別冊 よもやまツレヅレ・・・

おもに名古屋と東京の食べ歩き日記。

『美先(みせん)』(新宿)

2007年06月30日 | 日本料理(東京)
http://r.gnavi.co.jp/g158632/
本店:http://www.okazaki-misen.com/

京都は岡崎、平安神宮の近くに純和風の本店をおく、
日本料理「美先」の新宿高島屋店で、おひとり様ランチ。

店内は、眼下に広がる新宿御苑の緑が面して、
黒の基調がモダンなレイアウト。

真っ白な食器にも、メニューの色合いが映えます。

お米は各地のこだわり米を使用し、
食材ももちろん、季節ならではのもの。
ご飯もおかずも月替わり、なのが魅力的

この日は、春の名残りが感じられるメニューで、
蕨(わらび)のコースをいただきました。
(3990円也、税・サ別)

食前に、
熊笹のお茶を出していただけるお気遣いが。

ほっとひと息から、お食事が始まります。

春野菜の含め煮。
新玉ねぎ、新じゃが、ブロッコリーとベーコン。

ベーコンのお出汁が、野菜にていねいに染みて、
添えの柚子胡椒味噌にもあいます。

なんでもないお野菜の取りあわせも、
京和食に相応しく、ご馳走の一皿に。

羹(あつもの)には、胡麻豆腐と穴子のあんかけ。

ねっとりとしてアツアツの胡麻豆腐は、
上品な白胡麻が、
食感のわかるほどにたっぷりと含まれて、
穴子と一緒に食べれば、新鮮な味わいに。

おかずは4品。
・スズキのお造り
・蕗と姫竹の炊きあわせ
・和牛のたれ焼き
・トマトとブロッコリーのバルサミコだれ

肉魚とも流行りのやわらかさには頼らず。
しっかりめの歯ごたえから、旨さがにじみます。

お野菜も、味のひきたつこと。
蕗がとってもジューシーでした。

そして、ご飯は石川県産の無農薬米。
アイガモ農法で栽培したお米、
茶碗に2杯ほどの量が、お櫃に入って運ばれます。

やはり炊き上がりは、
噛むほどに、少しずつ甘みが感じられる硬さ。
汁物と漬物を添えて。

デザートは、ヨーグルトプリン レモンクリーム。

ゆっくりと、じっくりと味わう…ができるお献立。

客層は様々ですが、
たまたま隣席に居合わせた若い男性客陣が、
ひと口につけ「美味しい」を連呼して、
ご飯もお櫃ごとおかわりしていたのが印象的。

老若男女、問わず楽しめるんですね。

お店を出る際に、店員さんから心温まるひと言。
「本日も、どうぞ素敵な一日をお過ごしください
おひとり様ランチも、あとを引くものです。

『クリニカ ガストロノミカ エスペリア』(西麻布)

2007年06月30日 | イタリアン&他(東京)
http://www.esperia.biz/

六本木ヒルズにほど近い西麻布のイタリアンで、
友人と、お野菜の美味しいランチ

シュバリエでもある、森克明シェフのお店です。

※シュバリエ:
 「フランスチーズ鑑評騎士の会」が任命するチーズ専門家。
 『チーズの騎士』とも呼ばれる。

ヒルズから渋谷方面へ10分弱ほど歩き、
大通りから閑静な住宅街への角を曲がったあたりに、
隠れ家のようにこじんまりと佇むお店があります。

露地栽培や無農薬栽培の朝取り野菜、そして、
シェフこだわりのチーズが使われたメニューの数々。

お昼のコースは、いろいろ選べてとってもお得。
エスペリアランチをいただきました。(¥3000円也)

まずは「サラダ革命」という名のサラダ、ひと皿。

温かいチーズソースに絡めていただきます。
たっぷりのグリーンを、フォンデュ感覚で。

ミルク飲み地鶏のスープで仕上げた、
車海老と小松菜のグリーンリゾット。

スープとチーズのコクが合わさって、
とても充実の味わいです。

メインは、
九州玄海灘スズキのボイル サフラン入りクリームソース
プロボローネチーズを添えて。


カブやキャベツ、エンドウ、ミニセロリ、トマトなど、
たっぷりのお野菜にも、サフランのソースが合います。

お料理に添えられるパンは、
自家製のグリッシーニそしてフォカッチャ。

カリカリとモチモチが両方とも。

食後にはデザートかチーズが選べます。
この日はチーズの盛りあわせをチョイス。

ブルーチーズとミモレットをいただきました。
このままワインタイムへ突入したい流れですね。
(コーヒー付)

