスト作成のために

膨大なエネルギーを使ったものでした。

 私のところにもチェックリストがあります。、毎年改正があるたびにチェックリストが

どんどん複雑になっていきます。改正で簡単になったのは、私が記憶する限り

先ほど「死語」と言った「特殊支配同族会社の・・・」というばかばかしい制度が

なくなったときの1回だけ。

 今年度の改正で、またまたチェックリストが複雑になりました。

リスト作って自己満足-これではダメ。チェックリストはやはり見やすくて

役にたたなくては・・・。

 

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~を制する者は・・・?

2012年05月04日 14時39分51秒 | 仕事のこと

 大学受験では、

「英語を制する者は、私大入試を制する」と言われます。

「数学を制する者は、センタ─試験を制する」とも言われます。

 でも、

「~を制する者は〇〇を制する」は、大学受験ばかりではありません。

古くは、「美濃を制する者は、天下を制する」という、いかにも戦国武将が

言いそうな言葉があるし、

最近では、

「財務会計論を制する者は公認会計士試験を制する」というのや、

「5月の連休を制する者は、税理士試験を制する」というのまであります。

 

連休後半の今日、外は雨。

こんなことを考えながら、終日、雨の音を聞きつつ何も制しないで

過ごしています。

 

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3月決算より12月決算を!

2012年05月03日 16時24分45秒 | 仕事のこと

 5月の連休は良いのだけど、3月決算の会社の税務申告期限が集中する

5月はまさに繁忙期。

 連休中は従業員が来ないから仕事ができません。だからかえって連休は

ありがた迷惑?と言うのは少し言いすぎかも・・・。

 3月決算が多いのは、国や地方公共団体の予算編成期間が4月~3月に

なっていることや、学生の卒業が3月だったりすることが理由のようですが、

これはどうも日本だけの現象のようで、3月決算というのはやってみると

意外とやりにくいのです。

 社員の給料計算や年末調整は1月~12月で計算するのに、会社の事業年度が

4月~3月だと、どうにもチグハグで決算事務に手間がかかってしょうがないのです。

外国では圧倒的に12月決算が多いそうですし、昨年私が作った社団法人も

12月決算です。 

 特に官公庁と特別な取引でもない限り、3月決算より12月決算がお勧めです。

 

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