砂地でスタック

買い物ついでに内灘海水浴場に立ち寄ってきました。



この辺りは内灘砂丘の南端で金沢市との市境。
海岸まで約300m幅で砂丘が広がっています。



画像のクルマは砂地でスタックしているようです。
能登半島の千里浜(羽咋市～宝達志水町)は砂浜の海岸線をドライブできることで知られる"なぎさドライブウェイ"で知られていますが・・・
内灘砂丘の海岸は千里浜へと続く海岸線でおんなじようクルマである程度走れそうに見えますが、砂の粒子が違うので普通のクルマがドライブを楽しめるような場所ではありません。
奥(海岸線)へ行くほどスタックしやすくなっています。



散歩にきた母娘のようですが、女手ひとりでは・・・
救出に行こうか・・・



と思って見ていたら、通りがかり(犬の散歩中)の女性が助勢。
スタックしたところは比較的硬い砂地であっという間に脱出成功！
大型のわんちゃんが楽しそうに尻尾を振って応援したおかげかも。



やれやれ、よかったと思っていたらここにもスタックしたクルマが・・・
こちらは随分海岸に近づいていて、タイヤは既に砂地に深く潜り込んでしまっています。
相当無理やりしゃっくたような感じです。
遠目でしか見ていませんが、旧式のＦＲ(後輪駆動)の2ドアハードトップで車両重量はかなり重いクルマ。
そう簡単には出ないかも・・・



長い時間がんばっていたようですが・・・疲れたのか、それともあきらめたのか座り込んでしまっています。



ほんの直ぐそばには4輪駆動のクルマも数台いて、助けを求めればいいのにと思ってしまいますが・・・
同じＦＲオーナーとして、多少の経験はあるので技も知恵もあるので手伝って・・・って思ったものの、私たちには近づかないでオーラがものすごくて・・・



なんだか微妙なふたりの位置関係・・・

しばらくして友達らしきクルマ(4駆のミニバン)が救出に駆けつけたので、結局、私の出番はなし。最後まで見届けることなく帰らさせていただきました

【注意】軟弱な砂地ではオンロード用の4駆のミニバンではスタックすることも。へたすると二重遭難ってことにもなりかねません。内灘～羽咋にかけての自動車屋さんはこの手の砂地にスタックしたクルマの救出は日常茶飯事で慣れているので、プロに任せるのもひとつの方法です。

※塩分を含んだ海岸の砂を巻き上げたクルマは直ぐに十分な洗車が必要です。クルマの奥深くまで細かな砂が侵入しています。一部スタンドなどには底面用の洗車機もあるので念入りに洗車することをおすすめします。クルマが大事なら砂浜へは行かないのが一番賢明なんですが。



内灘海水浴場周辺をパトロール中のおまわりさん。
何かあっても住宅地やショッピングセンターがすぐそばにあり、遅い時間でも散歩を含めひとが出入りしているので、誰にも気付かれず孤独ってことはなさそうです。