別冊 よもやまツレヅレ・・・

おもに名古屋と東京の食べ歩き日記。

『VINO HIRATA(ヴィノ ヒラタ)』(麻布十番)

2009年09月10日 | イタリアン&他(東京)
【イタリアン】

(参考サイト)
http://jin3.jp/kameiten2-2/vino-hirata.htm
http://rp.gnavi.co.jp/ns/5237190/

地下鉄の駅から「パティオ十番」の通りを抜けて、
左へ少し歩いた小さなビルの2階。

3階には系列店の『クッチーナ ヒラタ』が構えており、
いずれも夜は上品な正統派イタリアン。

両店の美味しさをお手頃にいただけるのが、
数ヶ月前から始まった「ヴィノ ヒラタ」のランチタイム

テーブル席もカウンターも日当たりよくて、居心地のよい空間です。

(メニュー)
・トウモロコシの冷製スープ
・サーモンのクリームパスタ
・ミラネーゼカツレツのプレート
・凍らせたプリンとピスタチオのアイス
・二種のパン
・コーヒー、プティフール
(ランチコース3000円也、デザート料別)





コースは三種類のプレフィクスで、
前菜、パスタ、メインの王道コースなら3000円ちょうど。

ワンコインだけプラスすればデザートも。

ランチでも、
夜のお料理に共通するメニューが選べます。

冷たいスープやデザートは、暑い季節の思いやり。

パスタもランチにちょうどよい分量で、
サーモンの優しい旨みがひきたちます。

カツレツのお肉はいずれも美味しくて、
とくに仔羊のやさしくジューシーな味わいが印象的。

できるだけ未熟なラムを使うお店のこだわりがわかる、
これは夜のお食事にも、ぜひ訪れてみたくなるひと皿でした。

デザートアイスはピスタチオのコクと香ばしさが生きた味。
ソルベ状のプリンも口あたりがおもしろく、新しいスイーツです。

イタリアンならではのパスタランチを、
よりお洒落に楽しくいただけるひとときです

『ST.HUBERTUS(サント ウベルトゥス)』(銀座)

2009年09月05日 | イタリアン&他(東京)
[別冊のみ掲載]

http://www.takamatsu-inc.co.jp/sthubertus.html
http://r.gnavi.co.jp/g172910/

「Sun-mi高松(サンミタカマツ)」のイタリアン、
銀座は数寄屋橋の一角を少し歩いたビルの8階です。

欧風の趣ある調度にかこまれた仕切りのテーブル席は、
半個室の感覚で、落ち着いていただける空間。

友人の長年のお知り合いのご縁で、
素敵なおまかせコースをいただきました

(メニュー)
・アミューズのサーモンのシューと鮭ハラスのグリル
・鶏胸肉とカポナータのミルフィーユ仕立て 生ハムサラダ
・海老とポルチーニのクリームパスタ
・ヒメジとホワイトアスパラガスのグリル
・口直しのゼリー ベリーソースとクリーム
・無花果のヨーグルトソルベとタルト ティラミス
・パン、コーヒー
(お食事代不記載、目安おひとり5000円~グラスワイン込)



※いずれもとても素敵なお皿でしたが、
 都合により写真はほんの一部です。

フルーティなチリ産のシャルドネとともに。

アミューズ、前菜ともに生地がとても美味しく、
ひんやりとレアな鶏胸肉も噛むほどに旨みがあります。

パスタにたっぷりのキノコはすでに秋の味。

ヒメジはスズキ科の白身、ジューシーで香ばしく、
オランデーズ風のソースに好く合いました。

なんといっても、無花果づくしのデザートは感動的。

クリーミィなソルベもタルトも、
無花果の爽やかながら濃厚な味が口いっぱいに広がります。

こちらはパンも大変美味しくいただきました

銀座の店舗は、
ビル全体がグループのレストランとなっており、
銀座ならではの華やかさと気品が漂います。

『リストランテ キオラ』(麻布十番)

2009年09月05日 | イタリアン&他(東京)
[別冊のみ掲載]

http://www.kiora.jp/
http://r.gnavi.co.jp/a466133/

麻布十番駅から大通りを南へ少し歩き、
角を右へ曲がるとすぐ、ひっそりと佇むビルの一角。

暖かな光が窓にこぼれ、
ドアを開ければ、お店の方が待ちかねて出迎えてくれます。

白を基調とした清潔感と奥行きある店内

季節の魚介やお野菜に、イタリアンの香りが満ちていながら、
日本古来の調味料や発酵食品が絶妙にとりいれられた、
斬新なアイデア溢れる素敵なコースをいただきました。

(メニュー)
・アミューズ 烏賊の鶏肉と豚肉の腸詰仕立て 烏賊墨のソース
・水ダコと野菜のカルパッチョ 昆布のシート
・新サンマの片面焼き カポナータとサンマのアンチョビソース
・甘エビのリゾット 甘エビのタルタル添え
・ズワイガニのトロフィエ 八海山ソースとディル
・和牛ホホ肉の煮込み 大徳寺納豆のソース
・モッツァレラのムース 桃とショウガのマリネ
・ゴルゴンゾーラのスープと桃のジェラート
・パン、コーヒー、プティフール
(プレフィクス7800円のコースをアレンジ 税・サ別)