全体的には、ややしっかりとした味わいで、
チーズのコクで食がすすむこと。
家庭的な親しみも感じられます。

お店は、日本家屋の内装を活かし、
障子窓や木のぬくもりを感じさせる柱など、和空間あり。

とっても上品で、初夏の木洩れ日を感じる室内で、
お野菜とチーズのあわせ方、を学びつつ、
ゆったりとしたランチタイムが楽しめました。

『超珈琲亭』(南阿佐ヶ谷)

2007年06月30日 | カフェ&その他(東京)
http://blog.wild-coffee-store.com/

南阿佐ヶ谷で散策がてら、素敵な喫茶店をみつけました。

今となっては住所も連絡先も不詳…、
おそらく、杉並区成田東4丁目のあたり。

ただわかるのは、
どうやら「ワイルド珈琲」という珈琲専門店が、
経営しているらしい、ということだけ。

「ワイルド珈琲」:
http://www.wild-coffee.com/

地下鉄の南阿佐ヶ谷駅から青梅街道を5分程度、
高円寺方面へ歩いた場所に、お店はあります。

大通り沿いなので、場所だけは分かりやすいですね。

まるで、なにかの事務所かと思しき店構えですが、
コーヒーの濃厚な香りが、歩道へも漂っているので、
思わず足を止めてしまいます。

看板には堂々と「超珈琲亭」の文字が。


店先には、コーヒー豆や喫茶の値段表が掲示されて、
あらかじめ安心して入れるシステム。

引き戸を開ければ、
かわいらしい店員さんが、快く応対してくれます

それぞれのコーヒーについても詳しい説明あり。
さすが専門店ならでは。

今回は、
「旬の珈琲」というメニューで、濃厚でフルーティー、
苦味もほどよい「ジンバブエ」をいただきました。

(600円也、ちなみにブレンドは580円也。豆は200g800円前後)

コーヒーはカップに1杯、
そしてポットにお代わりを1杯分、運んでくれます。

しかもローソクの火を使った保温が、
おかわりも熱々でいただける嬉しい心遣い。

これぞ、コーヒーのソムリエが佇む一角、
そんな隠れ家的空間、なのでした。

『なかよし』(南阿佐ヶ谷)

2007年06月30日 | カフェ&その他(東京)
【餃子専門店】
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000954116/P011345/

週末は思い立って、美味しい餃子屋さんへ。

西荻窪にン十年在住の、
マイスター仲間から教えてもらった有名な店です。

福岡は博多の、人気の餃子屋台から、
ご主人が東京で出店したのは、唯一ここだけ。

「仲良し?」かと思いきや、
じつは、ご主人の名字と名前を略して、
「なかよし」という店名がついたのだとか。

名物かねたメインは「鉄鍋餃子」(一人前525円也)。

写真は2人前(約20個入り)。
これは、お腹が許せればひとりでもいける量だったりして…。

注文は1人前から3人前まで、鉄鍋のサイズが揃っています。

餃子というと、肉の量が気になるところですが、
ここの鉄鍋餃子は、キャベツとニラがたっぷりのお野菜餃子。
ニンニクもしっかり利いて、食がすすむ味。

もちろん外はこんがり、さくさくそしてパリパリ。
中は野菜のジューシーな味わい。
酢醤油と柚子胡椒でいただくのが、お店のおすすめ。

夕方からの開店で、
アルコールを片手に、夏場にもぴったりの鉄鍋餃子。
もろもろ、「お疲れ様~!」な気分になれるひと時。

その他、九州に所縁ある肉魚や野菜のひと皿も数々。
宮崎地鶏の炭火焼と、レバー煮もいただきました。


週末なら満席が続くので、予約がやはり無難。
午後3時ごろから、予約連絡の受付が可能だそうです。