釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

節分のお化け

2010年02月03日 07時24分08秒 | 季節
今日は節分。
節分については以前「亀戸天神で節分を考える」で詳しく考察しました。

さて今日は「節分のお化け」の話。

節分の日に、仮装をすることを「お化け」といいます。
京都などでは少し前までそんな風習が残っていたようです。
この日は、年越しといわれ、この日の夜に魑魅魍魎が跋扈するので、それを退治するのが、豆まきです。
そして、魑魅魍魎を驚かせる、または魑魅魍魎に仲間だと思わせて、取り付かれないように仮装したのが、お化けです。

事の起こりは、年配の女性が子供の髪型である「桃割れ」を結い、子供が成年女性の髪形の「島田」を結うということのようです。
ですから「お化け」は「お化髪」であるという説もあるくらいです。

特に関西では、花街(花柳界)に今でもその風習が残っているようです。
東京でも、松竹衣裳さんでは節分には多くの花柳界や社交場の女性が扮装をしにくると、以前聞いたことがあります。

お父さんが鬼に扮するのもそんな仮装の一種なのかもしれません。

仮装して化け物に紛れるという発想はちょっとハロウィンに似ていますね。
立春の前夜が節分で、万聖節の前夜(イブ)がハロウィンなわけです。

節分の暗闇に紛れて、災いがら身を隠すもよし、豆をぶつけられて、災いから逃れるのもよしということです。

さてもう1つの節分の風習の「恵方巻き」ですが、私がそれを最初に目撃したのは、1982年頃大阪の持ち帰り寿司屋でした。
もともと船場の風習だったといわれていますが、復活したのは1970年代の終わり頃だそうで、海苔の消費拡大を図った業界の戦略だといわれています。
まさしく最近の風習で、大阪の人も「昔はなかった。」と首をかしげるようですね。

今年の恵方は「西南西」福を呼び込むようにしゃべらずにお食べください。
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