4月と5月は、事務所の税効果会計の季節です。
私が税理士試験の勉強をしていたころは、このやっかいな「税効果会計」など
というシロモノはありませんでした。だから普通に決算を組んで、普通に申告書を
作っていたものでした。
あるとき税効果会計が出現してからは、4月と5月は壮絶な月になりました。
どういうわけか、3月決算の会社に限って税効果会計を取り入れているので、4月と
5月に税効果会計の処理が集中するのです。
税効果会計を取り入れるのは、税金について発生主義の考え方を組み入れて
適正な純利益を計算するためですが、とにかく何とか利益を出したいとう、どことなく
不純な(?)動機から税効果会計を取り入れるケースもあるそうです。
税効果会計の考え方はそれなりに難解で、繰越欠損金に対してなぜ繰延税金資産が
発生するのか、どこかピンとこない方も多いでしょう。
いずれにしても繰延税金勘定はいずれ精算されるべきもので、永久にバランスシートに
残したままで良いというわけではありません。税効果会計を安易に取り入れると、後に
なって困ることもありますからご用心。 -税効果会計は、慎重に!-
You Tubeはこちら → http://youtu.be/s3dtz23k8nI
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