釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

アメリカっていう桜を知っていますか?

2009年04月01日 18時11分55秒 | 四季の花
「アメリカ」という名前の桜があります。
明治の終わりごろにアメリカワシントンD.C.に渡った「ソメイヨシノ」から生まれた桜だそうです。現在もワシントンのポトマック河畔には100本程度の「アメリカ」が植えられているようです。

日本中の「ソメイヨシノ」は、一本の親木から接木されて生まれたということを聞きました。そのときに実がならないとも聞いた気がします。
ところがこの「アメリカ」は実がならないはずの「ソメイヨシノ」の実生、すなわち種からできたということです。
ちょっと不思議な気がします。
でも、種からできたのなら、クローンじゃないから、親と違うものができても不思議じゃないですね。

よくよく考えると、「ソメイヨシノ」ってどれもこれも同じ表情をしていますよね。あまり桜に個性がないっていうか・・・。
だから大量に植わっていると、あたかも一本の木のように見えてきれいなんですよね。

そうそう「アメリカ」の話でした。
そんな種から生まれた「アメリカ」もその後はやはり接木で増やしたんでしょね。
「アメリカ」はアメリカでは「akebono(曙)」と呼ばれています。日本に来たときに「アメリカ」と命名されたようです。「曙」の方が桜らしいんですけど。

「アメリカ」は小花柄(枝と花の下の萼との間の茎の部分)が非常に長く、すらりとした印象があります。この点では力士を想像させる「曙」よりもぴったりですが・・・。

というわけで帰国子女、国籍はアメリカの「アメリカ」が、新宿御苑では盛りを迎えています。



親よりもすらりとした姿です。



ほぼ満開を迎えています。(31日)



こちらは先週(24日)の画像です。一週間で右の「ヨウコウ」から「アメリカ」へ主役が変わっています。


そして新宿御苑では「ベニヤエシダレ(紅八重枝垂)」や「ソメイヨシノシダレ(染井吉野枝垂)」の咲き出しました。



ベニヤエシダレ



ソメイヨシノシダレ

まだまだ「ソメイヨシノ」は満開を迎えませんが、たくさんの人がお花見を楽しんでいました。
みんな咲いている桜のそばで楽しそう。



千駄ヶ谷門の近くの「コヒガン」

ここまでは昨日3月31日の情報です。
さて今日の青山墓地は



ソメイヨシノが五分咲きまでいきました。
4日のお花見が楽しみだなぁ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 足踏みするソメイヨシノ | トップ | 今週末も満開にならないかも... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

四季の花」カテゴリの最新記事