六名テーブルでの会食にて、
お料理はシェフがおまかせ仕立てでご用意くださいました。

食前からスプマンテ、そしてトスカーナの赤ワインとともに、
魚介使いのインパクトあるアミューズからはじまります。

なんといっても前菜の新サンマは、片面が香ばしく、
裏側はほとんどレアで、まるでカルパッチョ感覚に楽しめるのは、
食材が新鮮でなければかなわないひと皿。

リゾットもトロフィエの手打ちパスタも、
甘エビやカニの香りが高く、まろやかなソースに包まれています。

パスタソースには、日本酒の八海山が使われているのも驚き。

お肉はほどよい口あたりのホホ肉が網脂に包まれて、
コクのある大徳寺納豆のソースと好く合います。

口直しの小さなグラスは、桃とショウガの粗みじんにしたマリネに、
泡状のチーズが添えられてこれも新しいひと口。

桃のジェラートとゴルゴンゾーラスープの取りあわせも、
フルーツの甘みとチーズの塩みがひきたって美味しさに。

いずれのお皿も、
美しさとともに「香り」を大切にされているのが印象的で、
香りと味わいでも美味しく楽しませていただきました。

※『大徳寺納豆』
京都大徳寺に伝わる大豆を発酵して熟成させた古来からの保存食。
糸を引くタイプの納豆とは異なり、味わいは赤味噌や豆鼓に近い食品。

『リストランテホンダ』(外苑前)

2009年08月13日 | イタリアン&他(東京)
http://ristorantehonda.jp/index.html
http://allabout.co.jp/gourmet/eatoutshuto/closeup/CU20060815A/

ベルコモンズの角を曲がってほどなくのお店。
店構えはおどろくほどコンパクト、白を基調とした明るい店内です。

和のテイストが絶妙に見え隠れするコースをチョイスしました

(メニュー)
・無花果とイタリア産生ハム
・アミューズの枝豆のムースと燻し鰹
・ホワイトアスパラガスと貝類のサラダ みょうがドレッシング
・イタリア産ウサギとオリーブのほうれん草フェットチーネ
・大分産の穴子と茄子とフォアグラのソテー バルサミコソース
・桃のラビオリ バニラジェラート添え
・パンと三種のフォカッチャ
・食後のコーヒー
(夜のプリフィクスコース7875円也、税込・OP追加料サ別)







イタリア産リースリングのあとソーヴィニヨンとともに。

食前にいただいた佐渡島産の無花果が、
とっても甘くて濃厚な味わいなのがとくに印象的でした。

ウサギのお肉は、鶏のささ身と思しき外観でも、
とっても香り高くてジューシー。存在感があります。

肉厚でワイルドな穴子も茄子とフォアグラに好くあって、
深みのある香ばしさが味わえます。

ピンク色に透き通るゼリー生地をラビオリに模した、
アイデアとデザイン性溢れるデザートひと皿も面白く。

洗練された都会的な空間で、
思いやりある家庭的なサービスをいただけるのがお店の魅力

座席数のわりに、サービスマンの人数が充実しており、
ほぼ満席のなかをとても快適に楽しませていただきました。

『BAR CAMARON(バル カマロン)』(神谷町)

2009年07月31日 | イタリアン&他(東京)
[別冊のみ掲載]


【スペイン料理・スペインバル】
http://www.k2.dion.ne.jp/~gama/camaron/bar.html
http://www.camaron.org/
(地下鉄神谷町駅・御成門駅下車)

神谷町駅から東京タワーを左手にみながら歩き、
小路を右手に入ったところにあらわれる住居の1階。

ドアを開ければ、
淡いライトの奥に厨房に面した小さなカウンターと、
壁際には数個のテーブル席。

ご近所の常連さんにきっと支持されているはずの、
美味しいお店、そんな雰囲気の間口です。

お店の方におまかせで組み合わせていただきました。

前菜にはアボカドと蟹肉のペーストのトースト、
そしてを鶏レバーをホイップしたペーストのピンチョスも。



とくにこの二品は次回もぜひいただきたい逸品

大きなマッシュルームのオリーブ煮に続き、
魚介と野菜がたっぷりのパエリア的な土鍋ご飯。

これらをスペインビールやシェリー酒とともに。

クレームブリュレのデザートもいただいて、
おひとり6000円弱…これはとってもお手頃です。

都心の住宅地で、夜が更けるのを忘れつつ過ごす、
楽しいお喋りが似合う美味しいバル…。

『カマロン』さんは、他に姉妹店が二店あり、
そちらはスペイン料理のレストランになっています。


    

初秋に再訪問していただいたメニューの一部

ベーコンを巻いた帆立のグリル

秋シャケと海鮮の土鍋炊き

ラズベリーのシャーベット ミニキウイ添え